【小型インコ】サザナミインコの性質・特徴や鳴き声と値段について

2016年10月12日インコ種類

サザナミインコのターコイズ

今回紹介するのは、近年人気が急上昇しているサザナミインコです。

サザナミインコは、2013年に発行されたコンパニオンバード20号の企画「コンパニオンバード・ランキング」で1位を獲得するなど、注目が高まっている小型のインコです。

 

サザナミインコの特徴・性質

サザナミインコは、名前が示す通り、羽にさざ波のような模様があることが特徴です。

ただ、まだ飼い鳥になった歴史が浅く、野生でもメキシコ南部からコロンビアなどのさまざまな地域を広範囲に移動して生活しています。

そのため、どのような生態なのか、不明な部分も多い鳥です。

以前野生のインコを撮影している方々の講演でも、野生のサザナミインコを撮影された方はいませんでした。

サザナミインコは姿勢が前のめりの状態で歩行したり、エサを食べる姿が可愛らしく、愛嬌のある行動で人気が上昇しています。

バードカフェオアシスのサザナミインコ・クリームとブルー

もともと野生種は原産地の高地を活動エリアにしていたため、他のインコに比べると、寒さに強いという性質もあります。

サザナミインコの性格

サザナミインコの性格は、おっとりしていて、温厚です。

あまり攻撃性を示さないため、飼い主に咬みつくことも少ないと言われています。

さらに、スキンシップも大好き個体が多く、インコの中では飼いやすいインコといえます。

 

サザナミインコのカラーバリエーション

サザナミインコはカラーバリエーションも非常に豊富です。

愛好家が品種改良を行うことで、様々な色変わりの品種が誕生しています。

野生種と同じグリーンのノーマルの個体に加え、以下のようなカラーバリエーションが生まれています。

  • ターコイズ
  • コバルト
  • オリーブ
  • モーブ
  • ルチノー
  • クリームイノ

飼い主手の中に包まれているサザナミインコブルー(ターコイズ)

そのほかにも遺伝的要素によって、羽の色が異なる子が産まれることがあります。

元々はノーマルのグリーンがよく飼育されていましたが、ヨーロッパなどで品種改良が盛んに行われた結果、さまざまな色の種類が生まれました。

 

サザナミインコの鳴き声の大きさは?

サザナミインコの鳴き声が小さく、とても可愛らしい鳴き声です。

ぷいぷいといった鳴き声に癒される飼い主も多数発生しています。

 

サザナミインコの基本データ

  • 小型インコ
  • 分類:オウム目インコ科サザナミインコ属
  • 英名:Barred parakeet、Lineolated Parakeet
  • 原産:中米(メキシコ南部)~南米(コロンビア・ペルー)
  • 体長:約16cm
  • 体重:約50g
  • 寿命:10~13年
  • 値段:20000円~
  • 食性:果食性(果物や種実類が主食)or穀食性(穀物や種子類が主食)※明確な食性は不明
  • 鳴き声の大きさ:★★☆☆☆
  • お喋りの上手さ:★★★☆☆

※コンパニオンバード24号(2015年12月)の人気ランキング5位!

インコ生活のヘッダー画像

サザナミインコのよいところ(メリット)

  • 見た目や、行動が可愛らしい
  • 鳴き声も小さく、集合住宅でも飼いやすい
  • スキンシップも大好きで人にも慣れやすい
  • おしゃべりを覚える個体も

サザナミインコの注意点(デメリット)

  • 寒さに強い分、逆に暑さには弱い
  • 水を飲みすぎて、便が軟便や下痢のようになる
  • 放鳥時間が短いと肥満になりやすい傾向がある

 

まとめ・終わりに

サザナミインコは昭和の頃から日本でも飼われていましたが、ノーマルの品種はやや地味のため、あまり人気がありませんでした。

しかし、ヨーロッパで盛んに行われた品種改良により、鮮やかなカラーバリエーションの種類ができました。

その結果、今は日本でもサザナミインコの人気が急上昇しています。

人への慣れやすさやサザナミインコ独特の行動など、コンパニオンバードとしてピッタリです。

おしゃべり上手なセキセイインコほどではありませんが、お喋りを覚える子も結構います。

鳴き声も大きくなく、可愛らしい鳴き声が特徴的でオススメの小型インコです。