【書評】コンパニオンバードNo26のレビュー~巻頭特集の鳥さんの食事と栄養について

コンパニオンバード26号

2016年12月10日(土)に発売された愛鳥家向け雑誌、「コンパニオンバードNo26」を入手しました。早速レビュー・書評を行っていきたいと思います。

コンパニオンバード26号は特集記事として、2つのトピックがありました。1つは食事、もう1つは災害対策・防災です。今回のレビューでは、食事に焦点を絞って紹介していきます。

コンパニオンバード26号の特集「鳥さんのごはんと栄養」
出典:コンパニオンバード26号の特集「鳥さんのごはんと栄養」

 

特集1:鳥さんのごはんと栄養

特集1は、今回、表紙の中でも最も大きい見出しとなっており、コンパニオンバード26号の中で、一番の特集内容だと思います。編集部にも鳥の食事に関する読者からの問い合わせが増えていて、今回の特集になったということです。取材協力されたのは、「小鳥の病院BIRD HOUSE」の眞田先生です(小鳥の病院BIRD HOUSEのHP)。鳥さんのごはんと栄養の特集のトピックは以下の通りです。

・鳥さんにとって必要な栄養って?
・シード食とペレット食
・鳥さんの食事と病気の関係
・理想の食事と副食
・手作りごはんで、愛鳥に食べる楽しみを

まず、「鳥さんにとって必要な栄養」では、ブンチョウなどのフィンチ類のスズメ目と、インコ・オウムなどのオウム目とは、必要となる栄養が異なることを表で示しています。本来的に言えば、さらにその中でも、インコ・オウムの種類、年齢、さらに産卵期・換羽期では、必要となる栄養が異なってきますが、そこまで研究が進んでいないみたいです。表のスズメ目とオウム目に必要な栄養素の目安を見たところ、スズメ目のほうがより栄養が必要みたいです。どうしても、スズメ目は身体が小さいため、オウム目のほうが必要な栄養は多い気がしますが、そうではないようです。小さいから、エネルギーが必要になってくるのかもしれません。

「シード食とペレット食」では、それぞれでメリット・デメリットを紹介しています。ここの内容は、一般的な鳥の飼育本に書かれている内容とあまり違いはありませんでした。ただし、いずれも把握しておくべきポイントではあるので、それぞれの長所と短所は覚えておきたいです。

「鳥さんの食事と病気の関係」では、食事に起因する鳥の病気を紹介しています。栄養の欠乏と過剰摂取のそれぞれの場合で、発生する症状が記載されていますが、対象の栄養が、たんぱく質(アミノ酸)、脂肪、炭水化物の3種類のみだったので、できれば、ビタミンやミネラルについても記載が欲しいと感じました。最も摂取しづらいのが、ビタミン・ミネラルです。それらの栄養素をきちんととるためのごはんがペレットの摂取が推奨されるわけですので、ビタミンを欠乏した場合、ミネラルを過剰摂取するとどうなるかという点は、知っておきたいポイントだと考えます。

「理想の食事と副食」では、ペレット食、シード食の場合の理想的な食事の与え方を紹介しています。それだけで必要な栄養素は摂取可能な総合栄養食であるペレット食でも、単体で与えるだけでなく、野菜や果物の副食(20~30%程度)も用意することを推奨しています。逆にボレー粉や塩土はミネラルの過剰摂取を防ぐため、与えないほうがよいそうです。
シード食の場合は、殻付きのシードを与える、できるだけ色々なシードを混ぜる(混合シード)、ヒマワリの種・麻の実など脂肪が多いものは避けるといったポイントが紹介されています。偏食を防ぐため、与えきってからの補充することが大切と説いています。副食として、緑黄色野菜・イカの甲・ボレー粉・サプリメントも栄養バランスの観点で必要性があるとのことです。
また、ダイエット中の場合の食事について言及されており、きめ細やかな配慮を感じました。

ただ、最近の鳥の食事では、シード食・ペレット食を分けるのではなく、両方を与え、それぞれの良いところを取り入れるケースが多くなってきています。そういった場合の適切性などについても記載が欲しかったかなと感じました。

最後の「手作りごはんで、愛鳥に食べる楽しみを」では、鳥のごはんを市販品を与えるだけでなく、手作りのごはんを与えることで、食べる楽しみを感じてもらうことが目的みたいです。SunnyKitchenさんが監修しています(SunnyKitchenのHP)。
鳥用の4種類ほど手作りごはんのレシピが紹介されています。さらに、今回レシピを提供されたSunnyKitchenの主催者の方が2017年2月に「愛鳥のための健康手づくりごはん」という本を出版するみたいなので、手作りごはんに興味がわいた方は、書籍も読んでみてもよいかもしれません。

 

今回のコンパニオンバード26号の書評・レビューは特集記事である「鳥さんのごはんと栄養」にフォーカスしました。内容としては、鳥の食事について一通り網羅され、まとまっており、こちらを参照することで、鳥の食事についてどのように考えればよいかという考え方を身に着けることができます。ただ、最近多い、ペレット・シードの混合食についての言及も欲しかったです。あと、出てきた表は出典先の明記がないのが気になりました。

引き続き、ほかの特集記事や内容についてもレビューを行いますが、文章量の関係で、別途アップしたいと思います。

コンパニオンバード No.26

 

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