飼い鳥の食事「シードからペレットに切り替える方法」~様々な方法と根気強いアプローチが大切

シードからペレットへの切り替え方法

今回は、シードからペレットへの切り替え方法を紹介したいと思います。

前回、前々回と、飼い鳥の食事として代表的な、「シード」と「ペレット」の2種類を紹介しました。

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飼い鳥の食事・ペレット編~飼い鳥の栄養バランスを考えた総合栄養食

シードとペレットには、それぞれメリット・デメリットがあり、どちらが優れているということはありません。しかし、鳥が病気になった時のことを考えると、普段からペレットを食べ慣らしておきたいです。理由は、病気の療養食として処方されるのが、ペレットだからです。病気で食欲が落ちている愛鳥が、ペレットを食べ慣れていない場合、療養食用のペレットは食べられない可能性が高いです。そうすると、治る病気でも、栄養が足りず、悪化しまいます。そういった万が一のために、飼い主としては、日頃から、ペレットを摂取できるようにしておきたいです。

■ペレットへの切り替えは難しい

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ただ、もともと鳥は野生の頃、シードを主食としてきました。そのため、ペレットとシードを比較すると、シードの方が美味しいと感じる鳥が多いです。その結果、シードを食べてきた愛鳥にペレットを食事に与えてみても、最初は好まず、食べないケースがほとんどです。ここで愛鳥家の方がペレットへの切り替えに失敗し、諦めてしまいます。ただ、総合栄養食のペレットは、栄養バランスや前述した病気になった場合を考えると、普段から与えておきたいです。そこで、今回、シードからペレットに切り替えるための、様々な方法を紹介したいと思います。

※今回のペレットへの切替方法は、2016年11月3日に開催された「インコサミット」のバードコンサルタント・柴田氏の講演内容を参考にしています。

 

◆ペレットへの切り替え方法

  1. シードの割合を徐々に減らし、その分ペレットを配合する
  2. ペレットをパウダー状にして、普段の食事にふりかける
  3. 好きな野菜・果物を利用
  4. 時間帯を区切る
  5. ペレットを直接、飼い主の手から与えてみる
  6. 飼い主が美味しそうに食べてみる

1.シードの割合を減らし、その分ペレットを配合する

いきなり食事をシードからペレットに切り替えても、食べられないことが多いです。万が一の場合、一切ペレットを受け付けず、衰弱することもあります。そこで、まずは、今まで与えていた量のシードを少し減らして、その分ペレットを与えます。

2.ペレットをパウダー状にして、普段の食事にふりかける

ペレットを少量混ぜていても、インコや文鳥さんが、興味を示さず、まったく食べないケースもあります。その場合、少しでも、口にペレットを含んでもらうことを目的にします。そのために、ペレットをすりつぶして、パウダー状にして、それをシード食に振りかけます。それによって、シードを食べる際に、一緒にパウダーのペレットも口に入ります。そうして、ペレットを食べなかった鳥に、まず食べてもらうという関門をクリアしてもらます。

3.好きな野菜・果物を利用

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ペレットの味が苦手な場合、好きな野菜や果物と組み合わせることで、鳥が食べるケースがあります。果物・野菜を細かく切り刻んで、ペレットと混ぜ合わせたり、果汁を絞って、ペレットに染み込ませたりします。そうすることで、苦手なペレットに鳥さんが好きなものの味やにおいがつき、食べやすくできます。

4.時間帯を区切る

休日など一日中、鳥と触れ合える日を利用して、午前中はペレットのみ与えてみます。午後からはシードを足すといった風に時間帯ごとに分けて与えます。

5.ペレットを直接、飼い主の手から与えてみる

普段おやつを飼い主さんが直接与えている場合などで有効なケースがあります。飼い主さんの手からもらえるもの=美味しい食べ物と鳥が学習していると、食べてみるケースもあります。

6.飼い主が美味しそうにペレットを食べてみる

飼い主にとっては、究極的な方法ですが、愛鳥は飼い主が食べているものに興味を持っています。飼い主さんが食べているものを食べてみたいと思う個体もいるので、鳥の近くで飼い主さんがおいしそうにペレットを食べてみます。すると、ペレットに興味を示して食べてくれる事例もあったそうです。ちなみにペレットは鳥が食べられる食事なので、もちろん人間も食べることができます

 

鳥用の療養食もあるラウディブッシュのペレット

今回紹介したもの以外にも、色々な方法はあります。鳥は集団で食べる習性を利用して、ペレットを与えた後、飼い主たちも食事をするといった方法も有効かもしれません。鳥さんが食べてくれそうな方法を飼い主さんが色々考えたり、調べてみることが大切です。

 

■まとめ・終わりに

今回、シード食だった鳥さんをペレットに切り替えるための工夫を紹介しました。シードを食べていた鳥はそのままペレットを与えても、食べようとしないケースが多いです。そこで、切り替えるための方法を6つ紹介しました。インコサミット御茶ノ水の講演でバードトレーナーの柴田氏が仰っていたのは、

『飼い主が努力し、諦めなければ、鳥がペレットを食べられなかったことはない』

ということでした。元々シード食でペレットは食べ慣れていない個体には、確かに切り替えるのは難しいかもしれません。しかし、飼い主さんが愛鳥にペレットを食べさせようと試行錯誤すれば、食べてくれるようになる方法が必ずありますただ、もちろん、その方法を見つけるのに時間がかかる可能性があります。ペレットに切り替えたい場合は、長期戦になると思い、焦らず、じっくりと取り組みましょう。

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