【鳥ニュース】夜のオウム「ナイト・パロット(ヒメフクロウオウム)」が100年以上ぶりにオーストラリアで生息が確認!

2017年9月14日に、オーストラリア南部サウスオーストラリアで、「世界で最も発見困難な鳥」と言われている、夜のオウム「ナイト・パロット(ヒメフクロウオウム)」のものとされる羽根が発見されたと発表がありました。発見者は、自然研究家のジョン・ヤング(John Young)氏と、オーストラリア野生動物保護委員会の生態学者、キース・ベルチェンバース(Keith Bellchambers)氏の2名です。ジョン・ヤング氏は、2013年にオーストラリア北東部クイーンズランドでもナイトパロットを撮影したとして、その後も生態を追っていました。

ナイトパロットは、すでに絶滅されていたと考えられていました。今回発見されたのは、比較的新しいナイト・パロットの羽で、100年以上ぶりに生息していることを確認されていました。

世界で最も発見困難な鳥か、豪南部で羽根見つかる(AFPBB News)

※今回の発表では、ヒメフクロウオウムの生体は報告されていません。

 

■ナイト・パロット(ヒメフクロウオウム)とは

ナイト・パロットは英語の名称で、日本での名称は「ヒメフクロウオウム」と言います。ヒメフクロウオウムは、オウム目インコ科ヒメフクロウインコ属の鳥類です。英語の名称が示す通り、インコでは珍しい夜行性の鳥です。

インコ本や図鑑等にも掲載されていることが少ない非常に珍しいインコです。その見た目の特徴は、Wikipediaには以下のように記載されています。

全長22-26cm。翼開張44-46cm。上面は黄緑色の羽毛で被われ、黒褐色の縦縞が入る。胸部から腹部にかけて黄色い羽毛で被われる。体側面には黒褐色の横縞が入る。尾羽は短い。尾羽の色彩は黄色で、黒褐色の横縞が入る。風切羽上面は暗灰色で淡黄色の筋模様が入り、翼下面は灰緑色で黄色の筋模様が入る。
虹彩はオレンジがかった褐色。嘴の色彩は黄褐色。後肢は長く、趾には短い爪が生える。後肢の色彩は褐色。

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■100年以上、存在確認が困難

今回、鳥ニュースとして紹介したヒメフクロウオウムは、生息密度が低い(生息している地域に存在する個体数が少ない)です。さらに、夜行性という習性で、昼間は活動していません。そのため、その生態を確認することが非常に困難なインコでした。

 

■羽の見た目と新しさからナイトパロットの生息を確認

今回の発表は、ナイトパロット(ヒメフクロウオウム)の生体を発見したわけではありません。しかし、同じオーストラリアで暮らすキンカチョウの巣から、比較的新しい羽が見つかりました。発見した羽は、小型で黄色味がかった緑色をしており、西オーストラリア博物館がヒメフクロウオウムのものと確認しました。

上記から、絶滅したとも考えられていた、ナイトパロットが生息していることを示す大きな証拠となりました。

 

■まとめ・終わりに

オーストラリア南部サウスオーストラリアで、2017年9月14日にナイト・パロット(夜のオウム)」のものとされる羽根が発見されました。ナイトパロットは、日本名ではヒメフクロウオウムという夜行性の鳥で、「世界で最も発見困難な鳥」とも言われています。

2013年にオーストラリア北東部クイーンズランドでもナイトパロットを撮影したという自然研究家のジョン・ヤング氏が、その生態を追って調査を続けた結果、今回の発見につながりました。

絶滅したと考えられていたインコが生息していたことを喜ぶとともに、さらなるヒメフクロウオウムの生態の調査の進展が期待される鳥ニュースでした。

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