放鳥のやり方!注意したい3つのポイントー愛鳥にとって家の中は危険がいっぱい

愛鳥(インコ・文鳥など)の放鳥のやり方・注意点・気を付けるべきポイント

愛鳥のお世話のなかで、できるだけ毎日してあげた方がよいお世話の1つに、放鳥があります。一日の大半をケージ内で過ごすインコや文鳥にとって、放鳥は、数少ない運動の機会です。そんな放鳥には、気を付けたいポイントがいくつかあります。

※2017年9月30日追記 多頭飼いの場合の放鳥の注意点を追加しました。

 

■放鳥は貴重な運動の機会

放鳥とは、室内などの区切られた空間に、飼い鳥のインコや文鳥をケージから出すことです。ちなみに、愛鳥家ではない人は、「放鳥=外に放つこと」と誤解しているケースもあります

飼い鳥の一日の生活の様子を見ていると、その殆どがケージの中で過ごしています。いくら広いケージを用意しても、ケージ内ではそれほどの運動量を確保することはできません。そうすると、運動不足に陥ります。さらに、飼い鳥は食事が毎日与えられているので、脂肪がたまって肥満になるケースもよく発生します。

肥満の原因となる、運動不足を解消するのにインコに必要なのが、放鳥です。

 

■放鳥の効果・メリット

放鳥がインコに及ぼす効果を紹介します。1つ目は運動不足解消です。インコはケージの中だけで暮らしていると、運動不足に陥りがちです。特にケージ内では、飛ぶといった鳥の基本行動ができません。そのため、食べたごはんのカロリーを消費できず、脂肪がついて肥満になるといった問題も発生します。放鳥することで、室内などの限られた空間内ですが、飛んだり移動できるので、鳥に必要な運動量を確保することができます。それによって、肥満になるのを予防し、肥満を改善することが可能です。

2つ目は、ストレス発散です。普段はケージの中にいることで、ストレスが溜まります。人間でも、室内にずっと籠っていると、ストレスが溜まり、気分転換に外に出掛けたくなります。インコや文鳥も同じです。むしろインコや文鳥は、人間でいうところの2歳児程度なので、もっと外に出たいと思っているかもしれません。狭い空間から、広い空間の中で、行動することによって、愛鳥はストレスを解消することができます。

インコの放鳥やり方・効果・メリット

 

■放鳥の方法・やり方

放鳥の方法は、それほど難しいものではありません。愛鳥が生活しているケージに設置されている扉・入り口を開け、中から出てくるのを待ちます。手乗りのインコの場合は、ケージの入り口に指を持っていてあげて、手に乗るのを待ってあげてもよいです。

放鳥すると、室内の色々なところに飛んでいきます。鳥は糞を我慢できず、色々なところにしてしまうので、放鳥時には、服などが汚れないようカバーを用意しておきましょう。さらに、お気に入りの止まり木のスタンドや、バードアスレチックを用意してあげると、そこを重点的に遊ぶようになります。

放鳥時間は、これだけ必要といった基準はありません。1日1時間といったケースや、愛鳥が満足してケージに戻るまでといった場合もあります。ただ、愛鳥は規則正しい生活を好むので、朝起きてきた後や、夕方といった、毎日同じ時間帯にできるだけ放鳥してあげるのがオススメです。

 

■放鳥で気をつけたい注意点

放鳥は、愛鳥にとって楽しい時間ですが、注意したいポイントもあります。

  1. 窓や扉は開いていないか
  2. 鳥に危険なものはないか
  3. 常に鳥を見守るーながら放鳥はNG

 

1.窓や扉は開いていないか

放鳥する前に必ず、窓や扉が開いていないか確認しましょう。迷子の原因は、放鳥時に窓や扉が開いていた、開けてしまったケースが多いです。必ず、窓が閉まっているか確認しましょう。また、網戸にしている場合も注意が必要です。鳥が勢いよく飛び、網戸を突き破って外に出てしまった事例もあります。網戸だからといって、安心してはいけません。

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2.鳥に危険なものはないか

家の中、室内は鳥にとって危険なものだらけです。

  • 人間の食べ物
  • 金属製の小物(クリップなど)
  • 電気ケーブル
  • カーテンの重しの鉛

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インコは、興味があるものをかじる傾向があります。上記の室内に当たり前にあるものをかじってしまうと、感電してしまったり、中毒症状を引き起こしてしまいます。放鳥するスペースにインコに危険なものがないか、見回して放鳥する前に別の場所に移動させましょう。

観葉植物の中にも、インコや文鳥に有害なものがあります。鳥に有害な観葉植物をまとめた記事がありますので、ご参照ください→鳥にとって危険・有毒な植物まとめ~観葉植物などにご注意を

 

3.常に鳥を見守るーながら放鳥はNG

放鳥時、鳥は色々なところに出没します。高いところから、床など色々なところに移動します。2で危険なものを取り除いても、残っていたりします。そういったものがあったときに、すぐに見つけて、取り除けるように鳥の行動をしっかりチェックしておくことが大切です。さらに、しっかりインコの場所を確認しておかないと、飼い主が移動するときに、踏んでしまう事故も発生します。そのため、放鳥時はインコがどこにいるか、きちんと把握しておきましょう。テレビを見ながらや、作業しながらの「ながら放鳥」は絶対にNGです。

さらに、インコは狭い空間を好むので、壁の隙間など、人の手の届かないところに行ってしまうこともあります。そういった時に気づくためにもきちんと放鳥している間は、他の作業などはせずに、きちんと鳥の様子を見守り、観察しておきましょう。

 

☆(2017/9/30追記)多頭飼いの同時放鳥は、要注意!

多頭飼いの放鳥した際の事故がありましたので、多頭飼いの放鳥の注意点を追加します。

複数のインコや文鳥を飼われている、多頭飼いの愛鳥家の方も多くいます。その場合、すべての愛鳥を個別に放鳥させることは、時間も手間もかかり大変です。そのため、相性も良く、お互いにケンカ等しなければ、同時に放鳥させるケースも多いと思います。しかし、それまでは仲良く過ごしていても、事故は突然訪れます。ふとしたことで、噛みついてケガをさせるといったことは、起こりえます。特に、サイズの違う、異なる種類の鳥の場合、小さい方の鳥の命が危険にさらされる可能性があります

そういった事故を防ぐため、異なる種類の鳥、特にサイズ差がある鳥たちを同時に放鳥することは、控えましょう。どうしても同時放鳥する場合は、すぐに介入できる体制が必要です。常に愛鳥たちに気を配り、何かあった時は止められる位置でスタンバイします。もし、それが難しい場合は、時間や手間はかかりますが、個別に放鳥した方が安全です。

 

■放鳥後のケージへの戻し方に工夫を

放鳥というのは、愛鳥にとって、とても楽しい時間です。そのため、飼い主の方がそろそろ放鳥時間を終了しようと思っていても、帰りたくないとアピールすることがあります。そのとき、強制的に捕まえてケージに戻すと、鳥との信頼関係を崩す可能性があります。インコなどはとても賢いので、自分がされたことをしっかり覚えています。一度、嫌がる状態で戻したことで、手に乗らなくなったり、手を嫌うようになるケースもあります。

そこで、しっかり愛鳥が自発的に喜んでケージに戻るような工夫が大切です。例えば、食事が大好きなインコの場合、放鳥した後、ごはんを交換しておくと、新しいごはん食べたさに戻るかもしれません。それほど食への欲求が強くない愛鳥の場合は、放鳥後のケージに大好物のおやつを用意しておいてあげます。すると、放鳥後に特別なおやつがもらえると学習して、喜んで戻るようになったりします。

 

■まとめ・終わりに

今回は、放鳥について、効果・メリットと放鳥のやり方に加え、放鳥時の注意点を紹介しました。放鳥は一日の大半をケージ内で過ごす飼い鳥にとって、運動不足を解消できます。しかし、家から飛び出してしまったり、鳥に有害なものを誤飲したりと、注意しなければならない点もあります。特に、インコの迷子の大多数は、放鳥時に起こります。細心の注意を払って放鳥が必要です。

最後に、ケージに戻るまでが放鳥です。最後のケージに戻すところで、無理矢理や、強制的に戻そうとすると、信頼関係が崩れる恐れがあります。最初から最後まで愛鳥が楽しく、かつ自発的・喜んでケージに戻る工夫をぜひ心がけましょう。

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