【追記あり】【鳥ニュース】三重県で4月24日にタイハクオウムが殺害される事件が発生!

2018年5月4日鳥ニュース

タイハクオウムが殺害される事件が、三重県で2018年4月24日に発生(飼い主様の情報を追記)

悲しいニュースです。三重県の紀北町で2018年4月24日、ペットとして飼育されているタイハクオウムが殺害されるという事件が発生しました。先日の匿名掲示板にインコへの虐待画像がアップロードされた事件に続き、本当に酷い事件です。一刻も早く犯人が逮捕されることを願っています。

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※2018年5月7日追記 今回被害に遭われた飼い主様からご連絡をいただき、事件の詳細についてご教示いただきました。その内容を本記事に追記しています。

 

■タイハクオウム殺害事件の概要

タイハクオウム殺害事件は、2018年4月24日に、三重県の紀北町で発生しました。自宅裏で飼っていたタイハクオウムが殺害されていることを50代女性の飼い主が発見しました。発見された時、タイハクオウムは血まみれの状態で、刃物で刺されたような跡もあったそうです。また、オウムが暮らす鳥かごが入った箱の中に、刃物のようなものが残されていたとのことです。

刃物?で血まみれに…ペットのオウム何者かに殺される 飼い主「何が楽しいんか…何で…」 三重(東海テレビNEWS)

 

■近所の子どもからも人気の存在

殺害されたタイハクオウムは、♂でハクちゃんという名前でした。おはようやこんにちはなど、お喋りが上手なオウムでした。近所の子どもたちが、話しかけにやってくるほど人気の存在でした。

タイハクオウムは、真っ白な羽が特徴の大型のオウムです。お喋りが上手で、とても賢い鳥で、人にもよく馴れます。ことりカフェ上野にも、触れ合いスタッフとして在籍しており、とても可愛かったです。

タイハクオウムの太一くんはことりカフェ上野のもふもふ感No1の鳥スタッフ

 

■事件前から、嫌がらせがボウシインコにも

事件が起きる1ヵ月ほど前には、同じお家で飼われているアオボウシインコにも嫌がらせが行われていました。さらに、飼育されていた犬に対しては、3年前から嫌がらせを受けていました。

  • リードが刃物で切られる
  • 殺虫剤入りのパンが置かれる
  • 大きな石を投げつけられたりする

これらの嫌がらせ・被害に対し、飼い主の方は、警察にも被害届けを提出していました。しかしながら、残念なことに凄惨な事件が起きてしまいました。

 

■自宅の防犯カメラには男性の姿が

自宅に備え付けられた防犯カメラには、4月24日深夜の午前2時ごろに男性が、タイハクオウムが暮らす鳥かごの方向から歩いてくるところが映っていました。警察は、器物損壊の疑いで、犯行との関連を調べています。こうした生き物を殺害された事件に対し、器物損壊として扱われるのは違和感がありますが、一刻も早く犯人が捕まることを願っています。

 

■(2018年5月7日追記)飼い主様から情報提供

インコ生活にて、今回の一件をまとめた本記事を掲載したところ、被害に遭われた飼い主様から、ご連絡いただきました。事件のさらに、詳しい状況についてご教示いただきました。

○事件の経緯~騒音に関する苦情

飼育されていた犬に悪質な嫌がらせが3年前に起きたとありましたが、約5年前に飼い主の方が、三重県の紀北町に引っ越してきた際に、保健所に犬の鳴き声に関する騒音の苦情があったそうです。その時は保健所の職員が訪問され、「常識の範囲内で問題ない」と判断されたそうです。またその後にも、交番に犬がうるさいという苦情があったとのことですが、最近は苦情もなかったそうです。また、オウム・インコの鳥の鳴き声に関する苦情はなかったそうでした。

○鳥への嫌がらせの始まり

ニュース記事では、アオボウシインコのらいむちゃんが1ヵ月前に襲われたとありました。しかし、その前にも、今回被害者となったタイハクオウムのハクちゃんも3月に襲われ、胸から出血があったそうです。最初は、自分で羽を抜いて出血したと思っていたそうですが、らいむちゃんも同じ場所から出血していたため、おかしいと感じて警察に通報されました。

 

○嫌がらせを受けての対応・対策

元々は、2羽は屋外飼育で、ケージが入る大きな箱の中に、2羽のケージ2つを設置していました(外部の人間が誰でもアクセス可能な状態)。しかし、2羽に対する嫌がらせを受けたため、飼い主の方は対応・対策も行いました。屋内飼育も検討されたそうですが、先ほどの箱にトタンの扉に南京錠を付けて、外部の人間がケージに近づけないように改造したそうです。

○事件当日の発生状況

トタン扉を取り付けたことで、トタン扉を破壊しない限り、ケージに接触は不可能な状態でした。しかし、事件が起きた4月24日は凄く蒸し暑かったため、トタン扉を施錠せずに開けたままにしてしまったそうです。その結果、犯人の侵入を許してしまい、凄惨な事件が起きてしまいました。

○捜査について警察からの連絡はなし

2018年4月24日に事件が起きてから、すでに10日以上経過し、特に警察から犯人が逮捕された等の捜査進展の連絡はないそうです。また、東海テレビのニュースが5月4日に放送されてからも、特に進展はないそうです。飼い主の方は、愛する家族を失ったこと、上記のトタン扉を施錠しなかったことを悔やみ、悲しみに暮れています。ただ、「こうした犯罪はエスカレートする可能性もあるので、本当に早く犯人が逮捕されることを願います」とメッセージをいただきました。

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■まとめ・終わりに

2018年4月24日に三重県ののどかな町で、タイハクオウムが殺害されるという凄惨な事件が発生しました。発見当日の深夜に大きな音がして、翌朝確認したところ、血まみれの状態で発見されました。防犯カメラには、オウムが暮らす鳥かごの方向から歩いてくる男性の姿が記録されていたそうです。

今回の事件によって、一緒に暮らしていたアオボウシインコは、ショックを受け、食欲がなくなっているそうです。亡くなったオウムは帰ってきませんが、一刻も早く、犯人が逮捕されることが望まれます。

 

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