インコなどの愛鳥の地震・津波などの災害対策や防災、被災時の避難方法まとめ

愛鳥の地震・津波などの防災・災害対策や避難方法まとめ

日本は地震や津波、火山噴火や火災などの災害が発生しやすい災害大国です。いつ、そうした災害が発生し、被災するか分かりません。そこで、愛鳥家向けの、災害に備えるための災害対策・防災についてと、被災してしまった際の対応・避難方法についてまとめてみました。

 

■最も対策すべき災害は地震

日本の災害対策として、最も気を付けるべきは地震です。

平成の日本の地震発生状況

  • 関東大震災(大正時代)
  • 阪神大震災
  • 新潟県中越大震災
  • 東日本大震災
  • 熊本地震

上記のような大地震は、日本全土で発生しており、日本に住む限りは逃れることができません。さらに、津波や火災などの災害も、地震の2次災害として発生します。

 

■平常時からの準備・対策が重要

震災などの災害では、災害が起こってからよりも、起きる前の準備・対策が大切です。ペットの災害対策のガイドライン(リンク)を発行している環境省も、以下の見解を表明しています。

「災害時の対策は平常時の準備の延長線上にある。災害が起きてどうするではなく、平常時の備え(適正飼養等)が最も重要」

環境省の人とペットの災害対策ガイドラインの表紙

インコなどの愛鳥の場合、普段生活しているケージのまま避難することは難しいケースが存在します。その場合は、キャリーなどで移動することになります。

避難時はキャリーにインコが慣れておく必要がある

そのため、それまでにしっかりキャリーに慣れるよう、訓練・トレーニングが求められます。

 

■地震でも大丈夫なケージ設置

地震が起きた時に、発生する事象として、主に以下の3つが想定されます。

  1. ケージが落下・倒壊する
  2. 上から物が降る、タンス・棚が倒れる
  3. 窓ガラスが割れ、破片が飛散する

ケージの落下・倒壊を防ぐためには、置き場所が大切です。揺れやすい棚や机の上は避け、揺れても倒れにくい場所に設置しましょう。設置する際は、耐震マットや滑り止めシートなどを使うと、より地震の揺れへの影響を減らせます。

さらに、地震では家具や家電、様々なものが降ってきたり、倒れたりします。そのため、ケージの上部には荷物などを置かず、棚などが倒れてこないレイアウトが重要です。また、地震によって割れたガラスの破片が飛んでくる可能性もあるので、窓の近くは避けましょう。カーテンを上手に活用すれば、破片が飛び散るのを防ぐこともできます。

 

■ケージの広さ・レイアウトも大切

地震が起きると、インコや文鳥などの小鳥はパニックを起こします。特にオカメインコは突然の地震に驚き、オカメパニックを起こします。オカメパニックによって、暴れたり、羽をばたつかせ、ケガをしてしまうことも多いです。そのため、ケージの広さやレイアウトが大切になってきます。

HOEIの大型手のりケージ「615手のり」

できるだけ大きいケージの方が空間があるため、パニックに陥った時にケガがしにくいです。さらにケージ内部も鳥用のおもちゃや止まり木などを付けすぎていると、ケガしやすい環境になります。十分な空間を確保できる適切な数の鳥用品を取り付けましょう。また、地震の際にケージの扉が勝手に開かないよう、ナスカンでロックしましょう。

 

■被災時の避難か自宅待機かの判断

災害が発生し、自治体から避難指示(命令)が出た場合は、自宅に留まることの危険性が高いため、避難所への避難することが大切です。しかし、避難勧告(非命令)の場合は、自宅待機の選択肢も存在します。

避難することで、災害の危険から身を守りやすくなりますが、日常生活とはかけ離れた避難生活を強いられます。そのため、愛鳥にとっては大きなストレスになります。それに対して、自宅待機の場合、比較的日常に近い生活を継続して送ることができます。

避難か自宅待機か判断する際は、まず自治体から発表される情報が判断材料になります

避難指示の場合→すみやかな同行避難が必要(強制力あり)

避難勧告の場合→同行避難自宅待機か判断(強制力なし)

避難勧告の場合は、同行避難・自宅待機の判断となります。家屋倒壊や火災などの2次災害の恐れがない場合、自宅待機の方が愛鳥にとってはオススメです。ただし、自宅待機する場合も、すみやかに避難できる準備は必要です。

 

■避難用の必需品・便利グッズ

避難時に必要な商品としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 鳥用の食事(シード・ペレット)
  • 飲料水(軟水、※硬水はNG)
  • 移動用キャリー・ケース
  • 目隠しできる布・段ボール
  • 使い捨てカイロ
  • 飼い鳥の情報カード

愛鳥の食事は環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」では、5日から1週間分が推奨されています。避難用として備蓄しておくために、ローリングストック法がオススメです。ローリングストック法とは、普段食べているシードやペレットを1袋は在庫として用意し、使い切ったら買い足す方法です。こうすることで、避難用フードの確保に加え、備蓄フードの賞味期限切れを防ぐことができます。

通常のキャリーは、避難の際に手提げ袋などに入れることなります。その場合、片手がふさがってしまいます。そんなときに便利なのがリュック型のキャリーです。

鳥用のリュック型のキャリーケースは災害避難時にオススメ
Celltei Pak-o-Bird バードキャリーリュック

リュックとして背負うことで、両手を開けることができますので、オススメです。

 

■避難生活での保温対策・温度管理

小学校の体育館のような避難所では、エアコンなどの空調設備が不十分な可能性があります。そのため、保温・保冷などの対策・温度管理が必要になります。

保温対策は、もしお湯が準備できる場合は、お湯をペットボトルなどに入れ、湯たんぽとして活用するのがオススメです。

ペットボトルにお湯を入れて即席の湯たんぽとして保温対策に

さらに、段ボールや布のキャリーの周囲を覆うことで、気密性を少しでも高め、温度が維持できるようにします。お湯の確保が難しい場合は、使い捨てカイロが有効です。ただし、使い捨てカイロは酸素を消費して保温するため、愛鳥が酸欠にならないよう、換気を十分行う必要があります。

保冷については、叩くと瞬時に冷たくなる、瞬間冷却剤がおすすめです。

使用する際は、冷たい空気は上から下に流れる性質を利用して、ケージの上に設置します。用意が難しい場合は、水浴びなども有効です。霧吹きなどで水を吹きかけてあげることで、体が冷やされ、熱中症予防にもなります。

 

■避難所のペットの受け入れ可否を確認

自分が暮らす地域の指定避難所は、ペット受け入れ可能なのか、事前に確認しておきましょう。避難場所によっては、ペット受け入れ不可の場合もあります。また、避難所の注意事項など、事前に確認しておくことが大切です。

もし、愛鳥の受け入れができない場合や、愛鳥との同伴避難等の注意事項を満たすのが難しい場合、

  • 指定外のペット受け入れ可能な避難所に避難する
  • 飼い主は避難所で生活し、愛鳥は車の中で飼養する
  • ペットシッターや動物救護施設などに愛鳥を一時預ける

のような選択肢もあります。こうした対応も災害が発生してからでは、間に合いません。平時から情報をしっかり調べておくことが重要です。

 

■まとめ・終わりに

今回、地震などの災害に備えた、災害対策・防災、避難方法や避難に必要なアイテムを紹介しました。災害対策は、最も重要なのは、平時の準備です。突然の地震が起きたときにどれだけ準備ができているかが大切です。地震などが起きたときに、ケージの倒壊や破損を防ぐための設置場所の工夫や、避難になった場合の避難グッズの準備など、起きてからでは遅いです。準備は面倒ですが、日本は地震大国なので、いつ震災が起きるか分かりません。愛鳥を守るために、まさかに備えることが愛鳥家には求められています。

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