【インコの選び方】どんな種類のインコがよい?自分に合うインコを選ぶ4つの基準

2016年9月12日インコお迎え

インコを選ぶ4つの基準_ワカケホンセイインコ

インコを飼いたいと思った時、どんな種類のインコをお迎えするかがとても重要です。

インコ・オウムと言っても、おしゃべりが得意な種類もあれば、鳴き声が大きい種類などがあります。

そこで、お迎えするインコを決める上で、検討すべき4つの基準について解説します。

 

インコは種類によって大きく特性が異なる

インコはオウムも含めると、その種類・バリエーションはとてもたくさんあります。

インコ共通の性質や習性はありますが、その種類だけがもつ固有の習性・特徴もあります。

オカメインコルチノーの顔・鼻の様子

見た目の可愛さだけで選んでいたら、お迎えしたあとに、ギャップが生じて、後悔してしまうかもしれません。

 

お迎えするインコの種類を決める4つの基準

 インコを飼う目的は何か整理し、自分のライフスタイルを当てはめてみます。

どの種類のインコが自分にピッタリか、鳥に求める条件を考え、あなたに適したインコを見つけましょう。

どんなインコがよいか考えるために、4つの軸を基準にして考えると、様々なインコの中から、自分に合ったインコを見つけることができます。

以下がお迎えするインコを決めるための4つの軸です。

  1. どのサイズのインコが欲しいか
  2. どんな目的でインコを飼いたいか
  3. ライフスタイル上の制約はあるか
  4. どれぐらいの予算か

①どのサイズのインコが欲しいか

小型インコのセキセイインコ中型インコのオキナインコ大型インコのルリコンゴウインコ

 インコは大きく分けて、小型インコ・中型インコ・大型インコの三種類です。

体長と体重に加え、体格を加味して分類されますが、体長で言えば、大まかに以下の分類です。

  1. 小型インコ:約12cm~
  2. 中型インコ:約20cm~
  3. 大型インコ:約30cm~

それぞれの3タイプを比較すると、以下のような性質があります。

  1. 声の大きさ:大型>中型>小型
  2. 寿命の長さ:大型>中型>小型
  3. 世話のしやすさ:小型>中型>大型

 大型になるほど、鳴き声も大きく、寿命もとても長いです。

さらに身体が大きい分、そのサイズに適した大きいケージが必要で、お世話が大変です。

初めてインコをお迎えする場合は、飼いやすい小型インコがオススメです

②どんな目的でインコを飼いたいか

 インコをお迎えして何がしたいかという点で考えることも大切です

お喋りを楽しみたいのに、お喋りが苦手な種類のインコをお迎えすると、インコとのお喋りを楽しむことができません。

その場合はやはり、お喋りが得意なインコを選ぶのが大切です。

放鳥中、床を歩いているセキセイインコを踏みつける事故も多い

さらに、女の子♀よりも男の子♂の方がお喋りが上手な傾向があるので、男の仔をオススメします。

※おしゃべりが得意な種類でオスでも喋らない個体もいます。

その他にも

  • 一緒に遊びを楽しみたい
  • ベタベタに人間になついて交流したい
  • 鳥の美しいさえずりを聴きたい

などの目的によって、ラブバードがよいとか、コニュア系のインコがよいなどのインコの選び方ができます。

 インコはどの種類もそれぞれよいところがあり、どの仔も魅力的です。

しかし、飼い主さんの希望を満たした種類のインコをお迎えできる方が幸せなインコ生活が送れると思います

一度自分の中で、理想のインコを考えてみて、条件に合致する仔を見つけましょう。

③ライフスタイル上の制約はあるか

 お家がアパートなどの集合住宅で、隣の家に音が響きやすい場合、鳴き声が大きいインコは近所迷惑になります。

また、オカメインコなどの白色系オウム(特に大型)は脂粉と呼ばれる細かい粉を羽から排出するため、アレルギー症状を発症する恐れがあります。

※脂粉による飼い主のアレルギー発症の危険性をまとめた記事はこちら↓

愛鳥の脂粉でアレルギー発症の危険性?飼い主が注意したい鳥アレルギーの予防・対策

花粉症や鼻炎を持つ人は症状が悪化してしまうこともあります。

インコをお迎えすることはインコと家族になることです。

家族になれば、インコのことを全て受け入れなければなりません。しっかり自分のライフスタイルを鑑みて、お迎えできるインコを見つけましょう。

④どれぐらいの予算か

インコは犬やネコに比べて、安いと思っている人が多いです。

確かにセキセイインコは3000円程度で販売され、オカメインコも2万円くらいでペットショップで購入することができます。

しかし、中型インコのシロハラインコなどは人気で30万円近くしますし、大型インコ・オウムだと、50万円以上ということも珍しくありません。

オウムのカフェ FREAKに在籍しているインコ・オウムでふれあい体験・オオバタン

通常とは異なるカラーの羽を持つ色変わりなどは珍しいので、同じ種類でも2倍以上ということもあります。

インコを飼うと、インコの購入費用以外に飼育用品やご飯代、病院代もかかってきます。

特に病気になると治療費は人間と異なり、健康保険がないので全額負担で高額になりやすいです。

自分が責任をもって飼えるよう、しっかり予算を決めてインコをお迎えしましょう。

 

衝動でお迎えは厳禁!検討を重ねることが大切

飼い鳥をお迎えする上でやってはいけないのは、衝動買いのようにお迎えすることです。

これまで紹介した4つの軸を考えずに、気に入ったからといってその場でお迎えすると、のちのち後悔します。

もちろん、人気の種類で次に訪ねた時はいなくなっている可能性もあります。

それでも検討を重ねることが、インコと飼い主の双方にプラスです。

 

まとめ・終わりに

お迎えするインコの種類を決めるための4つの軸を紹介しました。

 何も考えていないと、見た目の印象や可愛さ、インコの値段で決めてしまいがちです。

しっかり、『なぜインコを飼いたいのか』という点から、自分の希望を満たすインコを見つけます。

そのインコを本当にお迎えできるか、自分のライフスタイルと予算も照らし合わせてみます。

こうしたプロセスを経て、たくさんの種類のインコの中から、お迎えするインコの候補を決めましょう。