バードライフアドバイザー2級の受講体験記(2017年5月27,28日)
2017年5月27日、28日の2日間、東京で開催された、認定NPO法人のTSUBASAが開催したバードライフアドバイ
バードライフアドバイザー2級の概要
バードライフアドバイザー(BLA)は認定NPO法人TSUBASAが開催している認定講座です。ペットに関する資格としては、犬や猫が中心です。しかし、BLAは鳥に関する飼い方や、食事・病気について実践的な内容を学ぶことができます。
バードライフアドバイザー2級は「鳥と私とあなたが幸せになる」というテーマです。周りで鳥を飼っている人が困っているときに、悩みを共有し、よりよい方向へ一緒に進んでいくことができるようになることが目的です。
※バードライフアドバイザー2級を受ける前に取得する必要が3級についてはこちらで内容を紹介しています。
BLA2級の講義の内容・担当
2日間の講義では、以下の科目を受講しました。
1日目の講義
- 飼い鳥の行動学(石綿美香氏・インコ・オウム行動コンサルタント)
- 自然と文化、人とのつながり(木村幸一郎・東京都鳥獣保護員)
- 鳥に関する法令、野鳥概論(木村幸一郎・東京都鳥獣保護員)
- 動物保護の考え方(塩谷亮氏・TSUBASA副代表理事)
- ペットショップ概論(塩谷亮氏・TSUBASA副代表理事)
- 飼い鳥の看護学①(小柳由美氏・小鳥の病院バードハウス看護師)
2日目の講義
- 飼い鳥の看護学②(眞田直子氏・小鳥の病院バードハウス院長)
- 飼い鳥の感染症(眞田靖幸氏・小鳥の病院バードハウスCBL代表)
- 飼い鳥の栄養学(眞田靖幸氏・小鳥の病院バードハウスCBL代表)
- 鳥と私とあなたが幸せになる(松本壯志氏・TSUBASA代表理事)
講義内容は、飼い鳥の行動学や看護学、感染症、栄養学といった、愛鳥家にとって知っておきたい知識、鳥に関する法令や動物保護の考え方などの専門的なお話、そして、愛鳥家から相談受けた場合にどう対応すべきかといった実践的な内容までありました。
バードライフアドバイザー2級の筆記試験の内容・難易度
筆記試験は、1日目、2日目に受けた各講義内容から出題されました。
- 飼い鳥の行動学
- 飼い鳥の看護学
- 飼い鳥の感染症
- 飼い鳥の栄養学
- 鳥と私とあなたが幸せになる
- 自然と文化、人とのつながり
- 鳥に関する法令、野鳥概論
- 動物保護の考え方
受けた講義からは、必ず何問かは出題がありました。試験時間は1時間の本格的な試験でした。
問題の形式
試験に出た解答方法は、以下の4種類ありました。
- 選択式
- 穴埋め式
- ○×式
- 記述式
問題数の大半は、複数の選択肢の中から適切なものを選択する「選択式」でした。
記述形式で解答する問題は、以下の3つの科目で3問ありました。
試験の難易度
バードライフアドバイザー2級を受講したいと考えている人にとって、一番気になるポイントだと思います。合否の連絡はまだ先なので、断言はできかねますが、試験内容はそれほど難しい内容ではありません。
2日間の講義をきちんと聞き、テキストやレジュメを復習すれば、解答できるレベルでした。また、選択式の問題が多いので、単語はきっちり暗記する必要はなく、講義の内容と言葉の意味を押さえておけば問題ありません。
最も気になる記述式の問題も、講義の中で扱ったテーマから出題されました。そのため、講義の内容を振り返りしておけば、解答欄を埋めることができます。
まとめ・終わりに
今回、2017年5月27,28日の2日間開催された、バードライフアドバイザー2級の講習・試験を受講してきました。そこでは、飼い鳥の行動学や、看護学、栄養学など鳥を飼う上で必要な知識を学ぶことができました。
しかし、講習の中で最も大切と感じたのは、TSUBASA代表・松本氏の「鳥と私とあなたが幸せになる」の講義です。
- BLA2級として求められること(クレド)
- 実際に相談を受けた時、どう対応すべきか
- 参加者との相談のシミュレーション
について実践的な内容でした。松本氏からは、メモするよりも心に記録してほしいと言われ、参加者は真剣に話を聞き、参加者同士で模擬相談を行っていました。「鳥と私とあなたが幸せになる」を実践するために、しっかりと心に留めたいと思います。
バードライフアドバイザー2級は、開催回数が少なく、費用も高価です。しかし、BLA3級を取得して、もっと鳥について学びたい、鳥との幸せな暮らしを送りたいと考える人にはオススメな内容でした。
※バードライフアドバイザー3級の受講体験記はこちら
バードライフアドバイザー3級(BLA)の受講レポート~鳥と私の○○のために
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