アロマは愛鳥に有害!オカメインコが死亡するケースも。香水や芳香剤・消臭剤も要注意
人間が香りを楽しむためのアロマには、実は愛鳥にとって有害な物質が含まれています。自宅に設置していたアロマディフューザーが原因でインコが死亡した情報がありました。アロマや香水、消臭剤などの揮発性の物質は鳥にとって、要注意です。
アロマでオカメインコが落鳥
2018年1月26日に、自宅に設置していたアロマディフューザーによってオカメインコが死亡したという情報がSNSで拡散されました。
オカメインコがアロマで死亡
私の最愛の娘(オカメインコ)が昨夜亡くなりました。
原因は、アロマディフューザーでした。
気が付きませんでした。
ショックです。アロマは猫も死ぬそうです。
アロマディフューザーを購入し、一週間後の事でした。
天然のアロマオイルでしたが、同じ事です。
— 金ゴン (@utyumiu) 2018年1月25日
アロマディフューザーとは、アロマの香りを空間全体に行き渡らせる装置です。超音波によってアロマオイルを振動、ミスト化して空間に散布します。
アロマディフューザーで鳥が死亡する原因
残念ながら、アロマやアロマディフューザーに関する注意情報は、インコの飼育本などにも掲載されていません。しかし、ネット上では、鳥だけでなく、猫にもアロマによる中毒症状が発生することが多数紹介されています。
ただ、アロマが悪影響なことは紹介されていますが、具体的な原因については分かっていません。アロマの香料または、成分が原因なのか、原因特定はできていないのが現状です。
また、拡散したツイートにもあるように、人工のアロマオイルだからNG、天然オイルならOKではなく、天然のアロマも鳥にとって危険な物質です。
■愛鳥へのアロマの影響
インコなどの鳥は、アロマのような揮発性の物質に敏感に反応します。鳥は体重も約30グラム~数100グラムと、人間に比べ、非常に小さな身体です。そのため、量が少なくてもあっという間に衰弱し、死に至るケースもあります。
アロマ商品の注意書きにも
なお、アロマ商品には、ペットがいる空間では、アロマを使用しないよう注意書きが記載されている場合もあります。
初めまして。職場でアロマも一部取り扱い販売している者です。一応アロマオイルの注意書きには記載されてはいますが、もっとちゃんとした書き方の方がいいですよね。メーカーにも進言したいと思います。
インコちゃんのご冥福をお祈りします pic.twitter.com/kzZS0rSFvA— 猫野屋♪(*˙︶˙*)ノ゙ (@LX1vk) 2018年1月27日
愛鳥のいるご家庭では、商品の注意書きにもしっかり目を通すことをオススメします。
※今回の問題となったアロマの注意書きには、そういった記述はなかったそうです。
アロマを使用する場合に気を付けること
インコなどの愛鳥のいる家庭では、アロマディフューザーなどによるアロマの使用はオススメできません。しかし、どうしても使いたい場合は、愛鳥への配慮が必要です。
- アロマは人間だけがいる密閉空間で使用する
- 鳥いる空間にはアロマが流れ込まないようにし、十分換気する
ただし、上記の対策しても、鳥が暮らす空間にアロマが流れ込む可能性はなくなりません。そのため、愛鳥家のお家では、アロマの使用を控えることが推奨されます。
香水や芳香剤・消臭剤も要注意
愛鳥にとって、ニオイを発する人間のモノは有害・有毒な場合が多いです。
- 香水
- 芳香剤
- 消臭剤
- 制汗剤
- 匂いの強い洗剤
これらの香り系のアイテムで、インコの体調が悪化したケースはよくネット上でも見かけます。愛鳥家の家庭では、こういったアイテムの取り扱いには、一層注意が求められます。
まとめ・終わりに
今回、アロマディフューザーの使用で、オカメインコが死亡した情報が話題になりました。アロマなどの揮発性の物質は、鳥にとって有害・有毒です。特に鳥は身体が小さいため、摂取するとあっという間に衰弱、死に至るケースもあります。
アロマ以外にも、香水や芳香剤・消臭剤などのニオイ系のアイテムは、鳥にとって有害な物質が含まれている可能性が高いです。愛鳥家の家庭では、こういった匂い系の商品の取り扱いには十分気を付ける必要があります。
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