テフロン加工の製品まとめ!愛鳥家が気を付けたい鳥に危険な身近な器具
前回、テフロン加工のフライパンの危険性について紹介しました。
テフロン加工のフライパンは調理中に高温になると、鳥に有毒なガスが発生します。非常に毒性が高く、インコの死亡例がよく報告されています。
今回、フライパン以外にも、身近にある器具で、テフロン加工されている製品をまとめてみました。どんなところにテフロンを使った商品があるか、紹介したいと思います。
※前回の記事はこちら→「テフロン加工フライパンで鳥に有毒なガス発生!インコ死亡事故も~料理時は換気など要注意 」
テフロン加工の製品の危険性
テフロン加工は、主に調理器具のコーティングに使われています。
メリットとして、食材が焦げ付いたり、汚れがこびりつきにくいといった点が挙げられます。
しかしテフロン加工の製品は、280度を超える高温になると、コーティングされたテフロン(フッ素樹脂)が分解を始めます。
分解の結果、鳥にとって有毒なガスが発生します。このガスをインコなどが吸い込むと呼吸困難を引き起こし、多くの場合、死に至ります。
そういった事故から鳥を守るために、身近にどういったテフロン加工の製品が存在しているのか、まとめたいと思います。
テフロン加工といえば、フライパン
テフロン加工と言えば、多くの方が思い浮かべるのが、前回紹介した「フライパン」です。
テフロン加工と検索すると、フライパンに関する情報が多数表示されます。最もテフロン加工の製品として流通している調理器具です。
(追記)魚焼き器でテフロン中毒事故も
2020年3月30日に大阪・堺市にある中津動物病院のFacebookページで、テフロン中毒の事故が投稿されました。
魚焼き器を使った調理中に火をつけたままにした結果、テフロンガスが発生し、複数羽のインコが落鳥したとのことです。
このようにフライパン以外にもテフロン中毒による事故は日本国内で発生しています。
テフロン加工の製品まとめ(インコ生活調べ)
今回、テフロン加工されている製品がある器具を調査しました。
調理器具系
- フライパン
- 魚焼き器(魚焼きグリル)
- 鍋
- ホットプレート
- 炊飯器(炊飯ジャー)
- たこ焼き器
- ケーキの型
- クッキングシート(オーブンシート)
- 電気ポット・ケトル
生活家電系
- 電気ストーブ・ヒーター
- アイロン
※インコ生活が調査した範囲内です。すべて製品にテフロン加工されているわけではありません。
鍋やホットプレート、クッキングシートなどの調理器具以外にも、アイロンや電気ストーブ、ヒーターでもテフロン加工されている製品が存在していました。
愛鳥さんのいる家庭では、こういった点にも注意を払っておくことをオススメします。
焼き網の受け皿がテフロン加工のものも
Twitterでテフロン加工について注意喚起を行っていたところ、焼き網の受け皿がテフロン加工で、セキセイインコ2羽を亡くされた方から情報提供がありました。
フライパンやホットプレートなどテフロン加工なものと気づきやすいものもあれば、焼き網の受け皿ような気づきにくいものもあります。
テフロン加工されている製品すべてを気をつけるのは難しいため、換気の徹底と調理中はキッチンから鳥を完全隔離した部屋に移動させるなど対策が大切です。
まとめ・終わりに
今回、テフロン加工のフライパン以外にも、テフロン(フッ素樹脂)加工されている製品について調査し、その器具をまとめました。
テフロン加工のメリットが、焦げや汚れを付きにくくする効果のため、ホットプレートやたこ焼き器、クッキングシートなどの調理器具が多数ありました。
それ以外にも、アイロンや電気ストーブ、ヒーターなどでもテフロン加工されている製品がありました。
これらのフッ素加工製品は、基本的な使用範囲内であれば、有毒なガスが発生する可能性は低いです。
しかし、誤った使用で高温になると、有毒なガスが発生し、事故を引き起こす可能性があります。
インコや文鳥、ふくろうなど、愛鳥さんがいるご家庭では気を付けましょう。
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