テフロン加工フライパンで鳥に有毒なガス発生!インコ死亡事故も~料理時は換気など要注意
愛鳥家のお家で気を付けたいのが、テフロン加工のフライパンによる死亡事故です。
テフロン加工のフライパンで調理中に、鳥に有毒なガスが発生します。フライパンを使って料理していたところ、インコが死亡する事故が報告されています。
今回、テフロン加工のフライパンの危険性・注意点について紹介していきます。
アロマの愛鳥への影響を紹介
先日、アロマディフューザーを使ったアロマによって、オカメインコが死亡した事例を紹介しました。
アロマは愛鳥に有害!オカメインコが死亡するケースも。香水や芳香剤・消臭剤も要注意
アロマなどの揮発性物質は、鳥類にとって有毒です。その他、香水や芳香剤・消臭剤などで、インコが体調不良になり、死亡するケースが報告されています。
テフロン加工のフライパンの危険性
家庭内で気を付けたいアイテムとして、料理で使用するフライパンがよく挙げられます。
流通している多くは、テフロン加工されたフライパンで、インコや文鳥などの愛鳥にとって、非常に危険なアイテムです。
通常の加熱調理では基本的に問題ありませんが、空焚きや空焼きなどによって、フライパンの温度が高く上昇した場合に、有毒なガスが発生します。
この有毒なガスは、ポリテトラフルオロエチレン(polytetrafluoroethylene, PTFE)、PTEEガスと言います。
有毒なガスは、非常に鳥にとって毒性が強く、とても危険です。
鳥が吸い込むと中毒症状によって呼吸不全を引き起こし、死に至ります。
有毒性が高いため、治療が間に合わず、死亡するケースが多数報告されています。
テフロン加工のフライパンを使って料理していると、部屋でいたインコがバタバタと倒れていき、死亡したという事例もあります。
「コンパニオンバードの病気百科」によると、海外のインコの突然死の主要な原因と言われ、毎年数百羽が死亡すると記載がありました。
有毒ガスが発生するメカニズム
テフロン加工のフライパンから鳥に有毒なガスが発生するしくみについて解説していきます。
テフロン加工のフライパンを調理で加熱時に、空焚きや空焼きによって280度を超えると、表面にコーティングされていたテフロンが分解をはじめます。
その結果、毒性の強い有毒ガスが発生します。
テフロン加工のフライパン使用時の注意点
現在、市販されているフライパンの多くは、テフロン加工されています。
そのため、どの家庭でもこうした中毒ガスが発生する事故は起こる可能性があります。そこで、注意したい3つのポイントを紹介します。
- 料理している台所には愛鳥を近づけない。愛鳥部屋を隔離・避難
- 調理中は、窓を開ける・換気扇といった換気の徹底
- 空焚き・空焼きでフライパンの温度が高くならないよう注意
ネット上でも、テフロン加工のフライパンによって、インコが死亡する事故はよく見かけます。
インコは、自分では有毒ガスを防ぐことができません。飼い主の人がしっかり注意することが求められます。
鳥に優しい・安全なフライパンも
テフロン加工のフライパンは、こうした中毒ガスの発生と隣り合わせです。
稀なケースですが、換気を行い、インコたちを別の部屋に隔離していた場合でも、どこからかガスが流れ込み、事故が起きた例もあるそうです。
愛鳥を守るためには、鳥に優しい安全なフライパンを使用することです。
テフロン加工などのフッ素樹脂がコーティングされていないフライパンの場合、こうした事故は発生しません。
そこでオススメしたいのが、「グリーンパン」と呼ばれるフライパンです。
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このフライパンは、テフロン加工などのフッ素樹脂のコーティングがされていないため、有毒なガスが発生しません。
その他にも、鉛やカドミウムといった危険な物質もなく、鳥の中毒を心配せずに、安心・安全に使用できるフライパンです。
飼い鳥だけでなく、乳幼児などの小さいお子さんがいるご家庭でも安心して使用できます。
まとめ・終わりに
今回、愛鳥家の身近にひそむ危険なアイテムとして、テフロン加工のフライパンを紹介しました。
テフロン加工のフライパンを加熱しすぎると、テフロンが分解され、鳥にとって非常に猛毒なガスが発生します。一度鳥がガスを吸い込んでしまうと、死亡するケースが大半です。
事故を防ぐためには、愛鳥たちを台所から隔離し、料理中は換気を徹底することが大切です。
また、一番の対策は、テフロン加工していないフライパンを使用することです。
「グリーンパン フライパン」は、鳥に危険な物質が使われていないため、安心して使用することができます。
ぜひ、愛鳥を事故に遭わせないため、テフロン加工のフライパンで料理をする際は気を付けて使用しましょう。
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