インコやオウム、文鳥など飼い鳥の人気の変化・変遷まとめ~雑誌コンパニオンバードより
インコやオウム、文鳥などの飼い鳥には、多くの愛鳥家に飼育されている人気の種があります。雑誌コンパニオンバードでも、何度も飼い鳥の人気ランキングが掲載されてきました。そこで、どういった種類の飼い鳥が人気だったか、過去と現在を比較して人気の変化・移り変わりをまとめてみたいと思います。
■雑誌コンパニオンバードの人気の鳥種ランキング
今回の飼い鳥の人気の変化を調査するために用意したのは、愛鳥家向けの雑誌コンパニオンバードです。
コンパニオンバードは、誠文堂新光社より出版されている愛鳥家向け雑誌で、現在年2回出版されています。雑誌コンパニオンバードでは、定期的に人気の飼い鳥の種類を調査する記事が掲載されます。2018年6月までに以下の号で、飼い鳥で人気の鳥種ランキングが発表されました。
- 1号:2004年4月出版(創刊号)
- 20号:2013年12月17日出版
- 22号:2014年12月11日出版
- 24号:2015年12月11日出版
- 29号:2018年6月11日出版
2004年から2018年にかけて、どのように飼い鳥の人気が移り変わってきたのか?人気の鳥種ランキングから読み解きたいと思います。
■2004年4月(コンパニオンバード創刊号)
「人気のコンパニオンバード・ランキング」
1位 オカメインコ
2位 ヨウム
3位 ブンチョウ
4位 セキセイインコ
5位 コザクラインコ
6位 ボウシインコ
7位 モモイロインコ
8位 キンカチョウ
9位 ジュウシマツ
10位 コガネメキシコインコ
■2013年12月(コンパニオンバード20号)
「第1回コンパニオンバード・ランキング」
1位 サザナミインコ
2位 ヨウム
3位 オカメインコ
4位 モモイロインコ
5位 セキセイインコ
6位 ウロコインコ
7位 マメルリハインコ
8位 コザクラインコ
9位 文鳥(ブンチョウ)
10位 タイハクオウム
■2014年12月(コンパニオンバード22号)
「第2回コンパニオンバード・ランキング」
1位 オカメインコ
2位 ヨウム
3位 ウロコインコ
4位 モモイロインコ
5位 シロハラインコ
5位 セキセイインコ
5位 タイハクオウム
8位 サザナミインコ
9位 ズグロシロハラインコ
10位 セネガルパロット
■2015年12月(コンパニオンバード24号)
「第3回コンパニオンバード・ランキング」
1位 セキセイインコ
2位 オカメインコ
3位 ブンチョウ
4位 キンカチョウ
5位 サザナミインコ
6位 コザクラインコ
7位 ホオミドリウロコインコ
8位 マメルリハ
9位 ヨウム
10位 シロハラインコ
■2018年6月(コンパニオンバード29号)
「今好きな鳥、気になる鳥ランキング」
1位 セキセイインコ
2位 オカメインコ
3位 文鳥
4位 コザクラインコ
5位 ボタンインコ
6位 ヨウム
7位 マメルリハ
8位 シロハラインコ
9位 アキクサインコ
10位 キンカチョウ
過去から、常にトップ3を維持しているのがオカメインコです。ほっぺのチークといい、見た目の可愛さは愛鳥家以外にも人気があります。セキセイインコは2015年、2018年に1位を獲得し、最新の結果でも2位の票数を圧倒しており、人気No1の地位を築いています。さらに、文鳥も安定した人気を保っています。
最近の傾向として、小型の鳥種に人気が集まる傾向にあります。大型の鳥は鳴き声の大きさや長寿のため、飼うための負担が大きいことも影響しているかもしれません。そんな中、マメルリハやサザナミインコが一般的になりつつあります。
■まとめ・終わりに
今回、飼い鳥(インコ・オウム、文鳥など)の人気の移り変わりを調査しました。雑誌コンパニオンバードの人気の鳥種ランキングから、人気を集める鳥の種類を読み解きました。
最近では、セキセイインコ、オカメインコ、文鳥といったコンパニオンバードが根強い人気を誇ることが分かりました。大型から小型のインコやフィンチが人気ランキングに名を連ねる傾向が読み取れました。そんな中、大型NO1はやはり、知能の高さが知られているヨウムでした。
また、定期的に人気の愛鳥の移り変わりを調査していきたいと思います。
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