インコが何回も生あくびを繰り返すのは危険かも?あくびが多いと疑われる病気
インコも人間と同じように、眠いと感じた時にあくびをします。通常のあくびであれば、問題はありません。しかし、何度も生あくびを繰り返す場合、生理現象ではなく、病気の可能性があります。そこで、インコが生あくびを頻発する場合に考えられる病気の危険性について紹介します。
あくびは通常の生理現象
インコのあくびは、人間同様に生理現象として行います。眠いと感じた時には、クチバシを大きく開いてあくびをします。暖かい日の昼間など、まどろみながらあくびをしているインコを目撃したこともあるかと思います。
さらに、インコでもあくびは移ることが研究でわかっています。同じインコの仲間だけでなく、飼い主があくびをすると、インコもあくびをすることもあります。
こうしたインコのあくびは正常の範囲内なので、問題はありません。
あくびの回数が多すぎるのは要注意
しかし、問題となってくるのは、インコがあくびをする回数が多い場合です。そうした場合は生理現象以外のあくびであることが考えられます。病気などの症状によって、あくびを繰り返していることがあります。そのため、何度もあくびを行う場合、飼い主は注意が必要です。
あくび頻発で考えられる病気
インコのあくびが頻発する場合には以下の病気が疑われます。
- 咽頭炎
- 口内炎
- そのう炎
1.咽頭炎
最も疑われるのが、のどにある咽頭が炎症を起こす「咽頭炎」です。咽頭炎は細菌が原因で引き起こすケースが多いです。咽頭炎を発症したインコは、あくびを繰り返すといった行動が見られるようになります。その他にも首振りの動作や吐出を行うことがあります。
2.口内炎
口のなかで炎症起きる口内炎でも、インコが口内炎を気にしてあくびをすることがあります。口内炎は、人間吐同様にビタミンAの欠乏や、真菌のカンジダ、寄生虫のトリコモナスが原因となります。
3.そのう炎
インコが食べたごはんを溜め込むそのうで炎症が起きる、そのう炎が発症した場合に、あくびをすることがあります。
上記で挙げたような、口から消化器官に至るまでの部位で炎症が起きた場合に、インコはあくびの仕草をするようになります。
生あくびを繰り返したら、獣医師の診察を
こうした生あくびが何回もするといった場合は、何らかの病気の兆候・サインであることがあります。早めに対処することができれば、治療によって完治できる可能性が高まります。そのため、生あくびが多いと思ったら、念のため獣医に診断してもらうことをオススメします。
なお、愛鳥の変化・兆候に気づくために、普段から愛鳥の様子を観察しておくことが大切です。
まとめ・終わりに
今回、インコが生あくびを何度も繰り返す場合に、病気の可能性があることを紹介しました。あくびは通常、生理現象なので問題ないのですが、頻発している場合は、病気のサインかもしれません。生あくび頻発の原因として考えられるのは、咽頭炎やそのう炎、気道炎などです。早期発見・早期治療が大切なので、気づいたら、動物病院に連れていき、獣医に診てもらいましょう。
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