線香はインコに有害!煙で小鳥が呼吸障害になったと動物病院が注意喚起

鳥に危険なもの

お線香の煙は身体が小さく、呼吸器官が発達したインコ・文鳥などの小鳥には危険と、いなば動物病院が注意喚起

動物病院のツイートで線香の煙で小鳥が呼吸障害を起こした事例が報告され、線香の使用に関する注意喚起が行われています。

インコや文鳥などを飼われている方は、お線香を使用する際は換気の徹底、さらに鳥たちが煙を吸わないよう隔離が必要です。

 

いなば動物病院から線香に関する注意喚起のツイート

2021年1月30日に、京都にある「いなば動物病院」のTwitterアカウントから愛鳥家に向けた注意喚起のツイートが投稿されました。

線香の煙を吸った小鳥が呼吸障害を引き起こし、いなば動物病院に来院されたそうです。

線香から出る煙はモノを燃やしたときに比べると、それほど多くの煙は出ませんが、長時間煙が発生し続けます。

線香の煙はインコや文鳥などの小鳥に有読

そうした微量の煙であっても、身体が小さな動物の肺には負担とのことです。

 

愛鳥家からも線香による体調不良が報告

今回のいなば動物病院からの線香の煙に関するインコや文鳥などへの注意喚起を受け、調査したところ、愛鳥家からも線香の煙でインコが体調不良になったとの投稿を発見しました。

葬儀場というお線香の煙がたくさん発生しているところでは、インコも煙を吸い込んでしまい、体調不良を招いたそうです。

 

線香を焚く場合は、換気とインコの隔離を

仏壇などを設置していてお線香を焚く際には、換気扇を回すか、窓を開けるなど換気しましょう。

もし、線香を焚いた部屋にインコがいる場合は必ず別の部屋に退避させましょう。

インコが過ごしているスペースには煙が入らないように、換気と愛鳥の隔離の徹底が大切です。

オキナインコがケージ(クリアバード40)の中で過ごす様子。ケージ内にはおもちゃの設置が推奨されている

万が一煙が入ってしまった鳥のいる場所に入った場合は線香を消した上で、換気して煙を外に逃します。

その後、鳥の様子を見て、苦しそうに呼吸して普段と様子が違う場合はかかりつけの動物病院に通院して治療してもらいます。

 

アロマなど匂いのきついものは小鳥に危険

インコや文鳥などの小鳥は、人間に比べて身体がとても小さいことに加えて、呼吸器官が発達しています。

そのため、煙やアロマなどの匂いがきついものはインコにとって有害で、それによる事故も発生しています。

アロマは愛鳥に有害!オカメインコが死亡するケースも。香水や芳香剤・消臭剤も要注意

以前、アロマの危険性についても記事で取り上げました。

自宅に設置したアロマディフューザーでオカメインコが死亡した事故が報告されています。

その他にも、香水や芳香剤など匂いが強いものも小鳥には危険と言われています。

鳥のいる部屋にそういったアロマや芳香剤は設置しないようにしましょう。

 

まとめ・終わりに

今回、京都にある「いなば動物病院」の公式Twitterで、線香の煙が小鳥に危険という注意喚起のツイートが投稿されたことを紹介しました。

線香の煙はものが燃えたときの煙に比べるとそこまで量は多くありませんが、微量でもインコの小さな身体で何度も吸い込むと肺に悪影響を及ぼします。

いなば動物病院の他にも線香の煙で体調不良に陥ったインコの投稿もありました。

仏壇などでお線香を焚く際には、換気の徹底し、鳥たちが線香の煙を吸い込まないようにしましょう。

愛鳥が過ごす鳥部屋は煙が入ってこないように隔離しておくことが推奨されます。