インコにお酒は与えてはいけない!アルコール中毒で死亡する事例も
年末年始になり、お酒を飲む機会が増えています。
時折、SNSでインコに日本酒などのアルコールを与えている人がいます。
しかし、アルコールはインコには厳禁です。
アルコールが飼い鳥に及ぼす危険性や中毒症状について解説したいと思います。
年末年始にお酒を家で飲む場合は要注意
年末年始は、忘年会やクリスマス、さらに新年会といった何かとお酒が増える季節です。
ご家庭内でも、クリスマスパーティーや新年会でアルコールが食卓に並ぶ頻度が増えます。
外での飲酒はまったく問題ありませんが、家の中でお酒を飲む際にはインコにも注意を払わねばなりません。
インコにお酒(アルコール)はNG
時折、TwitterなどのSNSでもインコにお酒を飲ませている写真や動画を投稿しているユーザーがいます。
しかし、インコにアルコール飲料は厳禁です。
お酒に含まれるアルコールがインコの体内に入ると、血液中のアルコール濃度が急上昇します。
血中のアルコール濃度の上昇によって、インコがアルコール中毒を発症してしまいます。
インコがお酒を誤飲した際の症状
インコがお酒を誤飲した場合、中枢神経の抑制が起こり、以下のような症状を引き起こします。
- 運動不調
- 抑うつ
- 昏睡
- 呼吸停止
- 心停止
摂取したアルコール量が増えれば増えるほど、症状として深刻になります。
飲んだお酒の量が多かった場合には、死に至るケースも起こります。
インコが誤ってお酒を飲んだ時の治療内容
万が一、インコがアルコールを摂取してしまった場合、すぐに動物病院に連れていってください。
できるだけ早い治療・処置が命を救うことになります。
動物病院では、主に輸液剤や解毒強肝剤の使用を行った治療が行われます。
※コンパニオンバードの病気百科より
スズメが酒粕で死亡という江戸時代の文献も
江戸時代に書かれたエッセイの文献で、スズメに酒粕を与えたところ、死んでしまったという記述があったそうです。
酒粕も原料は日本酒の絞りカスなので、アルコール分が含まれています。
そのため、お酒・アルコール飲料と同様に与えないほうがいい食材です。
まとめ・終わりに
今回はインコに与えてはいけない人間の食べ物・飲み物として、お酒・アルコール飲料を紹介しました。
ビールや日本酒、焼酎などのアルコール飲料を摂取すると、血中のアルコール濃度が上昇します。
中枢神経の抑制が起こり、最終的に呼吸停止や心停止によって死に至ります。
人間にとっては少しの量でも、インコなどの小鳥にとっては多量になることがあります。
忘年会やクリスマス、年末年始などのシーズンはお酒が食卓に並ぶことが多くなっています。
愛鳥家の皆さまは、放鳥する際はくれぐれもお気を付けください。
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