【鳥ニュース】鳥用ペレット「ラウディブッシュ」を輸入販売するPCNF社が廃業するとの情報!(追記あり)
鳥の総合栄養食「ペレット」で有名な、「ラウディブッシュ」を輸入販売するPCNF社が廃業するというニュースが、大阪のペットショップのブログで発表されました。今回、PCNF社が廃業に伴い、PCNF社が輸入・販売している白いパッケージのラウディブッシュも販売終了になるそうです。ただし、直輸入のペレットは、今後も入荷できるということです。ただ、ペレットメーカーのラウディブッシュ本体も経営が芳しくないという情報もあり、愛鳥家にとって、非常に不安が募ります。
※2017年6月10日追記
鳥専門店「こんぱまる」でもPCNF廃業の情報が店頭で発表されていました。そのため、PCNFが廃業し、PCNFが輸入販売するラウディブッシュのペレット(白いパッケージ)は販売終了になります。ただし、直輸入盤の黒いパッケージのペレットは引き続き取扱いがあり、購入が可能です。
※2017年10月8日追記
PCNFのラウディブッシュが、ペットショップの店頭からなくなりつつあります。Amazonや楽天などのネットショッピングでも、PCNFが発売している白いパッケージが目印のラウディブッシュのペレットが売り切れになりつつあります。
PCNF廃業は大阪のペットショップ・アルバトロスが発表
PCNF社が廃業し、PCNFが輸入しているラウディブッシュのペレットを販売終了するというニュースは、大阪・天王寺にある、鳥を中心に扱うペットショップ「アルバトロス」のブログで発表されました。
ラウディブッシュ社のエサを輸入販売していたPCNF社が廃業する話がありました(アルバトロス)
アルバトロスに掲載された情報によると、
- ラウディブッシュ社の経営がよくない
- ペレットの入荷が不安定
- それを受けてか、PCNF社が廃業
- PCNF社のペレットは現在の在庫で終売
ということでした。現在の在庫状況だと、昨年の販売状況から8月中には販売が終了になりそうということです。また、ペレットメーカーのラウディブッシュの経営状態も良くないという話もあり、ラウディブッシュのペレットを与えている愛鳥家にとって、非常に心配なニュースです。
※2017年6月10日追記
鳥専門店「こんぱまる」でもPCNF廃業が発表されていました。そのため、PCNFが輸入販売するラウディブッシュのシリーズは販売終了が確実になりました。
メンテナンスタイプから、ブリーダータイプ、ローリーネクター、フォーミュラーといったPCNFの全ラインナップが販売終了になるということでした。
ラウディブッシュは有名な鳥用栄養食ペレットのメーカー
鳥の主食は現在では、大きく分けて2種類あります。1つ目は、昔ながらのアワや稗などの穀物・種子を中心としたシードです。2つ目が鳥に必要な栄養素を摂取できるよう、栄養バランスが考えられた総合栄養食のペレットです。
シードは鳥の健康に必要なカルシウムやビタミンが不足するため、ボレー粉や青菜などの副食が必要です。それに対し、ペレットは、鳥に必要な栄養素が含まれているため、基本的に副食は不要です。現在、動物病院の獣医師の方々がペレットを推奨しています。
ペレットは基本的に海外製です。有名なペレットとしては以下の5種類がよく挙げられます。
- ラウディブッシュ
- ハリソン
- ズプリーム
- ケイティー
- ラフィーバー
その中でも、ラウディブッシュは、病気になった際の療養食として、動物病院が処方しています。病気の際に、療養食を食べられず、病気が悪化してしまうことを防ぐため、多くの愛鳥家が愛鳥に食べさせている人気のペレットです。
鳥用ペレットの解説記事はこちら→飼い鳥の食事・ペレット編~飼い鳥の栄養バランスを考えた総合栄養食
PCNF社は、兵庫県・西宮の会社
PCNF社は、兵庫県の西宮にある会社で、正式名称は「有限会社ペットケア―ニューフーズ」です。ラウディブッシュ社から、ペレットを大量に輸入し、別途梱包したものをPCNFのラウディブッシュとして販売しています。
以前、インコ生活では、PCNFが販売するラウディブッシュに異物が入っていた件で問い合わせしたことがありました。
問い合わせ時に、PCNFの方にお話しを聞いたところ、ラウディブッシュのペレットには、コンテナ単位で輸入した段階では、大量の異物が混入されていて、袋に分ける際に、PCNFの従業員総出で異物を除去しているということでした。しかも、それほど大きな会社ではないため、少ない従業員で対応しているというお話でした。
今回のニュースを発表した、ペットショップ「アルバトロス」は大阪・天王寺にあります。兵庫の西宮は大阪のお隣で、ブログには直接話を聞いた記述もあるため、情報の正確性も高いと推測されます。
ラウディブッシュ直輸入のペレットは販売を継続
今回、PCNF社が廃業に伴い、PCNFが輸入しているラウディブッシュのペレットは、在庫が無くなり次第、販売を終了するというお知らせでした。しかし、PCNFのラウディブッシュがなくなったからといって、ラウディブッシュを入手できなくなるわけではありません。
実は、ラウディブッシュには、直輸入版があります。ラウディブッシュの直輸入ペレットは、日本国内で販売されており、ペットショップやAmazonなどのネット通販でも取り扱っています。
追記した鳥専門店のこんぱまるの情報でも、「直輸入の黒いパッケージのラウディブッシュは取り扱う」ということでした。
PCNFと直輸入のラウディブッシュの違い
PCNFと直輸入のラウディブッシュのペレットで一目で分かる異なる点は、パッケージの色です。
○PCNFのラウディブッシュ
○直輸入のラウディブッシュ
PCNFのラウディブッシュは、「PCNF」と印刷された白のパッケージ袋にペレットが封入されています。それに対し、直輸入のラウディブッシュは、インコが印刷された黒のパッケージ袋にペレットが入っています。
また、直輸入のラウディブッシュのパッケージには、袋を閉じるためのチャックが付いています。PCNFは日本の高温多湿な環境に合わせるため、ペレットが入ったパッケージを真空パックにして出荷しています。
その他、粒のサイズによるラインナップが異なるといった違いもあります。
粒の種類(直輸入版)
直輸入版のラウディブッシュのペレットは、粒の大きさが5種類あります。
- 二ブルズ→直径約2mm×長さ約2mmサイズ
- ミニ→直径約2mm×長さ約5~10mmサイズ
- スモール→直径約4mm×長さ約6~15mmサイズ
- ミディアム→直径約7mm×長さ約6~10mmサイズ
- ラージ→直径約13mm×長さ約9~20mmサイズ
PCNFのペレットで一番サイズが小さかったフレークが二ブルズに相当します。ラージサイズは廃盤になってきています。
1.二ブルズ【文鳥、セキセイ、コザクラ、オカメ】
2.ミニ【コザクラ、オカメ、コニュア】
3.スモール【コニュア、オキナ、シロハラ、ヨウム】
4.ミディアム【ヨウム、モモイロ、バタン系、ボウシインコ】
5.ラージ
(2017年10月8日追記)PCNF版がとうとう入手不可能に!
今回の情報が受けた時は、まだまだ在庫がありましたが、とうとう在庫も尽きつつある模様です。色々なペットショップの店頭にあったPCNF製のラウディブッシュが、直輸入版やズプリームのペレットに切り替えられています。ネットショッピングでも、Amazonや楽天、yahooなどでPCNFのラウディブッシュ・フレークサイズが入手不可能になりました!まだ、ミニやスモール、ミディアムはありますが、時間の問題と思われます。まだペレットの切り替えが済んでいない場合は、これが入手できる最後の機会ですので、お早目にお買い求めください。
まとめ・終わりに
今回、大阪の鳥をメインで扱うペットショップ「アルバトロス」のブログで、鳥用総合栄養食のラウディブッシュ製のペレットを輸入販売しているPCNFが廃業すると発表がありました。そのため、PCNFが販売している「ラウディブッシュ PCNF」は現在の在庫のみの販売となるそうです。ラウディブッシュのペレットは、病気の鳥用の療養食として、多くの動物病院で処方されているため、病気になった場合に備えて、ラウディブッシュのペレットを主食にしている愛鳥家も多い中、インパクトが大きいニュースでした。
現時点で判明していることは以下の点です。
- ラウディブッシュのペレットを取り扱うPCNFが廃業
- 今ある在庫をもってPCNFはペレットの販売を終了
- ラウディブッシュ社の経営状態も芳しくない
- ラウディブッシュの直輸入版ペレットは、今後も入手可能
PCNFの販売が終了しても、ラウディブッシュのペレットは、直輸入版を購入可能ということです。しかし、メーカーの経営状況もよくないという情報もあり、不安な面は否めません。引き続き、新しい情報が入り次第、随時情報を更新していきたいと思います。
※2017年6月10日追記
鳥専門店「こんぱまる」でも同様に、PCNF廃業が発表されていました。そのため、PCNFが輸入販売するラウディブッシュのシリーズは販売終了が確実になりました。
※2018年4月29日追記
愛知県のペット用品を扱う会社「トムキャット」が、ラウディブッシュのリパック商品を販売開始しました。詳細は以下の記事で紹介しています。
ラウディブッシュのペレット詰め替え商品が登場!ペット用品会社のトムキャットが販売
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