2016年9月30日インコお世話,インコお迎え
インコが暮らすケージの選び方について、「インコをお迎えするために飼育用品を準備しよう」で少し紹介しましたが、今回、より詳細な選び方を紹介します。ケージを選ぶ際には、基準となる5つ重要なポイントがあります。
1.大きさ
2.形
3.安全性
4.脱走対策
5.お世話しやすさ
1.大きさ
大きさは最も重要なポイントです。ケージに関しては『大は小を兼ねる』という表現が当てはまり、大きい方がケージの中で、インコが動き回ることができるので幸せです。小さいと、インコが羽を広げた時に、羽が網に当たり、ケガをする恐れがあります。出来るだけ大きいものを設置してあげたいですが、どうしても家のスペースの問題があるので、大きいケージを設置するのは難しいです。インコの身体の大きさ、羽を広げた時の長さを考慮した、各サイズのインコが生活できるサイズを記載しましたので、そのサイズ以上のケージを準備しましょう。
小型インコ:一辺(幅・奥行・高さ)35cm程度
中型インコ:一辺(幅・奥行・高さ)45cm程度
大型インコ:幅・奥行が45cm以上、高さが60cm以上
2.形
通常のケージは四角の形が一般的です。しかし、インコを飼ったことのない人は、鳥かごは円形のドーム形のイメージが強いかもしれません。もちろん円形のケージもありますが、
・四角形の方が面積を有効活用できる
・飼育用品などが設置しやすい
・インコも四隅に遊び場を作る傾向がある
という3つメリットがあります。また、変わった形のケージはインコが挟まることもあるので、危険です。やはり、シンプルな四角形のケージをオススメします。もし、円形を希望する場合は、出来るだけ大きいサイズのケージを用意してあげましょう。
3.安全性
インコの安全を考えると、劣化による事故が起こりにくいステンレス製のケージがオススメです。メッキのケージはインコがかじったり、使用する中での経年劣化で、錆びが発生したり、金属が露出し、それによってインコが金属アレルギーを発症したりします。メッキのケージを使用する場合は、定期的にケージの状態を確認して問題があれば交換するようにしましょう。
4.脱走対策
インコを飼う上で怖いのは、飼い主が留守中にインコがケージから脱走することです。放鳥時とは異なり、出すことを想定していないので、部屋の中には、インコに危険・有害なものが満載です。脱走しないような対策がされているかケージを確認して下さい。
・出入口を中から開けられる仕組みになっていないか
・餌いれ・水いれの投入口を開けられる仕組みになっていないか
もし、脱走対策がされていない場合は、ナスカンや南京錠などを使い、ケージに自分で脱走対策を施す必要があります。しかし、後から取り付ける脱走対策は、ふとした時や、面倒になって、対策し忘れが発生する恐れがあります。そのため、ケージ自体に脱走できない仕組みが備わっているものがお勧めです。
5.お世話しやすさ
これは飼い主向けの機能です。インコをお迎えすると、インコのお世話は毎日、インコが天寿を全うするまで続きます。小型インコでも10年近くお世話することになります。そのため、お世話しにくいケージの場合、掃除や底敷きの交換なども面倒で時間もかかります。出来るだけ、毎日の掃除、ケージの洗浄といったメンテナンスがしやすいタイプのケージがお勧めです。また、手乗りインコの場合、ケージの出入り口は大きい方が、放鳥時に出入りしやすいです。
その他にも、ケージの機能はありますが、主な見るべきポイントは上記の5つとなります。メーカーによって、上記ポイントは、特徴があります。しっかりとインコに適したケージを選ぶようにしましょう。
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