『飼い主さんに伝えたい130のこと インコがおしえるインコの本音』のレビュー・書評
先日、2017年7月20日に発売されたインコ本、『インコがおしえるインコの本音』を入手しましたので、書籍がどんな内容か紹介し、レビューしたいと思います。
■『インコが教えるインコの本音』の概要
本書の著者は、インコ飼育本を多数執筆されている磯崎哲也さんです。磯崎さんは、ヤマザキ動物専門学校の非常勤講師で、飼い鳥情報センターの代表を務めています。著書には、インコ飼育の入門書「幸せなインコの育て方」や、インコの仕草・行動でインコの気持ちを読み取る「インコ語レッスン帖」などのインコ解説本があります。
書籍内のイラストを担当したのは、鳥グッズでお馴染みのBIRDSTORYさんです。鳥フェスなどの鳥イベントに参加され、鳥グッズを販売するとともに、リア充ならぬ、リア鳥マンガ『トリフル』などを出版されています。
■インコ目線で書かれた一冊
『インコが教えるインコの本音』には、沢山のインコたちが登場します。登場するインコたちが飼い主たちとの関係、飼い主にどうすれば気持ちを伝えられるか悩んでいると、インコに詳しいヨウム先生が現れます。ヨウム先生がインコたちに飼い主に気持ちを伝える方法を教える形で、130以上の項目について解説されます。
このように、本書では、インコの視点から、インコが行う行動の意味や、性質・特徴を解説していきます。さらに、『飼い主さんへ』という形で、飼い主が知っておきたい情報についても記載されています。
各トピックにコラムが掲載されているケースがあります。このコラムにはインコを飼育する上で大切な内容が記載されており、とても参考になります。
■各ページにイラストが掲載
1つのトピックにつき、1ページで解説されていますが、すべてのページにインコのイラストが掲載されています。BIRDSTORYさんのインコイラストがとても可愛らしく、イラストを眺めているだけでも楽しめます。さらに、章の終わりに、本書の世界観による、インコの四コマ漫画も掲載され、こちらも面白いです。
■インコが教えるインコの本音のレビュー・書評
本書の特徴である『インコに語りかける』形式が、読んでいて楽しくなります。さらに、各トピックごとに1ページにまとめられており、それぞれのトピックに合ったインコのイラストが掲載されています。これによって、内容がとても分かりやすく、読みやすいです。
各テーマで扱っている内容も、インコの気持ちや、特徴・習性など、愛鳥と幸せな関係を築くために、知っておきたいものばかりです。アロマやマニキュアなどの揮発性物質はインコにとって有害であることなど、インコと生活する上で注意したいポイントも紹介されていて、勉強になります。個人的には、インコは他の鳥類よりも、味を認識する「味」
鳥の飼い主として、知っておきたい鳥の気持ち・行動、特徴が、楽しく・分かりやすく学ぶことができる一冊です。
◆(追記)朝日新聞本社の書店でランキング1位!
※2017年8月4日追記
出版元「朝日新聞出版」がある、東京・築地の朝日新聞本社の書店で、「インコがおしえるインコの本音」は、見事ランキング1位を獲得していました!
同日に発売された、「ネコがおしえるネコの本音」が5位だったので、猫を抑えて堂々の1位でした。その他の書籍は、真面目そうな内容なので、非常に、セキセイインコのイラストが目立ちます。もしかしたら、朝日新聞社で働く人たちの中で、秘かなインコブーム、鳥ブームが始まっているのかもしれません。
■まとめ・終わりに
2017年7月20日に朝日新聞出版から発売された、『飼い主さんに伝えたい130のこと インコがおしえるインコの本音』がどんな内容か、読んだ感想・レビューを紹介しました。著者の磯崎哲也さんがインコの気持ちなど、インコを飼う上で、愛鳥家の方が知っておきたい、インコの特徴、飼育の注意点を、各トピックごとに1ページでコンパクトにまとめられていました。その中には、BIRDSTORYさんが描いたインコのイラストが掲載され、とても読みやすくなっています。
ぜひ、気になる方は書店やAmazonなどのネット通販で確認してみてください。
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