【鳥本】インコ語辞典のレビュー・書評~インコの気持ちを理解するための参考書
2017年12月12日(火)に「インコ語辞典」が発売されました。インコ語辞典は、雑誌「小鳥のキモチ」を出版している学研より発行されました。インコたちが飼い主たちに、しぐさや動き、表情で伝えてくる「インコ語」をいかに読み取るか紹介しています。どんな内容だったか、レビュー・書評を紹介したいと思います。
■インコ語辞典は、「小鳥のキモチ」掲載内容を元に編集
インコ語辞典は、学研が年に1回出版している雑誌「小鳥のキモチ」の内容を元に作られています。
過去のバックナンバーでも、鳥の気持ちを理解するための特集が数多く組まれていました。
- 小鳥のキモチVol3「トリ語の教科書」2015年発売
- 小鳥のキモチVol4「トリのトリセツ」2016年発売
- 小鳥のキモチVol5「トリゴコロ」2017年発売
■インコの気持ちを理解するための予備知識
本書では、まず、インコの気持ち「インコ語」を理解するにあたって必要なインコの性質・特性について、8箇条という形で紹介しています。中でも大切なことは、以下の2点です。
- インコは伝えようとする
- 一羽一羽がまったく違う
インコは声と行動でコミュニケーションを図ります。もし、インコが伝えようと思ったことが伝わらないと、ストレスを感じてしまいます。人間とインコという異種同士だからこそ、読み取る能力が必要になります。インコ自身も上手く伝えようと、色々試行錯誤をしてくれます。インコの頑張りに応えるため、飼い主もしっかり読み取る努力をしましょう。
インコは同じ種類・品種だと似ていますが、性格はまったく異なり、個性があります。それは同じ親から生まれた兄弟でも、好奇心旺盛な子や臆病な子がいます。さらに、過ごしてきた環境によって備わった後天的な性質もあります。そのため、「インコはこうする生き物だ」という先入観を持たずに、その子と向き合い、個性を見つけることが大切です。
■表情・姿勢・しぐさ・鳴き声などが示すインコ語
インコ語辞典では、以下の5つが示すインコの気持ちを紹介しています。
- 表情
- 姿勢
- しぐさ
- 鳴き声
- 行動
それぞれは、インコに共通するものから、生活の中で独自の意味が発生したものもあります。あくまで、本書で紹介している行動の意味は、絶対のものではなく参考程度に捉えるべきです。そのため、本当に自分のインコがそういう意図を伝えているのか、確認が必要です。
インコが伝えようとしている気持ちを理解するための、参考書として「インコ語辞典」は最適です。
■かわいいインコの写真も多数掲載
インコ語の解説以外にも、インスタグラムなどで人気のアカウントのインコたちも紹介されています。
5つの人気アカウントのセキセイインコやマメルリハ、オカメインコ、文鳥の「#ふわもこ」のハッシュタグがついた写真はどれも可愛く、インスタ映えしたものばかりです。
■まとめ・終わりに
今回、学研から2017年12月12日に発売された「インコ語辞典」のレビューを行いました。インコ語には、2種類があります。
- 自分のインコだけでなく、他のインコ含め、共通で行うしぐさ・行動
- 自分のインコ独自・固有の行動
本書ではインコ共通の表情やしぐさ、鳴き声が示すインコの気持ちを紹介しています。しかし、生活の中で独自の意味を持つ場合もあります。そのため、インコ語を理解するにあたって大切なことは、「常にインコが何を伝えようとしているのか、考え続けること」です。
インコ語辞典は、インコの気持ちを理解する参考書として、活用できる一冊です。ぜひ、インコの気持ちを知りたい人にオススメします。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません