インコの病気・ケガのサインまとめ(しぐさ・行動編)~体調不良の兆候を逃さずチェック
インコは病気やケガになると、隠す習性があります。しかし、それでも、インコの身体やしぐさ・行動に、病気やケガの兆候が現れます。今回、インコが病気・ケガなどの体調不良になった場合に、どのようなしぐさ・行動をとるかまとめてみました。
食欲がない
食欲がないのは、インコが発症する病気の初期症状です。病気になることで、体調がすぐれなくなり食欲がなくなります。しかも食欲低下によって、食べる量が少なることでより衰弱していき、病気も進行します。そのため、あまりインコがご飯を食べていない場合は、その子の好物の食べ物を多く与えてみましょう。それでも食べない場合は、動物病院へ連れて行き、獣医師に診てもらいましょう。
嘔吐・吐き気
胃炎や胃がんなどの消化器系の病気、中毒などの症状が考えられます。身体の内部の病気なので、獣医師に診断してもらいましょう。なお、ごはんを食べすぎてしまった時に吐いたり、発情期の吐き戻しは病気ではありません。
うずくまっている
うずくまっているときも、色々な病気が発症している恐れがあります。特に、うずくまるのは、すでに病気が重篤化している可能性が高いです。そのため、一刻も早く動物病院で獣医師に診てもらいましょう。
寒そうにしている
インコが寒そうにしているというのは、羽を膨らませる状態です。羽を膨らませることで、空気の層を作り、寒さの影響を少なくします。冬場などの気温が低い時に寒そうにしているのは、本当に寒いからですが、夏場などの温かい季節に羽を膨らませているのは、何らかの病気で、体温維持が難しくなっている状態です。そのため、体温維持できるよう、応急処置的に保温電球やパネルヒーターでケージ内の空気を温めてあげましょう。病気が疑われるので、動物病院に連れていきましょう。
眠ってばかりいる
インコの就寝時間は基本的に日没後の夜から朝ですが、昼間もお昼寝をしています。しかし、一日中眠ってばかりいる場合は、何らかの病気が進行している可能性があります。ケージの外に出たがらず、ケージの中でも眠ってばかりの場合は、病院で診てもらい、病気か診断してもらいましょう。
止まり木に止まれない
インコも年を重ねると老化が進み、足の握力が低下して止まり木に止まれなくなることが起きます。ただ、それほど年齢を重ねていない成鳥が止まり木に止まれない時は、足の骨折や脱臼、捻挫や打撲などのケガが考えられます。しかし、それ以外にも痛風などの病気の可能性もあります。
排泄時におしりを振る
排泄時におしりを振る行為は、生殖器の異常や腹腔内の腫瘍・腹水が考えられます。便がついているのを気にして振っている可能性もあるので、そうしたしぐさを見せたときは、フンが正常に排出できているか、フンの見た目は問題ないか確認しましょう。いつもと違う見た目のフンだった場合は、獣医師の診察が必要です。
生あくびばかりしている
インコにも人間のあくびが移ることが発生します。しかし、あまりにも生あくびを繰り返している場合、咽頭炎の疑いがあります。
あくびの回数が少し多いと思ったら、念のため、動物病院に連れて行きましょう。
まとめ・終わりに
今回、インコが病気やケガになった場合に、サインとなるしぐさや行動をまとめてみました。インコは野生下のころの習性から、病気を隠そうとしますが、それでも色々なところにしぐさ・行動で現れます。こうしたインコからのサインにいち早く気づけば、治療によって回復することができます。大切なのは、日頃からインコの行動を観察し、異常な様子を発見できるようにすることとです。今回紹介したような行動が見られた場合は、杞憂かもしれませんが、動物病院で獣医師に診察してもらうことが大切です。ぜひ、日々家族のインコの行動を注意して観察しておきましょう。
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