【小型インコ】カルカヤインコの性質・特徴や鳴き声と値段について

今回、アフリカ大陸の東側にあるマダガスカル島原産の「カルカヤインコ」について紹介したいと思います。
カルカヤインコはコザクラインコやボタンインコなどのラブバードの仲間で、ラブバードの中で最も小さい種類のインコです。
カルカヤインコの特徴
カルカヤインコはアフリカ大陸から約400km離れた、マダガスカル島に生息している小型インコです。
英名では、「Grey-headed Lovebird」、または「Madagascar Lovebird」と言います。
カルカヤインコを漢字で書くと、「刈萱鸚哥」と書きます。
カルカヤインコのサイズは体長が約13~16cmで、体重が約25~36gとセキセイインコと同程度の重さです。
コザクラインコやボタンインコなどのラブバードの中では、世界最小です。
コザクラインコやボタンインコといったメジャーなラブバードに比べると、おとなしい性質の個体が多いです。
少し臆病で神経質な面があると言われているので、1羽飼いよりもペアで飼うことが推奨されます。
オスとメスで見た目が異なる雌雄異体
カルカヤインコはオスとメスで羽の色合いが異なる雌雄異体です。
そのため、見た目でカルカヤインコのオスとメスを判別することができます。
腹部から下半身の部分はライトグリーンの羽に覆われており、翼から尾羽にかけてダークグリーンの羽が生えていて、風切羽の端になるほど黒い色味が強くなっていきます。
上記は♂♀共通の特徴ですが、胸部から頭部にかけた羽の色は、オスは薄めの明るいグレーの色合いなのに対し、メスは胸部が緑色、頭部が黒っぽい緑色の羽になっています。
ラブバードの中で見た目で性別が判断できるのは、カルカヤインコの他に、ハツハナインコがいます。
マダガスカル島に暮らす唯一のラブバード
アフリカ大陸には同じラブバードのコザクラインコやボタンインコ、ヨウムなどの色々な種類のインコが生息しています。
しかし、アフリカ大陸から海で隔てられたマダガスカル島には、以下3種のインコしか生息していません。
- カルカヤインコ
- クロインコ
- コクロインコ
マダガスカル島唯一のラブバードのため、マダガスカルラブバードとも呼ばれています。
カルカヤインコの亜種・カラーバリエーション
カルカヤインコはマダガスカル島内に「アオガスミカルカヤインコ」という亜種が存在しており、基亜種を含め2種類います。
- 基亜種:カルカヤインコ(A. c. canus)
- 亜種:アオガスミカルカヤインコ(A. c. ablectaneus)
亜種のアオガスミカルカヤインコはマダガスカル島南部に生息しており、基亜種はその地域以外のマダガスカル島全域に生息しています。
カラーバリエーションですが、カルカヤインコは繁殖が非常に難しく、2世代に渡りブリードが成功する事例は珍しいです。
そのため、色変わりなどのノーマルと異なる色合いの個体は今のところ確認できていません。
カルカヤインコの鳴き声は?
カルカヤインコはラブバードに分類されますが、サイズが小さいため、コザクラインコやボタンインコよりも鳴き声は小さめです。
鳴き声の面では騒音の心配はありませんが、日本ではカルカヤインコの飼育を経験した愛鳥家が少なく、飼育方法についても情報が少ないです。
そのため、他のラブバードに比べると、飼育の難易度が高い種類のインコです。
カルカヤインコの基本データ
- 小型インコ
- 分類:オウム目インコ科ボタンインコ属
- 英語名:Grey-headed Lovebird、Madagascar Lovebird
- 原産:マダガスカル島
- 体長:約13~16cm
- 体重:約25~36g
- 寿命:約7年
- 値段:68000円~(ペアでの価格)
- 食性:植物食(種子や穀物、果実など)
※特徴や性格は個体差があります。性別や年齢によっても大きく異なることもあります。
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