黒瀬ペットフードのペレット「NEO(ネオ)」の特徴!リニューアルで栄養面がアップ

インコお世話

2021年にリニューアルされた黒瀬ペットフードの総合栄養食ペレット「NEO」シリーズの紹介!シードから切り替えやすいクローバータイプも

小鳥用フードメーカーの黒瀬ペットフードが販売するペレットに「NEOシリーズ」があります。

2013年より発売され愛鳥家からも人気を集めていたネオフードが、2021年にリニューアルされてNEOシリーズのペレットとなり、栄養面や食べやすさもアップしました。

 

黒瀬ペットフードは鳥フードの国産メーカー

黒瀬ペットフードは、インコや文鳥などの小鳥用のフードを製造・販売する広島県のメーカーです。

1968年に設立され、50年を超える老舗のメーカーです。

粟・稗・きびなど鳥の主食となるシードを国産のものだけを厳選した「小鳥の食事」シリーズを販売し、愛鳥家から人気を集めています。

そのほかにも黒瀬ペットフードの「自然派宣言」シリーズの栄養補助や副食を与えている方も多いと思います。

 

2013年からペレット「ネオフード」を販売

そんな黒瀬ペットフードですが、シードだけでなく、総合栄養食のペレット「ネオフード」シリーズを2013年に発売開始しました。

2013年に黒瀬ペットフードより発売された総合栄養食のペレット「ネオフード」のパッケージ

「飼い鳥の栄養推奨量」に基づいた栄養バランスとなっており、これだけでインコに必要な栄養が摂取できるようになっています。

着色料や保存料も不使用で、さらに乳酸菌や納豆菌が配合されており、抗菌効果、抗酸化効果、免疫力増強などが期待されると言われています。

 

2021年にNEOシリーズのペレットにリニューアル

そんな黒瀬ペットフードのペレット・ネオフードが2021年にリニューアルされました。

2021年にリニューアルされた黒瀬ペットフードの総合栄養食ペレット「NEO」シリーズの紹介!シードから切り替えやすいクローバータイプも

従来のネオフードシリーズと同様に粗脂肪は3%程度になっており、ヘルシーなペレットのままです。

※フィンチ用やひな鳥・幼鳥用は粗脂肪の割合が5.8%、5.4%と少し高くなっています。

リニューアルによって栄養面の見直しが行われるとともに、シードからペレットに切り替えやすいタイプの新商品が登場しました。

 

NEOシリーズのペレットの特徴

黒瀬ペットフードの総合栄養食であるNEOシリーズのペレットは、動物医薬品メーカーと共同で開発されました。

2021年にリニューアルされアマニ油のオメガ3脂肪酸やハーブエキスが新しく配合

リニューアル前のネオフードシリーズの時の特徴であった乳酸菌や納豆菌はこれまで通り配合されています。

さらにリニューアルで新たにアマニ油とハーブエキスの2種類の成分が配合されるようになりました。

アマニ油には必須脂肪酸で不足しがちなオメガ3脂肪酸(αリノレン酸)が含まれており、抗炎症作用や血液をサラサラにする効果が期待されます。

ハーブエキスにはオレガノ、タイム、ローズマリー、シナモン、とうがらしの成分を抽出したものが用いられ、抗酸化作用や食欲増進が見込まれます。

このようにリニューアルによって黒瀬ペットフードのNEOシリーズはさらに愛鳥の健康を考えたペレットに仕上がっています。

※アマニ油やハーブエキスは通常タイプには含まれていますが、ひな鳥用やフィンチ用には未配合なものもあります。

 

NEOシリーズのペレットの種類は8種類

黒瀬ペットフードのペレット「NEOシリーズ」は粒の大きさ・形状・鳥種に応じた商品ラインナップが全部で8種類ほど用意されています。

①NEOひな鳥・幼鳥用

インコの中でも成鳥になっていないひなや幼鳥用のペレットです。

②NEO超小粒タイプ

セキセイインコやマメルリハなど小型インコを対象として、NEOシリーズ超小粒タイプのペレットです。

③NEO小粒タイプ

NEOの小粒タイプは同じセキセイインコやオカメインコなどの小型インコが対象ですが、超小粒よりも粒が一回り大きくなっています。

④NEO中粒タイプ

 

⑤NEO大粒タイプ

NEOの大粒タイプは大型インコ・オウムを対象とした粒が最も大きいペレットです。

⑥NEOフィンチ用

文鳥などのインコではないフィンチ用のペレットして、NEOフィンチ用もあります。

⑦NEOクローバーS

 

⑧NEOクローバーL

黒瀬ペットフードのHPによると、粒の大きさがどれぐらいか分かるようにNEOシリーズの紹介ページで解説してくれています。

黒瀬ペットフードの総合栄養食ペレット・NEOシリーズの粒の大きさを定規で比較
黒瀬ペットフードのHPより引用

成鳥のインコの場合は、NEOシリーズのペレットの大きさに応じて超小粒~大粒の4種類から選択します。

また、文鳥やキンカチョウなどのフィンチの場合は、フィンチ用のNEOを選びましょう。

 

リニューアルで新登場のNEOクローバー

リニューアル前にはなかったのがNEOクローバーです。

黒瀬ペットフードの粟を練り込んだシードからペレットに切り替えるためのNEOクローバー

クローバータイプには、粒の形状がクローバー型になっていて、通常のペレットの原料に、ムキあわが練り込まれています。

愛鳥はNEOクローバーをくずしながら食べるようになるので、通常のペレットよりも食べやすいです。

そのため、シード主食だったインコをペレットに切り替えようとする場合に、まずNEOのクローバータイプを与えてみましょう。

大きさがSmallとLargeの2種類があるので、インコの大きさに応じて選択します。

 

シード→ペレット切り替え支援の「inこ棒」も

今回紹介したNEOクローバー以外にも、シード食のインコをペレットに切り替えるための商品「inこ棒」もあります。

これは副食としてあたえるおやつ的な商品です。

NEOクローバーと同じようにペレットの原料の中にムキアワを練り込み棒状に固めています。

シード→ペレットの切り替えがNEOシリーズやクローバーでうまくできなかった場合に、併用することで改善できるかもしれません。

 

まとめ・終わりに

今回、黒瀬ペットのペレットNEOシリーズについて特徴や商品ラインナップを紹介しました。

元々2013年から黒瀬ペットフードではネオフードというペレットを販売していましたが、2021年にNEOシリーズにリニューアルされました。

リニューアルでは栄養面で見直しが行われ、アマニ油かハーブエキスが配合され、より健康的なペレットになりました。

さらにシードからペレットに切り替えやすい形状が工夫され、ムキアワが配合されたNEOクローバーが新登場しています。

国産ペレットは輸入が必要ないため、海外ペレットよりも供給面では安心です。

多くの方が海外ペレットを与えていますが、供給不安に備えて国産のペレットも食べられるようにしておくのがオススメです。