【中型インコ】ニョオウインコの性質や特徴と鳴き声・価格について
ニョオウインコは、鮮やかな黄色い羽が特徴のコニュアです。コガネメキシコインコ以上の、コニュアの中でも、最も派手なインコとして知られています。非常に賢く、人によく馴れて、コンパニオンバードとして魅力的なインコです。原産地であるブラジルでは、国鳥にも指定されています。
ニョオウインコの「ニョオウ」は、漢字で書くと「女王」と書きます。日本では別名で「ミカドインコ」とも呼ばれています。名前が示す通り、インコの女王にふさわしい、豪華で色鮮やかなインコです。
残念ながら、原産地の森林伐採や乱獲などによって、個体数が減少し、絶滅が危惧されています。ワシントン条約付属書Ⅰ類(CITES)にも指定されており、飼育には登録が必要です。
※特徴や性格は個体差があります。性別や年齢によっても大きく異なることもあります。
ニョオウインコの性質・特徴
ニョオウインコは、インコ科クサビオインコ属いわゆる「コニュア」に含まれています。そのため、他のコニュア同様に、遊び好きで陽気な性格です。他のメキシコインコが行うような、転がったりして遊んだりもします。とても人懐っこい性質があり、飼い鳥としても、非常に魅力的です。
見た目は、鮮やかな全身の黄色い羽に、緑色の風切羽で覆われています。象牙色の大きなクチバシに、大きい白いアイリングが特徴です。幼鳥時には、頭や頬、背中の各部に緑色の羽が斑点のように存在していますが、1歳を迎えたあたりから黄色い羽に生え変わっていきます。
野生下での繁殖・産卵時には、複数の雌が同じ共有するという独特の特徴を有しています。また、繁殖はとても難しいと言われており、日本国内で繁殖に成功しているブリーダーは非常に少ないです。
カラーバリエーション
ニョオウインコのカラーバリエーションは、今のところ1種類のみで、他のカラーはありません。
ニョオウインコの鳴き声・おしゃべり
ニョオウインコは、コニュアの中では一回り大きいサイズのため、その分鳴き声も大きいです。甲高い声で鳴く傾向があります。
おしゃべりは、日本語のものは見つかりませんでしたが、英語では、きちんと単語レベルで発音ができている個体がYotubeなどの動画にありました。
ニョオウインコの基本データ
- 中型インコ
- 分類:オウム目インコ科クサビオインコ属
- 英語名:Golden Conure(Golden Parakeet)、Queen of Bavaria Conure
- 原産:南米・ブラジル北東部
- 体長:約38cm
- 体重:約270g
- 寿命:約20年
- 値段:100万円~
- 食性:植物食(種子や種実、花やつぼみなど)
ニョオウインコのよいところ(メリット)
- コニュアの中でも鮮やかな黄色い羽で派手
- 遊び好きで、人にも非常によく馴れる
ニョオウインコの注意点(デメリット)
- CITESに含まれる絶滅が危惧されている貴重なインコ
- 温度管理が難しく、上手くいかないと落鳥するケースも
CITESに指定されていることや、繁殖がとても難しいこともあり、非常に高価で販売価格は100万円以上になります。ワシントン条約付属書Ⅰ類(CITES:サイテス)に含まれていることもあり、お迎えにはしっかり検討する必要があります。
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