【中型インコ】ニョオウインコの性質や特徴と鳴き声・価格について

2018年1月3日インコ種類

ニョオウインコの見た目・外観

ニョオウインコは、鮮やかな黄色い羽が特徴のコニュアです。コガネメキシコインコ以上の、コニュアの中でも、最も派手なインコとして知られています。非常に賢く、人によく馴れて、コンパニオンバードとして魅力的なインコです。原産地であるブラジルでは、国鳥にも指定されています

ニョオウインコの「ニョオウ」は、漢字で書くと「女王」と書きます。日本では別名で「ミカドインコ」とも呼ばれています。名前が示す通り、インコの女王にふさわしい、豪華で色鮮やかなインコです。

残念ながら、原産地の森林伐採や乱獲などによって、個体数が減少し、絶滅が危惧されています。ワシントン条約付属書Ⅰ類(CITES)にも指定されており、飼育には登録が必要です

 

ニョオウインコの飼育情報まとめ(特徴や性質・鳴き声の大きさ)

※特徴や性格は個体差があります。性別や年齢によっても大きく異なることもあります。

 

ニョオウインコの性質・特徴

ニョオウインコは、インコ科クサビオインコ属いわゆる「コニュア」に含まれています。そのため、他のコニュア同様に、遊び好きで陽気な性格です。他のメキシコインコが行うような、転がったりして遊んだりもします。とても人懐っこい性質があり、飼い鳥としても、非常に魅力的です。

見た目は、鮮やかな全身の黄色い羽に、緑色の風切羽で覆われています。象牙色の大きなクチバシに、大きい白いアイリングが特徴です。幼鳥時には、頭や頬、背中の各部に緑色の羽が斑点のように存在していますが、1歳を迎えたあたりから黄色い羽に生え変わっていきます。

ニョオウインコの見た目・外観

野生下での繁殖・産卵時には、複数の雌が同じ共有するという独特の特徴を有しています。また、繁殖はとても難しいと言われており、日本国内で繁殖に成功しているブリーダーは非常に少ないです。

 

カラーバリエーション

ニョオウインコのカラーバリエーションは、今のところ1種類のみで、他のカラーはありません。

 

ニョオウインコの鳴き声・おしゃべり

ニョオウインコは、コニュアの中では一回り大きいサイズのため、その分鳴き声も大きいです。甲高い声で鳴く傾向があります。

おしゃべりは、日本語のものは見つかりませんでしたが、英語では、きちんと単語レベルで発音ができている個体がYotubeなどの動画にありました。

 

 

ニョオウインコの基本データ

  • 中型インコ
  • 分類:オウム目インコ科クサビオインコ属
  • 英語名:Golden Conure(Golden Parakeet)、Queen of Bavaria Conure
  • 原産:南米・ブラジル北東部
  • 体長:約38cm
  • 体重:約270g
  • 寿命:約20年
  • 値段:100万円~
  • 食性:植物食(種子や種実、花やつぼみなど)

ニョオウインコのよいところ(メリット)

  • コニュアの中でも鮮やかな黄色い羽で派手
  • 遊び好きで、人にも非常によく馴れる

ニョオウインコの注意点(デメリット)

  • CITESに含まれる絶滅が危惧されている貴重なインコ
  • 温度管理が難しく、上手くいかないと落鳥するケースも

 

CITESに指定されていることや、繁殖がとても難しいこともあり、非常に高価で販売価格は100万円以上になります。ワシントン条約付属書Ⅰ類(CITES:サイテス)に含まれていることもあり、お迎えにはしっかり検討する必要があります。