【中型インコ】ダルマインコの性質・特徴や鳴き声と値段について

インコ種類

野生のダルマインコのオスの写真

ダルマインコは、ワカケホンセイインコと同じホンセイインコに分類される中型インコです。

そんなダルマインコについて特徴や、値段、鳴き声の大きさ、おしゃべりについて紹介したいと思います。

※特徴や性格は個体差があります。性別や年齢によっても大きく異なることもあります。

 

ダルマインコの性質・特徴

ダルマインコの英名は、Red-breasted Parakeetまたは、Mustached Parakeetと呼ばれます。

食べ物を食べているダルマインコの様子

ダルマインコはクチバシ下のアゴ周りと、顔の目から鼻にかけて生えている黒い羽が特徴的です。

この見た目がだるまに似ていることから和名が「ダルマインコ」と名付けられました。漢字では「達磨鸚哥」と書きます。

頭部には灰色の羽、胸部から腹部にかけてピンク色の羽が生えています。背中や翼、足付近は緑色の羽に覆われています。

 

ダルマインコのオスとメスは区別可能

ダルマインコは、オスとメスで見た目が異なる雌雄異体です。

ダルマインコのオスとメスは見た目が異なる、雌雄異体(クチバシの色で判別)

オスのクチバシは鮮やかなオレンジ色なのに対し、メスのクチバシは真っ黒な色合いです。

このクチバシの色を確認することで、ダルマインコのオス・メスを区別することができます。

 

ダルマインコもかつては野生化も

首都圏を中心としたワカケホンセイインコの野生化が、メディアでも頻繁に取り上げられるようになりました。

同じホンセイインコ属のダルマインコもかつては日本で野生化が確認されていました。

国立環境研究所「侵入生物データベース」によると、1961年から1981年の約20年近く、首都圏の野外で確認されていました。東京都ではダルマインコが繁殖した記録もありました。

ダルマインコが野生で暮らしている様子

今はダルマインコの野生化はほとんど確認されていません。たまにワカケホンセイインコの群れに紛れている、ダルマインコの個体が目撃されることがあります。

 

カラーバリエーション・亜種

ダルマインコのカラーバリエーションですが、今回調査したところ、日本国内では色変わりの個体は発見できませんでした。

ワカケホンセイインコに比べ、飼育する愛鳥家が少ないため、色変わりの品種改良がおこなわれていない可能性が高いです。

ダルマインコの亜種は東南アジアの地域に応じて、基亜種を含め8種類ほど存在しています。

その他に、以下のようなダルマインコの仲間も存在しています。

  • オオダルマ
  • アオムネダルマ
  • オナガダルマ
  • シマダルマ(すでに絶滅)

 

ダルマインコの鳴き声の大きさは?

ダルマインコは中型インコの中でもサイズが大きいため、鳴き声も大きいです。

そのため、マンションなどの集合住宅で飼育する場合は、防音対策が必要になるケースが多いです。

 

ダルマインコのおしゃべりは上手?

ダルマインコは中型インコの中でもお喋り上手な子が多いです。

色々な単語を覚えて、お喋りすることができます。

そのため、ダルマインコは言葉によるコミュニケーションも楽しめるコンパニオンバードです。

※おしゃべりするかどうかは個体差があります。性別や年齢によっても大きく異なることもあります。

 

ダルマインコの基本データ

  • 中型インコ
  • 分類:オウム目インコ科ホンセイインコ属
  • 英語名:Red-breasted Parakeet、Mustached Parakeet
  • 原産:東南アジア~中央アジア(タイ・インドなど)
  • 体長:約33cm~38cm
  • 体重:約130~170g
  • 寿命:約20年~30年
  • 値段:148000円~
  • 食性:雑食性(果物や種実類・昆虫が色々)