【中型インコ】クロガミインコ(クロカミインコ)の性質・特徴や鳴き声と値段について

インコ種類

クロガミインコは、南米原産の中型インコです。元々、独立した種でしたが、現在は分類が見直され、クサビオインコ属としてコニュアの1種に分類されました。そんなクロガミインコの特徴・サイズや性格、どのような鳴き声か、販売価格も含め、紹介したいと思います。

※特徴や性格は個体差があります。性別や年齢によっても大きく異なることもあります。

 

クロガミインコの特徴

クロガミインコは、名前が示す通り、頭部に生えている黒い羽が特徴的なインコです。

クロガミインコ(クロカミインコ)は、文字通り、頭から顔にかけて生えている黒い羽が特徴のインコ

クロカミインコと思われている方も多いですが、クロミインコが正しい名前だそうです(私も間違っていました…)。

クロガミインコの英語名は「Nanday Conure(Parakeet)」もしくは、「Black-Hooded Parakeet」と言います。

南アメリカ大陸が原産地で、パンタナルと呼ばれる湿地帯に生息しています。主に以下の4カ国に渡って分布しています。

  • ブラジル南西部
  • ボリビア南東部
  • パラグアイ中央部
  • アルゼンチン北部

以前はインコ科クロガミインコ属と独立した種として分類されていました。

しかし、分類の見直しが行われ、現在ではクサビオインコ属になり、コニュアの1種として分類されています。

 

クロガミインコの性格

クロガミインコは非常に賢いインコと言われています。コニュアに分類されるように明るく陽気な一面も持ち合わせています。

さらに、クロガミインコは社交的な性格です。野生のクロガミインコは、オキナインコなどの他種のインコとも共存することがあるそうです。

オキナインコと一緒に生活するクロガミインコ(クロカミインコ)の群れ

上の写真はインコフェスタで発表された、野鳥写真家・長野敦さん撮影のクロガミインコの群れです。左下に1羽のオキナインコが一緒に羽ばたいています。

このように、野生化であっても、他の種類の鳥と共存する事例があり、社会性の高さをうかがわせるインコです。

 

カラーバリエーション・亜種

クロガミインコのカラーバリエーションですが、色変わりなどの品種を見かけたことはありません。

クロカミインコの亜種についても存在していません。

ただ、クロカミインコは、コガネメキシコインコやナナイロメキシコインコなどの別種と交配することが知られています。

ペットショップなどでもクロカミインコとナナイロメキシコインコのハイブリットが販売されているケースがあります。

 

クロガミインコの鳴き声の大きさはどれぐらい?

クロガミインコの鳴き声は、他のコニュア同様にかなり金属音のように甲高い声で、音量も大きいです。

クロガミインコの呼び鳴きの動画ですが、非常に大きな鳴き声で呼び鳴きを行っています。

呼び鳴きの頻度や、大きさは個体差がありますが、群れで暮らすクロガミインコを1羽で飼育すると、飼い主に対して呼び鳴きをする可能性は高いです。

そのため、マンションなどの集合住宅でクロガミインコを飼育する場合は、防音対策が必要になります。

 

クロガミインコのおしゃべりは上手?

クロガミインコのおしゃべりですが、日本語を話している個体はYoutubeで見つかりませんでした。

しかし、英語をおしゃべりしているクロガミインコはYoutubeにいくつか投稿されています。

クロガミインコのお喋りは、同じコニュアのコガネメキシコインコと比べると、上手と言われています。

ただ、一緒に群れで暮らすこともあるオキナインコと比べると、発音はやや不明瞭です。

 

クロガミインコの基本データ

  • 中型インコ
  • 分類:オウム目インコ科クサビオインコ属
  • 英語名:Nanday Parakeet(Conure)、Black-Hooded Parakeet
  • 原産:南アメリカ大陸(ボリビア南東部~ブラジル南西部)
  • 体長:約30cm
  • 体重:約125~140g
  • 寿命:約15年
  • 値段:98000円~
  • 食性:植物食(種子や穀物、果実など)

※特徴や性格は個体差があります。性別や年齢によっても大きく異なることもあります。