【鳥ビア】インコの平熱は40度!?ドコモのポインコCMでも話題

インコ特徴・性質,鳥ビア(トリビア)

鳥ビア「インコの平熱は40℃」

インコの通常時の体温は、人間に比べ非常に高く、平熱は40℃もあります。携帯電話会社ドコモのポインコのテレビCMでも、その情報が紹介され、話題になりました。今回、「インコの平熱は40度」という鳥ビアについて、なぜ40度もあるのか、その理由や、他の鳥類の体温についても紹介したいと思います。

 

インコの平熱は人間よりも高い

インコの平熱は40℃~41℃程度です。平熱がおよそ36℃の人間の体温と比較すると、約4℃~5℃程度も高いです。この哺乳類よりも高い体温を維持するために、インコは食べ物を食べると、すぐに燃焼させてエネルギーに変えています。

インコの平熱が40度と高温

 

なぜ、平熱が40度?高い体温を保つ理由

平熱が40度もあることは、インコが飛ぶことに理由があります。鳥が空を飛ぶためには、非常にエネルギーを必要とします。飛翔の際には、インコは1秒間に何度も翼を羽ばたかせます。インコのデータはありませんが、身近な野鳥のスズメなどでは、飛行の際に1秒間に15回程度羽ばたくと言われています。こうした飛行という激しい行為を行うためには高い体温が必須です。

また、飼い鳥は外敵の危険が少ないですが、元々野性下では、いつ外敵に襲われるか分かりません。そうした時に外敵から逃れるために、いつでも飛べる態勢を整える必要があります。そうした結果、通常時の平熱も常に40℃近い体温を維持しています。

野生のインコはいつでも飛びたてるよう準備している

 

体温維持できず、低下した場合は要注意

なお、インコは体調不良で平熱を維持できず、体温が低下することがあります。そうした場合、体温が低下することで、食欲低下を招き、食べ物の摂取量が少なくなり、また体温低下を引き起こします。

セキセイインコ

そのため、体温が下がってしまっている場合は、体温を維持できるよう、しっかり保温を行います。保温によって体温維持しやすい環境を整え、その上でしっかり食事で栄養を補充が求められます。さらに、動物病院を受診して、獣医師に適切な対応の指示を受けることが大切です。

 

他の鳥類の体温は?

なお、他の鳥類の平熱も、インコ同様に高くなっています。空を飛ぶために、どの鳥も高い体温が必要だからです。ただ、空を飛ばないダチョウのような鳥は、やや体温も低く、38℃程度だそうです。また、同じくペンギンも通常時の体温は、飛翔する鳥と比べて低いです。さらに、ペンギンの場合は、魚を狩るため海に飛び込むと、どんどん温度が下がる変温性という特性を持っています。

ペンギンの体温は、他の鳥類に比べ低い

 

ポインコのCMでも話題

インコの平熱が40℃あることが話題になったのは、携帯電話会社ドコモのポインコのCMです。

ポインコのCMによって、インコの平熱が高いという情報が、愛鳥家以外にも知られるようになりました。

 

まとめ・終わりに

今回、「インコの平熱は40℃程度」という鳥ビアを紹介しました。インコ以外の多くの鳥は40℃以上です。人間よりも4℃程度も高い体温を保っているのは、いつでも空を飛べるようにするためでした。そのために食事で摂取した栄養をエネルギーに変換しています。高い平熱が保てなくなった場合、体調不良などで危険なため、しっかり保温対策を行い、獣医に診てもらう必要があります。

ぜひ、知らない人の「インコの平熱は40℃」という鳥ビアを教えてあげてみてください。