【小型インコ】アキクサインコの性質・特徴や鳴き声と値段について
アキクサインコは、オーストラリア原産の小型サイズのインコです。英名は「Bourke’s Parrot」と言い、インコでは珍しいピンク色の羽が生えています。品種改良によって、ピンク色の羽に覆われたルビノーやローズは、愛鳥家の間で人気が高まっています。
※特徴や性格は個体差があります。性別や年齢によっても大きく異なることもあります。
アキクサインコの特徴・性質
アキクサインコの体長が約19cm程度の小型インコです。
英名では「Bourke’s Parrot」と呼ばれ、漢字で「秋草鸚哥」と書きます。
一般的によく見かける品種は、後ほど紹介するローズやルビノーといった色変わりの個体です。
これらの個体はお腹や背中、翼にピンク色の羽が生えています。
ただ、原種である野生のアキクサインコは、ピンク色の羽は生えていますが、もう少し地味な色合いになっています。
腹部はピンク色の羽に覆われています。頭部にもピンク色の羽が生えていますが、灰色の羽が混ざり目立たないようになっています。翼には灰褐色で縁取られた黒色の羽が生え、一部青い羽が生えている部分もあります。
野生のアキクサインコは暑い日中を避け、夕方や夜に水場に現れるケースが多いため、「Night Parrot(ナイトパロット)」とも呼ばれています。
オーストラリア中央部のアウトバックで撮影した野生のアキクサインコ。
薄暗くなった夕方と日が昇る夜明け前に活発に活動しているみたいです。 pic.twitter.com/87P4HZdbnc
— 岡本勇太~インコのびのび〜野生のオカメインコ・セキセイインコ (@conpiy) December 13, 2019
野生インコ写真家・岡本勇太さんがオーストラリアで野生のアキクサインコが活動している様子を動画で撮影されています。
通常のインコは日中に活動しますが、アキクサインコは夕方から暗くなる夜にかけて活動していることが分かります。
アキクサインコの性格
アキクサインコは穏やかで優しい性格の個体が多いです。
インコの飼育本を読むと、「人にも慣れやすく、ヒナや幼鳥などの幼いころから飼育すると、よく懐くよ。飼育初心者でも手乗りの育てやすい種類インコ」とあります。
しかし、実際にアキクサインコを飼育されている人のブログなどを読むと、飼い主とは一定の距離を保つ個体が多いとのことです。色々なブログを確認したところ、オカメインコのようなべたなれの個体は少ない模様です。
アキクサインコの鳴き声の大きさはどれぐらい?
アキクサインコの鳴き声の大きさは、インコの中では小さいです。とても可憐で美しい鳴き声で鳴きます。
呼び鳴きの場合は通常の鳴き声よりも大きいですが、それでも中型サイズのインコに比べ、かなり小さいです。
そのため、マンションなどの集合住宅などでも飼いやすい種類のインコです。
アキクサインコはおしゃべり上手?
アキクサインコはお喋りがそれほど上手ではありません。しかし、中にはおしゃべりする個体もいます。
ただ、同じ小型インコでおしゃべりが上手なセキセイインコと比較すると、やや発音は聞き取りにくいものが多いです。
カラーバリエーション・亜種
アキクサインコは品種改良が行われ、原種のノーマルから様々な羽色の色変わりが生まれています。
- ローズ
- ファロー
- ローズファロー
- ルチノー
- ルビノー
ルビノーなど、ピンク色がより強調された品種は、1990年ごろに登場しました。他のインコには珍しいピンク色の羽が特徴的で、非常に人気があります。
アキクサインコには亜種は存在しておらず、基亜種のアキクサインコのみです。
アキクサインコの販売価格は?
アキクサインコの原種ノーマルの個体は少なく、色変わりの個体が大半です。
やや黒色の羽があるローズなどは20000円弱から販売されています。
人気が高いアキクサインコ・ルビノーはローズよりもお迎え価格が高く、2万円~4万円程度です。
アキクサインコの基本データ
- 小型インコ
- 分類:オウム目インコ科アキクサインコ属
- 英語名:Bourke’s Parrot
- 原産:オーストラリア
- 体長:約19cm
- 体重:約50g
- 寿命:約8年~15年
- 値段:12000円~(ルビノーなどは約20000円~)
- 食性:種子食性(一部昆虫も)
※体長・体重や寿命は個体差があります。価格も変動する場合があります。
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