防水スプレーでインコが即死?有害な成分に愛鳥家は要注意!室内・鳥部屋の使用はNG
NHKの番組で防水スプレーの危険性・有毒性について取り上げられました。
放送ではインコなどの小鳥が防水スプレーで即死するという驚きの情報が紹介されました。
防水スプレーがインコなどの小鳥に及ぼす影響と、愛鳥家が防水スプレーを使う場合の注意点を紹介したいと思います。
防水スプレーの危険性をNHKが特集
2019年6月20日にNHKのニュースサイトで、防水スプレーが人間に及ぼす危険性について紹介する記事が掲載されました。
雨の頻度が高くなる梅雨の季節に、防水スプレーの誤った使用方法により男性が亡くなった事例を紹介したツイートが取り上げられ、防水スプレーがなぜ危険なのか解説されています。
防水スプレーの種類とそれぞれの効果
防水スプレーには大きく分けて2種類が存在します。
- フッ素系
- シリコン系
それぞれ防水効果がありますが、その特性は大きく異なります。
フッ素タイプの防水の仕組みと効果
フッ素タイプの防水スプレーは、繊維に付着して水を弾く効果があります。
防水性はありながら、通気性も保つことができます。
ただ、その分効果が切れるのが早く、また費用も高いです。
シリコンタイプの防水の仕組みと効果
それに対し、シリコンタイプの防水スプレーは表面に被膜を作ることで防水効果が得られます。
効果も長持ちし、価格も安価で使いやすいです。しかし、通気性は失われることがデメリットに挙げられます。
防水スプレーに含まれる成分が有害な理由
防水スプレーは、フッ素タイプとシリコンタイプのいずれも有害です。
どちらのタイプの防水スプレーでも、噴出した成分を吸い込むと、肺に付着して上手く酸素を取り入れられなくなるからです。
防水スプレーの成分を人間が多量に摂取してしまうと、最悪の場合には呼吸困難で死に至るケースもあるそうです。
防水スプレーでインコが即死した事例も
NHKのニュースでは、防水スプレーでインコが即死するという恐ろしい事例についても取り上げられました。
Twitter上でも愛鳥家の方による防水スプレーのインコへの危険性について注意喚起するツイートが投稿されています。
インコの場合は、支障なんてレベルじゃなく、即死しちゃうんで、防水や撥水スプレーはインコの近くで使わない事!
<防水スプレー>吸い込むと肺機能に支障 注意呼びかけ (毎日新聞 – 10月02日 12:40) https://t.co/Ft2pwJvk8c
— いいちこインコの飼い主@花沢りん吉 (@iichiko_hana) 2016年10月3日
先ほどの防水スプレーに含まれる成分は、呼吸器官が発達している鳥類にとっては、人間以上に有毒です。
さらに、人間よりも身体がとても小さいインコにとっては、少量でも命取りになりかねません。
事故を防ぐための正しい防水スプレーの使い方
こうした事故を防ぐために、インコたちが生活している部屋では絶対に使用してはいけません。
また飼い鳥がいない仕切られた空間でも、隙間から防水スプレーの有害物質が流れ込む恐れがあります。
愛鳥家に求められる正しい防水スプレーの使い方は、「愛鳥がいない屋外で使用すること」です。
商品説明にも室内での使用は避け、屋外で使用するように注意書きが書かれています。
屋外でも風の影響などを考慮し、室内に防水スプレーの成分が流れ込まないよう気を付けなければなりません。
防水スプレーは愛鳥家にとっても危険なので、使用量には注意しなければいけません。マスク着用などで体内に成分が入らないようにしましょう。
さらに防水スプレーを散布した商品をすぐに家の中に持ち込むのも危険です。
防水スプレーにはアルコールなどの揮発性の有毒物質も含まれているため、そうした成分が十分に揮発するまで防水スプレーを使った製品を屋外に置いておく必要があります。
また、使い終わった後にインコと触れ合う場合は、来ていた衣服は着替え、念のためシャワーなどで付着した成分を洗い流すのがオススメです。
まとめ・終わりに
今回、NHKで取り上げられた防水スプレーのインコへの危険性について紹介しました。防水スプレーに含まれるフッ素やシリコンは人間にとっても有毒な成分です。
人間よりも呼吸器官が発達し、身体の小さいインコにとってはますます有害で、即死するといわれるほど危険です。
防水スプレーはきちんと鳥が近くにいない屋外で使用し、使用後もシャワーや着替えによって、使用者に付着した成分を取り除く必要があります。
誤った使用方法で愛鳥の命を落とす危険性がある防水スプレーを使用する際は十分注意してください。
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