細川博昭氏の新刊「江戸の鳥類図譜」が2020年2月1日発売!
2020年2月1日にインコ関連の書籍でお馴染み、細川博昭氏の新刊「江戸の鳥類図譜」が発売されます。
江戸時代に描かれた鳥の絵をまとめた図鑑のような書籍で、色々な技法で描かれた鳥を鑑賞できる一冊です。
「江戸の鳥類図譜」概要
- 書籍名:江戸の鳥類図譜 ~大名、学者、本草画家が描いた日本の鳥たち~
- 著者:細川博昭
- 発売日:2020年2月1日
- 出版社:秀和システム
- 価格:4180円
※タップでAmazon賞品ページ遷移
写真の存在しない江戸時代に、さまざまな図譜に描かれた日本の鳥たち。
この鳥たちを、最新の分類に沿ったかたちで並べ、現代の名称のもと、解説をくわえた本書。
江戸の鳥図譜をもっと身近に! という思いで作られた本書は、鳥を愛するすべての方にぜひお読みいただきたい一冊である。
細川博昭氏は鳥関連の書籍を多く出版
「江戸の鳥類図譜」を執筆された細川博昭は、作家、サイエンス・ライターです。
インコなどの飼い鳥に焦点を当てた書籍や、鳥の生態に迫った書籍を多数出版されています。
中でも「うちの鳥の老いじたく」は年を重ねた老鳥との過ごし方に焦点を当てた一冊です。
今までになかったインコ本で、愛鳥家の間でも話題になりました。
※2020年の春には続編が出版される予定とのことです。
「江戸時代に描かれた鳥たち」をリニューアル
江戸の鳥類図譜は、以前細川博昭氏が執筆された「江戸時代に描かれた鳥たち」をリニューアルしたものと、「鳥人、交わりの文化誌」の出版記念トークショーで紹介がありました。
2012年に出版された書籍ですが、すでに絶版になっており、Amazonなどでも中古が高値で流通しています。
この時にはインコなどの輸入された鳥から、日本古来から共に生きてきた身近な鳥まで紹介されています。
今回の、江戸の鳥類図譜には見本版を見たところ、インコや文鳥などの飼い鳥としてなじみ深い鳥ではなく、日本に生息していた野鳥中心となっています。
著者・細川博昭氏による「江戸の鳥類図譜」紹介
「江戸の鳥類図譜」の執筆者である細川博昭氏のSNSで、どんな内容か紹介されています。
なるべく多くの種の掲載を意識しつつ、絵師による描き方のちがいなどを比べていただけるよう、写し絵の関係にある絵や、複数の図譜に載る同種の鳥の絵も並べてみた。
鳥の掲載にあたっては、その絵に添付された鳥名をまず挙げ、次いで現代の名称とその漢字表記、出典の図譜名を記した。— 細川@鳥を識る (@aru1997maki) January 28, 2020
当時、琉球国は外国で、琉球国内でのみ見られる鳥は輸入鳥扱いだったが、現在もそこに棲息する鳥については日本の鳥として、国内他地域の鳥とともに並べて掲載した。
— 細川@鳥を識る (@aru1997maki) January 28, 2020
同じ種類の鳥でも絵師による絵の違いについても比較できるような構成になっているのが興味深いです。
インコや文鳥などの飼い鳥版も執筆中
「江戸の鳥類図譜」に掲載される鳥類は、主に江戸時代の日本人が慣れ親しんだ野鳥が対象となっています。
実は現在、細川博昭氏は同じ構成で、インコや文鳥などの飼い鳥バージョンも執筆されています。
今回の江戸の鳥類図譜の販売数に応じて、出版時期が早まる可能性があるそうです。
鳥フェス横浜で見本紹介&予約受付
2020年1月25,26日に開催された鳥フェス横浜では、著者の細川博昭氏も出展されていました。
細川氏がこれまでに出版した著書の展示販売に加え、「江戸の鳥類図譜」の見本版が紹介されていました。
「江戸の鳥類図譜」見本版には、江戸時代の日本人がなじみ深い種類の鳥を、その当時の絵師たちが様々な技法で描いた絵が掲載されていました。
この展示で申し込むと、直筆サインが入った本が著者の細川博昭氏から直接送付いただけます。
今回、見本版を拝見し、豪華な装丁と読み応えのある見本だったので、「江戸の鳥類図譜」の予約申込を行いました。
まとめ・終わりに
今回、2020年1月31日に発売予定の細川博昭氏の新刊「江戸の鳥類図譜」を取り上げました。
江戸時代の絵師たちが、当時の日本で見かけることができた鳥類を描いた作品をまとめた書籍です。
以前出版された「江戸時代に描かれた鳥たち」をリニューアルした一冊ですが、すでにこちらは絶版になっていて入手困難でした。
「江戸時代に描かれた鳥」を欲しかった人には、オススメな鳥本です。
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