【中型インコ】テンニョインコの性質・特徴や鳴き声・おしゃべりについて
テンニョインコは、オーストラリア原産の中型インコです。
淡い色の羽がとても美しく、その華麗さからデンマーク王女の名前を冠したインコです。
そんなテンニョインコの特徴について紹介したいと思います。
※特徴や性格は個体差があります。性別や年齢によっても大きく異なることもあります。
テンニョインコの特徴
テンニョインコは漢字だと「天女鸚哥」と書きますが、英語名では「Princess Parrot」と表現されることが多いです。
その他にも以下のような呼ばれ方をすることがあります。
- Queen Alexandra parrot
- Alexandra’s parakeet
- Princess of Wales parakeet
- Rose-throated parakeet
- Spinifex parrot
他の呼び名にあるアレクサンドラは学名にもなっているイギリスの国王のお后となった、デンマーク王女のアレクサンドラに由来しています。
テンニョインコはパステルカラーのような淡く美しい羽を持つインコです。
その美しい姿からデンマーク王女の名前であるアレクサンドラが冠され、日本名でも「天女(テンニョ)」と命名されました。
尾羽が非常に長く、羽根の長さが30cm近くになるそうです。
全体的には緑色の羽に覆われていますが、首から胸にかけてのピンク色の羽が特徴的です。
オスは頭部が水色の羽毛で覆われており、オスに比べメスは頭部の水色および喉のピンク色が淡くなっていて見分けることができます。
同じミカヅキインコ属のミカヅキインコに比べ、尾羽が長いので、体長はそれほど変わらないものの、体重は100g以下の個体が多いです。
かつてはテンニョインコは国内で取引制限も
テンニョインコは、ミカヅキインコと合わせて2016年8月に国際希少野生動植物種の追加され、日本国内で取引が制限されたことがあります。
原産地であるオーストラリアで野生個体が減少していることを受け、ペットショップや鳥専門店などでも販売が禁止されていました。
その後、日本国内では野生個体の流通がほとんど行われていないことが確認できたため、2016年12月以降は制限が解除されました。
ただし、オーストラリアでは現在も徐々に野生個体数が減ってきており、同じタイミングで規制を受けたミカヅキインコよりも絶滅の恐れがあると推定されています。
国内繁殖個体の取引制限は解除されたものの、鳥専門店などでもテンニョインコを見かける機会が少ないです。
テンニョインコの性格
テンニョインコの性格は、飼育されている愛鳥家の意見によると、大人しい個体が多いようです。
オーストラリアのクサインコ系に性格が似ているとのことで、人に対してベタ馴れになる個体は少ないようです。
カラーバリエーション・亜種
テンニョインコはブリードによって様々な色変わりの個体が生まれています。
他のインコでも存在するルチノーは1970年代にドイツで生み出されたといわれています。
飼い鳥としての歴史が古いため、ブルーやアルビノといった色変わりも誕生しています。
テンニョインコの鳴き声はどれぐらいの大きさ?
テンニョインコの鳴き声はインコ専門店や飼っている愛鳥家の意見だと、それほど大きくないといわれています。
Youtubeに鳴き声を上げているテンニョインコの紹介動画がありました。
かなり高音で鳴き声を発していますが、音量としてはコニュアなどの中型インコに比べ控えめです。
テンニョインコはおしゃべり上手?
Youtubeなどの動画配信サイトにはテンニョインコがおしゃべりしている動画は少なかったものの、海外の動画でおしゃべりしている映像がありました。
音が高いので、少し聞き取りづらいですが、飼い主の方の呼び方に対し、しっかりと反応しおしゃべりをしています。
ドナルドダックのような甲高い声でおしゃべりしている様子がとても可愛らしいです。
テンニョインコの基本データ
- 中型インコ
- 分類:オウム目インコ科ミカヅキインコ属
- 英語名:Queen Alexandra parrot、Alexandra’s parakeet、Princess of Wales parakeet、Rose-throated parakeet、Spinifex parrot
- 原産:オーストラリア
- 体長:約40cm
- 体重:約92g
- 寿命:約15年
- 食性:植物食(種子や穀物、果実など)
※特徴や性格は個体差があります。性別や年齢によっても大きく異なることもあります。
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