「とりほん-飼い鳥のほんねがわかる本」レビュー!丸っこいインコ漫画で学べる一冊
2020年9月4日に西東社より「とりほん 飼い鳥のほんねがわかる本」が出版されました。
インコ飼育本などでお馴染みの磯崎哲也氏の監修による、インコや文鳥などの特徴や飼い方について、かわいい漫画で学べる鳥本です。
今回、とりほんを入手したので、どんな内容か書評/レビューしたいと思います。
「とりほん 飼い鳥のほんねがわかる本」概要
- 書籍名:とりほん 飼い鳥のほんねがわかる本
- 著者:磯崎哲也(監修)、もねこ(イラスト)
- 発売日:2020年9月4日
- 出版社:西東社
- 価格:1210円
知れば知るほど奥深い!マンガで学ぶ飼い鳥のきもち100問100答。『ねこほん』『いぬほん』につぐ大人気ペットのほんねシリーズ第3弾!
インコや文鳥など飼い鳥の気持ちを学べる一冊
「とりほん」では鳥の気持ちや特徴について1問1答形式で、100問のエピソードが掲載されています。
各エピソードにはもねこ氏による小鳥イラストの漫画も載っていて、とても読みやすい形になっています。
- どうしてあんなに鳴き真似が上手いの?
- しょっちゅうフンをするのはなぜ?
- 飛ばずに歩いて移動することが多くない?
といったインコと暮らしている中で疑問に感じる行動などが一通り網羅されています。
さらに、インコの心理について気になるポイントも解説されています。
- ピアスをしていると引っ張って取ろうとします
- 写真を撮ろうとスマホを向けるとこっちに飛んできます
- 鳥には思いやりの心があるの?
このようなトピックでインコの特徴と心理について、とりほんで学ぶことができます。
丸っこいインコや文鳥の漫画がかわいい!
とりほんの魅力の1つに、100問100答に掲載されるインコや文鳥たちの漫画があります。
イラストを担当されたもねこ氏の丸っこいインコや文鳥の漫画はとてもかわいくて、読んでていて癒やされるテイストです。
主に登場するのが、主人公夫婦が飼っているオカメインコのピピちゃんとセキセイインコのアオちゃんです。
この2羽が日々生活している様子がとても可愛くて、魅力あふれるストーリーに仕上がっています。
愛鳥家の方だとあるあるなエピソードばかりなので、共感できるポイントもたくさんあります。
とりほん掲載の興味深いエピソード
今回とりほんを読んでとくに興味深く感じたエピソードが3つあります。
- 全身黄色のルチノーはなぜメスが多いの?
- 鳥の情報拡散能力はすごい?
- 気の利かないオスはもてない?
①はルチノーの色変わりの遺伝的なしくみから、メスの個体が多く存在する理由をわかりやすく解説していくれています。
②は、実は鳥たちもツイッターでいうところのリツイートをするという、ゴジュウカラやシジュウカラの情報拡散の紹介です。
2020年に分かった最新の研究結果によると、「天敵の情報あり。ただし未確認」といった詳細な情報を仲間に発信しているとのことでした。
③では、オスはメスに配慮してエサを与えるという実験結果から、そうした気配りができるオスがメスにモテることを示唆する、人間との類似性を感じさせるエピソードです。
そのほかにも、オスが派手な種は一夫多妻制で、パートナーを何度も変えるという情報には驚きを感じ、SNSでも反響がありました。
とりほんを読んでいて
「オスが派手な鳥は一夫多妻制」
にハッとなって、よくよく考えてみると
オシドリ:一夫多妻
クジャク:一夫多妻
キジ:(以下略た、たしかに…(ふ、震え声)
派手な見た目の理由に恐れ慄くとともに、一夫一妻のインコへの安らぎを感じました😃
※ペンギン🐧も一夫一妻
— インコ生活 (@inkolife) October 28, 2020
オシドリやクジャクなどの一夫多妻制の鳥と比べ、飼い鳥であるインコや文鳥は一夫一妻制であることに安心しました。
まとめ・終わりに
今回、西東社より2020年9月4日に発売された「とりほん 飼い鳥のほんねがわかる本」の書評・レビューを掲載しました。
とりほんに100問用意された1問1答はどれも勉強になるトピックで、一緒に掲載されている漫画も面白いです。
まだお読みになっていない人はぜひ、お近くの書店に足を運んで読んでみてください。
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