インコは食べたふりや元気なフリをする?病気・ケガを隠す愛鳥のための健康管理
インコなどの愛鳥は体調不良を隠す傾向があります。
体調が悪くてもごはんを食べたふりをしたり、ケガをしていても元気なふりをするインコも多くいます。
インコが体調不良を隠すことを考慮し、愛鳥の健康管理を行う必要があります。
インコは食べたふりをする?
「インコのケージに設置されたごはん入れを見ると、シードやペレットが減っているからきちんと食べている。」
と思っていたら実は食べていなかったという、食べたふりをするインコが飼い鳥にはいます。
シードやペレットを食べずに底敷きに落としてしまう子や、シードは中身を捨てて殻だけごはん入れに残すといった巧妙に食べたふりをする子もいます。
食欲がないというのは体調不良のサインなのですが、食欲がないことをインコは飼い主に悟られないように隠そうとします。
ケガや病気のときも元気なふり
食欲がない時以外にも、ケガや病気で体調不良のときもインコは元気なふりをします。
普段と変わらないように行動して、ケガをしていることや病気で苦しいことを隠そうとします。
しかし、インコの病気は人間に比べ、急速に悪化するケースも多いです。
行動や見た目の変化に現れたタイミングでは、すでに手遅れになって、落鳥してしまう可能性もあります。
野生のインコは弱った様子は隠す
野生下で生活しているインコたちは、体調不良になって弱っていても、その様子を見せません。
なぜならば、弱っていることが伝わると天敵に狙われてしまうからです。
インコを狙う捕食者も、群れの中で動きの鈍いインコを狙うため、命を落としやすくなります。
さらに、弱った様子を仲間に見せると、病気の感染を疑われ、距離を置かれるようにもなります。
そうした野生で暮らしてきた時の習性もあり、飼い鳥のインコも本能的に病気やケガなどを体調不良を隠す傾向があります。
毎日の様子・動きのチェックが健康管理で大切
こうしたインコが病気やケガなどの体調不良を隠して、元気なふりをするのを見破るのには、日ごろから様子や行動をチェックすることが大切です。
元気なようにふるまっていても、何かしらの不調を抱えている愛鳥は、健康な状態と同じようには行動できません。
なにかしら行動に違和感が生じるので、その違和感に気づけるかが重要になってきます。
そのためには日ごろの様子をしっかり観察しておき、違和感にいち早く気づけるようにしておくことが愛鳥の健康管理に繋がります。
食事を食べているかは定期的な体重測定
きちんとインコがごはんを食べているかは、掃除のタイミングで底敷きにシードやペレットが落ちていないかをチェックすることで確認できます。
さらに、インコの体重を定期的なタイミングで測定することで、インコが食事を摂取しているかが分かります。
日々の体重測定で通常の体重を把握し、体重が減りすぎている(または増えすぎている)か気づけるように健康管理することは大切です。
明らかにおかしいと気づいた時には、すでに体重が減りすぎて衰弱してしまい回復が難しいこともあります。
しっかり定期的な体重測定を行っておくと、体調変化に気づきやすくなります。
まとめ・終わりに
今回、インコが体調不良を隠すためにごはんを食べているふりや元気なように演技する習性があることを紹介しました。
野生のインコは弱っていることに気づかれると天敵に狙われることもあり、元気なようにふるまい、病気やケガを隠す習性があります。
そのため、愛鳥もその習性や病院に連れていかれることを嫌がって、体調が悪いことを隠そうとします。
ただ、毎日愛鳥の行動をチェックし、体重測定などを行い健康管理していれば、体調変化を見抜きやすくなります。
愛鳥の変化に気づけず、手遅れにならないように日々の様子を観察し、健康管理を行いましょう。
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