インコも仮病をする?病気のふりをする原因とインコ心理を解説
前回、インコは病気やケガの時、元気なふりをして体調不良を隠す習性があることを紹介しました。
しかし、インコの中には逆に健康なのに病気のふりをするインコもいます。
なぜ、インコは病気のふりをする仮病のようなことを行うことがあるのか?インコの心理を紹介します。
インコは体調不良を隠す傾向がある
前回の記事でインコは体調不良を隠す習性があることを取り上げました。
野生のころから弱っているところを気づかれると、仲間から距離を置かれたり、天敵から狙われたりします。
そのため、野生で暮らしていたころからの習性で、病気やケガになっても、元気なふりをする傾向があります。
中には逆に病気のふり(仮病)をするインコも
体調不良を隠す習性をもつインコの中には、逆に病気のふりをするインコも出てきます。
特に病気にもなっておらず、健康なのに苦しそうにしてみせたりする個体がいます。
インコの様子から具合が悪そうだと思って、動物病院に連れていったけれども、実際にはどこも悪くなく健康だったということがあります。
実はインコは仮病で具合が悪いように装っていたケースです。
インコが仮病をする理由・心理とは
なぜインコが仮病をするのでしょうか?
インコの仮病の理由には、インコの心理が深く関わっています。
仮病の理由の1つは、飼い主さんに構ってもらえると思うからです。
インコは本当に具合が悪かった時に飼い主さんにやさしくしてもらったことをしっかり覚えています。
そうした記憶から、「具合が悪そうにしていると飼い主が心配してくれる」と学習することがあります。
その時の経験から、体調は悪くないけどつらそうにしてみたら、飼い主さんが心配して寄り添ってくれたことで、仮病という行動がインコの中で強化されます。
飼い主さんが好きだからこその仮病
インコが仮病で病気のふりをするのは、飼い主さんのことを好きで構ってほしい、一緒に過ごしたいからこその行動です。
インコが取る行動自体はまるで人間の子どものような行動でとても可愛らしいです。
しかし、仮病のふりをすることが定着すると、本当に病気になった時に困ったことになります。
仮病なのか本当に体調が悪いのか判断できなくなってしまうからです。
そのため、インコが病気のふりをする仮病を行う場合はできるだけ行動を少なくする必要があります。
インコの仮病を少なくするための方法
インコが仮病の行動を少なくするためには、病気の時でなくてもしっかり飼い主さんに構ってもらえると覚えてもらうことが大切です。
そうすれば、具合が悪いふりをしなくても、飼い主さんの注目が自分に向いていることで、仮病を使う機会が減ります。
また、実際にインコの具合が悪い時でも、適切な状態チェックや心配はしても、過度に反応しないことも重要です。
まとめ・終わりに
今回、インコが体調不良を隠す習性とは反対に、病気のふりをすることがあることを紹介しました。
インコは本当に体調不良の時に飼い主の方がやさしく心配してくれていたことを覚えていて、構ってもらえると思い、仮病をすることがあります。
ただ、仮病を覚えてしまうと、飼い主は本当の体調不良と区別ができなくなってしまいます。
仮病を行う場合は、そこまで心配をせずに、健康管理の上で必要なポイントを冷静にチェックするようにしましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません