インコのケージの設置場所~置いてはいけない10つの場所
ケージのセッティングが完了したら、ケージの設置場所を決めましょう。
ケージはどこでもおいてよいわけではありません。
ケージはインコにとって一日の大部分を過ごすお家です。
インコが安全・安心できるような場所においてあげる必要があります。
そこで、ケージを置いてはいけない場所をまとめてみました。
以下で紹介する場所はインコにとってよくないので、設置しないようにしましょう。
愛鳥のケージのNGな設置場所10か所
①直射日光が当たる場所
日光を浴びることは、食事で摂取できないビタミンDを生成できるため、非常に有益です。
しかし、直射日光が長時間あたると、温度調節が難しくなり、熱中症・熱射病になることがあります。
また、強い紫外線を浴び続けることはインコの身体にもよくありません。
②日当たりが悪い暗い場所
逆に日当たりが悪いのもインコの健康にはよくありません。
いつも暗いと、インコの中で一日のリズムが分からなくなります。
日の出から日の入りまで一日の時間の流れ・サイクルを感じられる場所がオススメです。
③エアコンの風が直接当たる場所
インコは寒さに弱いです。エアコンの風が直接当たると、予想以上に寒くなります。
エアコンの前方など、エアコンから出る風の経路上には、ケージは置かないようにしましょう。
④風通しがよすぎる・悪い場所
風通しは、良すぎると③エアコンの風が当たる場所同様にインコが寒くなります。
逆に、閉め切った部屋のように風通しが悪いと、夏場の日中に熱気がこもった時に、換気ができません。
窓などが設置されていて程よく、空気の循環ができる環境を用意しましょう。
⑤テレビなどの音の出る家電の付近
ケージの近くで、テレビやステレオから音が発生すると、急な音などでストレスがかかります。
テレビ放送によっては爆発音や大音量がいきなり流れ、その音でインコがパニックになる恐れもあります。
できるだけ平穏に過ごせる場所がよいです。
⑥頻繁に人が出入りする場所
頻繁に人が出入りする場所は、そのたびにインコの注意が引かれます。
そのため、日が沈んだあとに人間が扉を開け締めすると、しっかり睡眠がとることができません。
夜はインコが睡眠がとれるように、人の出入りが多い、扉・入り口付近の設置は避けるようにしましょう。
⑦あまり人が来ない場所
⑥とは逆ですが、逆に人の気配がないところもインコにとっては寂しくさせます。
インコは野生下では群れで生活しており、仲間と生活を共にしたい生き物です。
飼い主や家族の気配が感じられるようにしてあげましょう。
⑧煙やガスが出るキッチンの近く
料理する時に出る煙はインコにとって有害なケースがあります。
特に、インコではテフロン製のフライパンから出るガスで中毒が発生し、死に至るケースが報告されています。
ケージを置く場所として、キッチンは避けようにしましょう。
⑨天敵となる動物が見える場所
窓際付近で、ネコやカラスが見えていると、インコは身の危険を感じ、恐怖によるストレスが発生します。
万が一の場合、窓を締め忘れたり、網戸を突き破って侵入され、インコが襲われることもあります。
天敵の心配がない安心できる場所に設置してあげましょう。
⑩人の目線よりも高い場所
これは、インコには問題がありませんが、人の目線よりも高い場所にケージを置くと、人を見下ろす形になります。
インコは野生でも高い位置に止まっている方が低い位置の仲間よりも優位に振る舞うケースがあるそうです。
そのため、人の目線よりも高い位置にケージを設置すると、人を下に見るようになる恐れがあります。
できるだけ、普段の人の目と対等または、少し低めの高さの位置にケージを設置しましょう。
ケージを設置するオススメの部屋はリビング
なお、上記を満たす部屋のオススメは、リビングです。
適度な日当たり、窓の有無による風通し、人がいる場所という点で、優れています。
ただ、今の住宅はLDKが多く、キッチンとリビングに仕切りがない間取りが一般的です。
⑧でお伝えした煙やガスによる中毒は、インコの命に関わるケースがあるので、キッチンから離れたリビングで、煙・ガスが届かないようにしましょう。
台所・キッチンとリビングに仕切りを設けられるタイプなら、仕切りを設けると安心です。
まとめ・終わりに
家の中で、ケージの設置場所を決めるうえで、避けるべき10個の場所をまとめました。
ケージの場所はインコが安心して暮らせるかを決める重要な要素です。
また、コロコロと配置変更すると、インコも落ち着きません。
特に初めてお迎えする場合は、しっかりと上記10か所を意識して、インコにとってお家の中でベストな配置場所を見つけてあげましょう。
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