【鳥本】小鳥のキモチVol4の徹底分析!異なる角度から検証
前回、小鳥のキモチVol4のレビュー記事をアップしました。(小鳥のキモチVol4のレビュー・鳥飼いにオススメできる一冊)
レビューでは、特集内容が鳥飼い主にとって役に立つ情報であることを紹介し、読む価値がある鳥雑誌だとお伝えしました。今回は、さらに、一般的な角度からではなく、別の観点から、『小鳥のキモチVol4』について分析したいと思います。
■どんな種類の鳥の写真が掲載されているか
○鳥の掲載数から鳥の人気がわかる!?
興味が湧いたのが、どんな種類の鳥の掲載数が多いかという観点です。『どのコンパニオンバードの人気ランキングまとめ』という記事も書きましたが、どのインコが人気かというのは、人々の関心も高いです。そのため、コンパニオンバードでも毎年ランキングを実施しています。『雑誌に掲載された鳥の写真数』を調査することで、今どの鳥が人気か知ることができるのではと、仮説を立ててみました。
○鳥の掲載数を調査する条件
まず、以下のように調査条件を設定しました。
・調査対象は表紙含むカラーページの写真(広告は除く)
・モノクロページと鳥のイラストは調査対象外
・カウント数は写真数単位(同じ写真に同じ種類が複数の場合は、1枚でカウント)
○掲載数ランキング
これらの条件の元で、どの種類のインコがどれぐらい掲載されているか数えていきました。カウント数を集計したランキングは以下の通りです。
※掲載数は、管理人による目視確認のため、数え間違いがあるかもしれません。
1位 セキセイインコ 76枚
2位 オカメインコ 66枚
3位 ブンチョウ 29枚
4位 コザクラインコ 27枚
5位 ウロコインコ 22枚
6位 マメルリハ 15枚
7位 ボタンインコ 3枚
8位 サザナミインコ 2枚
1枚掲載:ズグロシロハラインコ、ネズミガシラハネナガインコ、アケボノインコ、ボウシインコ、ニョオウインコ、キンカチョウ
○掲載数結果の講評
掲載数のトップは、やはりセキセイインコでした。写真を掲載しているページには、セキセイインコの写真もほとんど掲載されていました。また、鳥のお家訪問の企画でも10軒の家庭のうち、5軒でセキセイインコが飼育されています。さらに、投稿写真でも掲載数がナンバーワンで、人気の高さがうかがえます。
2位は、鳥ブームの火付け役とも言われる、オカメインコです。1位に追随しています。こちらも飼育家庭も多かったことと、鳥の肥満対策の特集にあった『フォージング』の解説で、多数の写真が掲載されています。
3位は、1,2位とは少し間を離れて、ブンチョウでした。今回は、桜文鳥も、白ブンチョウ、シナモン文鳥いずれも文鳥としてカウントしています。鳥のお家訪問で、2軒が文鳥のみ飼っているご家庭でしたので、そこでの掲載数が多かったです。
インコでは3大メジャーな種類であるコザクラインコは4位、セキセイインコやオカメインコよりは掲載数が少ない結果になりました。やはり飼育数が少ない点が響いた模様です。それでも見た目の可愛らしさは抜群です。
その後は、ウロコインコ、マメルリハと続き、これ以後のボタンインコからは、掲載数はガクッと下がっています。意外にもマメルリハ(カラーはブルー)が内表紙になっていたりと、要所に大きく掲載されていたケースが多かったです。
○掲載数の調査結果の分析
掲載数の調査結果が出たことで、傾向を分析しました。今回の結果は、確かにランキング上位にいる鳥は人気の鳥であると言ってもよい結果です。しかし、掲載数が上位にランクインされる要素を推測したところ、人気の鳥だからというよりも、『「鳥さんのお家訪問」で掲載された鳥』であることが分かってきます。「お家訪問の特集で掲載される」+「他のページでも写真が掲載される」という2点があるからです。
そうした結果から、必死で人力で鳥の種類ごとに写真の枚数を数えてみましたが、今回の結果は、人気の傾向は表しているかもしれないが、断言できるほどの資料ではありませんでした。もし、1票しか、確保していなかった鳥であっても、家庭訪問があれば、もう少し掲載数が伸びていたと考えられます。
○総括
最終的な結論としては、確かに人気を反映したような掲載数だが、そうとは言い切れないという状態です。写真は、お家訪問で多数掲載されるとともに、そこで撮影した素材が解説記事にも活用されるという構図のため、お家訪問影響は確実に受けていることは分かりました。
ちょっと、興味本位で調べてみましたが、人気よりも、訪問先の鳥家庭に依存していることが分かりました。こういった、普段あまり気にしない面からも雑誌を楽しむのもよいかもしれません。
小鳥のキモチVol4をAmazonで購入する場合はこちら→『小鳥のキモチVol4』
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません