リビングにあるインコに危険なものまとめ!愛鳥の放鳥時は誤飲や中毒、踏みつけにも注意

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リビングにあるインコに危険なものまとめ!愛鳥の放鳥時は誤飲や中毒、踏みつけにも注意

愛鳥の放鳥をリビングで行っている愛鳥家の方も多いと思います。ただ、人間の生活用品やインテリアが設置されているリビングには、インコにとって危険なものがたくさん潜んでいます。そこで、今回リビングによく置かれている愛鳥に危険なものをまとめてみました。

 

リビングにはインコに危険なものが多数

リビングは人間が生活する空間であるため、様々な生活用品やインテリアがあふれています。

リビングにはインコにとって危険なものがたくさん溢れている

しかし、これらの人間用のアイテムには、実はインコにとって危険なものが含まれています。

例えば、鉛といった金属中毒を引き起こす物質が使用されている製品もあります。近年は鉛フリーという形で、鉛を利用するケースが減少していますが、それでも加工しやすさから、まだまだ鉛が使われているのが現状です。

 

インコは好奇心が旺盛で、誤飲する恐れも

インコは基本的に好奇心が旺盛で、色々なものに興味・関心を示します。興味が湧いたものにはクチバシでかじったりして、誤飲してしまう事故がよく発生しているそうです。

インコ生活のオカメインコ・ういろう

獣医師による講演でも、人間の生活用品を誤飲し、中毒症状を引き起こしたり、体調不良になって動物病院に駆け込む愛鳥家の方が多いと発表されていました。

 

リビングにあるインコに危険なものまとめ

リビングによくあるもので、インコなどの愛鳥にとって危険性のあるものをまとめてみました。

  1. カーテンウェイト
  2. 電源コード
  3. アロマキャンドル
  4. 観葉植物
  5. 油絵の絵画・絵具
  6. ネジなどの金属部品

①カーテンウェイト

カーテンウェイトは、カーテンの下部についている重りです。

カーテンウェイトには鉛が使われていることが多く、誤って舐めたり、飲み込んでしまうと鉛中毒を引き起こします。

②電源コード

電源コードはプラスチック被膜に覆われていますが、被膜の内側には電気を通しやすい銅線が入っています。銅も鉛同様に金属中毒を引き起こすことがあります。

インコによってはコードに興味を示し、クチバシでかじっていくうちに、被膜を剥がして、中にある銅線をかじってしまう可能性があります。

体調不良で動物病院に連れてこられるインコの中でも、誤って金属を飲み込んで金属中毒を発症している子が多いそうです。

※インコの金属中毒についてはこちらの記事で解説しています。

インコなどの飼い鳥の金属中毒(鉛・亜鉛・銅)について~誤飲時の症状と治療法について

③アロマキャンドル

匂いや火をつけた時の煙がインコなどの愛鳥に危険なアロマキャンドル

アロマキャンドルは匂いが付いているものが多いです。鳥は強い匂いがするものに敏感に反応する生き物なので注意が必要です。

また、アロマキャンドルに火をつけると煙も発生するため、そういった点でも注意が必要です。

④観葉植物

観葉植物の多くは、葉や茎に毒性を持っています。観葉植物で一般的なポトスやモンステラなどは誤ってかじってしまうと中毒を引き起こすことがあるため、注意しなければなりません。

※インコが中毒症状を引き起こす植物はこちらの記事でまとめています。

インコなど飼い鳥に危険・有毒な植物まとめ~観葉植物に注意!

⑤油絵の絵画・絵具

油絵具に含まれる金属や有機溶剤がインコなどの愛鳥に有害・有毒

油絵の絵具に含まれる成分には、金属が含まれていたり、有機溶剤が使われていることが多いです。そうした絵の具で描かれた絵画や絵の具をかじってしまうと危険です。

⑥ネジなどの金属部品

ネジなどの小さな金属部品を誤って飲み込むことがあります。

ネジなどの小さな金属部品をインコが誤って飲み込み、体調不良になることも

体調不良で動物病院に運ばれたインコをレントゲンで検査すると、レントゲン写真にネジが映りこんでいたこともあったそうです。

 

対策方法は危険物と愛鳥の接触を無くすこと

最も有効な対策方法は、リビングにある危険物と愛鳥が接触できなくすることです。そのためには危険なものをできるだけリビングに設置しないことが、事故を防ぎます。

インコなどの愛鳥は危険なものについ興味を示してしまうため、トレーニングやしつけで対応するのは難しいです。

そうではなく、愛鳥の行動範囲にそうした危険なものを置かないことが事故防止の最善策です。

 

リビングは人の出入りが多く踏みつけ事故も

リビングには家族を含めた多くの人の出入りが発生します。そんなリビングでインコを放鳥していると、フローリングを歩いている場合があります。

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インコが床にいることに気付かず、踏んでしまう事故はたくさん発生しています。

特に別の部屋から移動してきた家族が扉付近を歩いていたインコに気づかずに踏んでしまう事例も報告されています。

 

放鳥時は常に愛鳥に注意を払うことが大切

インコの踏みつけを防ぐためには、放鳥時は常に飼い主が気を払うことが大切です。

忙しい毎日の中で放鳥していると、つい他の作業をしながら放鳥する「ながら放鳥」をしてしまうことがあります。しかし、そうした気が少し緩んだ時、つい注意力が散漫になり、事故が起こります。そのため、必ず放鳥する時間は、放鳥に集中するようにしましょう。

さらに放鳥するタイミングで、「放鳥中」であることを示す看板やステッカーを出入り口の扉に貼っておくと、別の部屋から来た家族も気づいて注意を払うようになります。家族で飼われている方は連携して、放鳥を行うようにしましょう。

飼い主が転んでしまった時にインコを下敷きにしてしまう事故も

また、放鳥する部屋は整理整頓を心がけましょう。色々なものが散らかっていると、インコがモノに紛れてしまいます。散らかった部屋だと、モノに足を取られ飼い主が倒れてしまい、その際に愛鳥を下敷きにしてしまうこともあります。

 

まとめ・終わりに

今回、リビングに潜んでいるインコに危険なものについてまとめてみました。

リビングにはカーテンウェイトやコード、観葉植物など危険なものが設置されていたりします。放鳥時にはそうしたかじってはいけないものをかじり、体調不良になるインコも多いです。

さらに、リビングでインコを放鳥している際に、放鳥していることを知らない家族が入ってきて、床を歩いているインコを踏みつけることもあります。

愛鳥家の方は、リビングには愛鳥に危険なものはできるだけ行いようにして、放鳥中は常に愛鳥に注意を払うようにしましょう。