大阪府と市が動物虐待通報の共通ダイヤルとアニマルポリスを2019年10月に開設!
2019年10月より大阪府と大阪府内の市が、動物虐待に関する相談や通報の窓口を一元化する共通ダイヤル「#7122」を開設することを発表しました。同時に大阪府にアニマルポリスが設立されます。煩雑だった動物虐待の通報が解消されるかもしれない喜ばしいニュースです。
大阪府+市が動物虐待の共通ダイヤル設置を発表
大阪府と市が2019年7月24日(水)に、動物虐待に関する相談や通報を受け付ける窓口を一元化することを発表しました。2019年10月より共通窓口を開設予定です。
大阪府市が動物虐待通報、共通ダイヤル設置へ 10月から(産経ニュース)
記事では、窓口を一本化するメリットについて以下のように説明されています。
動物虐待に関する相談や通報は現在、府や市、区役所、大阪府警など複数の窓口があるが、10月からは、共通ダイヤルに電話をすれば、管轄の行政の担当課に転送される。
通報を受けた行政はこれまでと同様、府警と連携。虐待であれば府警が、虐待ではないが飼育環境に課題があれば行政が対応する。
大阪府知事がアニマルポリス創立を宣言
今回のニュースを受け、大阪府知事の吉村洋文氏は、大阪版のアニマルポリスを創設することをツイッターで投稿し、多くの動物愛好家から称賛の声が上がっています。
動物虐待に厳しく対応していく。大阪版アニマルポリスを創設する。大阪府大阪市、堺市、府内中核市、大阪府警が連携して共通ダイヤルを設置。動物虐待の場合は警察へ、不適正飼育の場合は行政指導へ。相談ダイヤルを一元化する。10月から実施予定。https://t.co/PKSstqt9sb@Sankei_newsより
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) July 24, 2019
動物虐待の取り締まりに対し、大阪トップの強い思いを感じるツイートでした。
共通ダイヤルの番号は「#7122」
今回の大阪府+市の動物虐待の共通ダイヤルの番号は「#7122」に決まっています。
この番号は「悩んだら(7) わん(1) にゃん(2) にゃん(2)」の語呂合わせになっています。
※残念ながらインコやオウム、文鳥などの愛鳥については登場してません。
これまで大阪府では動物虐待の事例に応じ、市役所や区役所、大阪府警などの各管轄へ通報が必要でした。今回、相談ダイヤルが一本化されることで、通報先を選択する煩雑さから解放されます。
全国的に望まれるアニマルポリスの共通窓口
今回の大阪府内の窓口を一本化したケースは、お隣の兵庫県に続き、全国で2例目とのことです。
先日、ツイッター上でも動物虐待の動画や写真を投稿するアカウントが現れました。
このときは多くの人々が警察への通報などを行った結果、警察が捜査に乗り出し、犯人を逮捕することができました。
しかし、虐待投稿を見かけたからと言って、110番で通報するのは心理的にも負担が大きいです。人間に対しての傷害・暴行などの犯行に比べ、警察も対応してくれないのでは?という不安に駆られます。
そうした点で動物虐待の専用ホットラインとアニマルポリスができることは、多くの人にとって動物虐待を通報しやすい体制になります。
ぜひ、他の都道府県でも同様の取り組みが広がることを願っています。
まとめ・終わりに
大阪府と大阪内の市は2019年10月より動物虐待の相談・通報の共通ダイヤル「#7122」の窓口を一元化すると発表しました。
大阪府知事の吉村洋文氏は、大阪府でアニマルポリスを設立すると発表しています。大阪府内の動物虐待への取り締まりや、不適切飼育への是正の期待が高まります。
こうした取り組みは全国的に兵庫に続いての2例しかない状態です。ぜひ、他の都道府県でも同様のアニマルポリスが設立されることを期待しています。
ディスカッション
コメント一覧
猫のアニマルホーダーで 愛護センターに連絡しても
きちんと 対応してくれません!
アニマルポリスの 役割には 程遠いものがあります!
吉村知事様
今は コロナの対応で お忙しいとは存じます。
ですが、同時に進めて頂くよう よろしくお願い致します。
もっと、愛護センターセンターには しっかりと対応するよう お伝え下さると 有り難いです。