【小型インコ】ワカナインコの性質・特徴や鳴き声と値段について

インコ種類

ワカナインコがエサ箱で食事している様子

ワカナインコは、オーストラリア原産のキキョウインコ属に分類される小型インコです。あまりペットショップやインコ専門店でも見かける機会が少ない珍しい種類のインコです。

そんなワカナインコのサイズなどの特徴、どのような鳴き声か、販売価格について紹介したいと思います。

 

ワカナインコの特徴

ワカナインコは、漢字で書くと「若菜鸚哥」と書きます。まるで春に芽生えて間もない若菜のような色合いをしているため、日本名はこの名前になりました。ワカナインコの英語名は「Elegant Parrot」です。直訳すると優雅なインコを意味します。

オーストラリアの固有種で、西オーストラリア州の南西部と、南オーストラリア州の南部に生息しています。

ワカナインコの体長は約22cmで、体重が40~50g程度と小型インコに分類されます。全体的にはオリーブ色の羽に覆われており、額部分と翼の先端にある青色の羽が特徴的です。

幼鳥の間は雄雌の区別ができませんが、成鳥のオスとメスは羽の色で見分けることができます。

ワカナインコの写真

ワカナインコのオスは、額のバンドのブルーとコバルトの色がはっきりしてます。それに対し、メスのワカナインコは、額のバンドの色がオスに比べるとぼやけています。さらに、下腹部もオスはオレンジ色の羽が生えてくるのに対し、メスは少し黄色っぽい色合いの羽が生えてきます。

 

カラーバリエーション

ワカナインコは、日本では馴染みが薄いインコですが、原種のノーマルから品種改良も行われ、色変わりの品種も誕生しています。

  • シナモン
  • パイド
  • スパングル
  • ルチノー

ノーマルとは羽の色合いが異なる品種が登場しています。

 

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#elegantparrot mutations 1. Normal 2. Cinnamon 3. Pied 4. Lutino. #BirdClub05

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ワカナインコの鳴き声の大きさ

ワカナインコは体のサイズも小さくおとなしい性質のため、鳴き声も小さめです。

Youtubeの動画でワカナインコが複数羽で過ごしていますが、それほど大きな鳴き声は発していません。そのため、集合住宅などでも飼いやすい種類のインコです。

 

おしゃべりは上手?

ワカナインコのおしゃべりについてYoutubeなどの動画を調べましたが、言葉をしゃべっている様子の動画はありませんでした。

ワカナインコのスパングル

キキョウインコ系のインコはお喋りが上手な個体が少ないため、ワカナインコもそれほどお喋りが上手ではないと思われます。

 

ワカナインコを飼育する際の注意点

ワカナインコはおとなしい性格のため、他の種類のインコとも共存しやすく、同じケージでも飼育可能との記述があります。

ただし、同じ種類のキキョウインコ系のインコと交配することが可能なため、交雑してしまう恐れがあるそうです。

そのため、ワカナインコを飼育時の注意点として、キキョウインコ系のインコと同居させないことが挙げられます。

 

ワカナインコの基本データ

  • 小型インコ
  • 分類:オウム目インコ科キキョウインコ属
  • 英語名:Elegant Parrot
  • 原産:オーストラリア(西オーストラリア州南西部、南オーストラリア州南部)
  • 体長:約22cm
  • 体重:約40~50g
  • 寿命:約10年
  • 値段:7000円~
  • 食性:種子食