【放送後追記】3月8日のダーウィンが来たはハサミアジサシ特集~不思議な形のクチバシの謎に迫る!
2020年3月8日のダーウィンが来た!は、ハサミアジサシが取り上げられます。
3/1のムクドリ特集に続き、2週連続の鳥特集です。
ダーウィンが来た第634回のハサミアジサシ特集「ヘンテコすぎる 謎のクチバシ!」の放送内容について紹介したいと思います。
※(2020年3月8日追記) ハサミアジサシ特集の放送を受け、放送内容など記事を追記しました。
3月8日放送の「ダーウィンが来た」概要
- タイトル:「ヘンテコすぎる 謎のクチバシ!」
- 放送日:2020年3月8日19:30~19:58
- 放送局:NHK総合
- 番組HP:ダーウィンが来た!(NHK)
アフリカの大河で、超ヘンテコなクチバシをもつ鳥を発見!その名はハサミアジサシ。上下のクチバシが刀のように薄くて鋭い上に、下の方がぐっと伸び、長さが全く違う!このヘンテコなクチバシのせいで、落とした魚を拾うのに四苦八苦したり、ヒナをうっかり倒してしまったりと、ずいぶん不便そう。しかし奇妙なクチバシの謎を探ってゆくと、クチバシを生かした驚きのスゴ技が明らかに。大密着で謎に迫る!
前回3/1もムクドリの鳥特集
今回のダーウィンが来たではハサミアジサシが特集されますが、前回はムクドリが特集されました。
全国各地の大都市でムクドリが大群で群れるようになった理由と群れのメカニズムについて解説、さらに、子育ての様子が密着取材されました。
※上記の記事で放送内容について紹介しています。
アフリカハサミアジサシにフォーカス
3月8日の放送で取り上げられるのはハサミアジサシですが、ハサミアジサシには3種類います。
- クロハサミアジサシ
- アフリカハサミアジサシ
- シロエリハサミアジサシ
今回取材先はアフリカ大陸のザンベジ川とのことでした。
クロハサミアジサシは北・南アメリカ大陸、シロエリハサミアジサシはアジアに生息しています。
そのため、ハサミアジサシの中で、アフリカハサミアジサシが今回の取材対象です。
他の鳥類にはないクチバシの形状
通常、鳥類のクチバシは、上下のクチバシの大きさが同じであるか、上のクチバシが大きいです。
しかし、ハサミアジサシは上クチバシよりも下クチバシの方が長いという、珍しい特徴があります。
その特徴がゆえに捕らえた魚を落としたり、ヒナを倒したりと不便な点が起きています。
しかし、そのクチバシには理由があります。
ハサミアジサシが持つクチバシの形状の秘密に、ダーウィンが来たが迫ります。
(放送後追記)ハサミアジサシ特集の放送内容
冒頭、ゾウやカバがザンベジ川を渡っている映像が流れました。
その後、アフリカハサミアジサシが紹介され、その鋭く、上下で長さの異なるクチバシが取り上げられました。
長さの異なる箸に例えられ、その箸の使いにくさを実例で紹介したあと、ハサミアジサシのクチバシが落としたものを加えるのが難しかったり、ヒナを倒してしまったりと不便なところが紹介されました。
アフリカハサミアジサシはザンベジ川に生息
アフリカハサミアジサシはザンベジ川の中流に現れます。
中洲の砂地のところに20羽あまりの群れでいるところを8月に発見されました。
ヘンテコすぎるクチバシは二本の刀
フォーカスされたのがクチバシで、上クチバシは7cmなのに対し、下クチバシは10cmと異なる長さでした。
さらにもう一つの特徴として挙げられたのはその薄さ。なんと光が透けるほどの薄さでした。
ハサミアジサシのクチバシの秘密は?
夕刻になったころ、ハサミアジサシたちが飛び立ち、ザンベジ川で狩りを始めます。
川の水面ギリギリを飛行し、下のクチバシだけ水面につけて狩りを行っています。
魚がクチバシに当たる感覚を頼りい餌となる魚をキャッチします。
クチバシに魚が当たってから捕まえるまでにかかる時間はわずか0.1秒とあっという間の出来事でした。
その狩りの様子がコンピュータグラフィックスで分かりやすく解説されていました。
クチバシが薄い理由も狩りのためとのことで、薄ければ薄いほど、水の抵抗を受けにくいそうです。
この不思議なクチバシで独特の狩りをハサミアジサシは行っていたのです。
ヒゲじいはハサミアジサシの狩り方法を疑問
ヒゲじいから、なぜこのような狩りの仕方をするのか質問がありました。
それはハサミアジサシが夜に狩りをするためとのことです。
実は魚は夜になると水面の上を翔んでいる虫を食べるため、水面近くに潜むようになっています。
そうした魚を捕らえるために、ハサミアジサシは夜に狩りを行っていると解説がありました。
さらに、昼間は風が吹いていたりして、水面に波が出ていますが、夜だと風も収まり水も穏やかになっているため、狩りがしやすいそうです。
秋にハサミアジサシの暮らしに変化
9月に入り、ハサミアジサシの暮らしに変化が生じました。
ハサミアジサシのオスが捕らえた魚をメスに与え、求愛を行うようになったのです。
メスは、砂場に穴を掘りはじめ、巣穴を作り、産卵をはじめました。
その後、メスが巣にいる様子を観察していると、ヒナが顔を出す映像を捕らえています。
なお生まれたヒナのときはクチバシは、成鳥のように上クチバシと下クチバシに違いはありませんでした。
クチバシは子育てには不便?
アフリカハサミアジサシの子育てをしていたところ、お父さんが加えた魚を落としてしまいました。
上下が異なる長さのクチバシのため、拾うのが大変で、拾ったときには砂まみれになってしまいました。
また、ヒナに魚を与えようとして、クチバシを動かしてしまい、ヒナを倒してしまうといったアクシデントも発生していました。
ちなみに昼と夜の狩りの頻度を調べたところ、昼は3時間に1回なのに対し、夜は1時間に1回とやはり夜のほうが頻度が高かったです。
狩りが難しいと言われた昼の狩り場合は、波が少ない浅瀬の部分で行っていました。
浅瀬の場合は魚以外の小石などを捕らえてしまうこともあり、やはり夜に比べると狩りが難しいようでした。
しかし、ヒナを育てるために日夜問わずお父さんのハサミアジサシは狩りを続けています。
巨大カバ襲来や天敵によるピンチ?
突如、お母さんが声を上げ、ヒナが砂場に身をひそめるようにしました。
エジプトガンが草をついばみにやってきたのです。
親鳥は必死にエジプトガンを威嚇し、追い払うことに成功しました。
地面で子育てを行っているため、アフリカハサミアジサシの子育てには危険がいっぱいです。
ある日、巣の近くにカバが横断して、ヒナたちが巻き込まれた可能性がありましたが、無事ヒナたちは踏まれることなく生き延びていました。
その後も、ヒナを狙うサンショクウミワシが現れますが、ハサミアジサシの親鳥たちの攻撃によって、無事ヒナが守られました。
巣立ちまでは放送されませんでしたが、すくすくと成長し、魚を丸呑みできるまでになりました。
ハサミアジサシは他の鳥が決して真似することができない独自の生き方をする鳥というナレーションで締められました。
まとめ・終わりに
2020年3月8日(日)のダーウィンが来たで、ハサミアジサシが取り上げられることを紹介しました。
前回のムクドリの放送に続き、鳥類にフォーカスされた特集回です。
ハサミアジサシの不思議な形状のクチバシの秘密が気になる方は、ぜひ3/1のダーウィンが来たをご覧ください。
※事前の録画予約がオススメです。
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