【放送後追記】3月1日のダーウィンが来たは「大群こそ生きる道!ムクドリ」で都会のムクドリ特集

2020年2月25日鳥メディア

2020年3月1日のダーウィンが来たはムクドリの群れ特集!

2020年3月1日(日)にNHK総合で放送予定の「ダーウィンが来た」でムクドリが取り上げられます。

「大群こそ生きる道!ムクドリ」というタイトルで、都会でたくさんの群れで生活するムクドリに密着し、その秘密に迫ります。

どのような放送内容か紹介したいと思います。

※(2020年3月1日追記) ムクドリ特集の放送を受け、記事を追記しました。

 

3月1日放送の「ダーウィンが来た!」概要

  • タイトル:「大群こそ生きる道!ムクドリ」
  • 放送日:2020年3月1日19:30~19:58
  • 再放送:2020年3月3日04:02~04:30
  • 放送局:NHK総合
  • 番組HP:ダーウィンが来た!(NHK)

2020年3月1日のダーウィンが来たはムクドリの群れ特集!

全国各地の大都市で目撃が相次ぐムクドリの大群。夕方になると、数千羽の群れで街に飛来する。一体なぜ大きな群れで街にやってくるのか?取材班は5000羽の大群に長期密着。すると群れを作る意外な理由と、群れを動かす驚きのメカニズムが明らかに!さらに春になると大群は一斉に姿を消して、予想もつかない場所で子育てを始める。身近にいるのによく知らない鳥、ムクドリ。その驚きの都会暮らしに徹底的に迫る!

 

大都市でムクドリの大群の目撃が相次ぐ

予告放送が流れましたが、たくさんのオシドリが翔んでいる映像がありました。

ムクドリが都会の空を大勢の群れで翔んでいる様子

最近は東京などの大都市圏で、ムクドリの大量の群れを見かける機会が増えています。

夕暮れ時などに駅前の木や電線などに止まっている様子を見かけた方も多いと思います。

多数のムクドリの群れが電線に止まっている様子

ダーウィンが来たでは、なぜムクドリがこれだけ大規模な群れを作るのか、群れがどうやって動いているのかのメカニズムを探ります。

 

ムクドリはどこで子育てしている?

今回の放送では、5000羽のムクドリを長期間にわたって取材を続けてきました。

その結果、ムクドリの子育てについても明らかになりました。

ムクドリのペア

実はムクドリは我々が予想もつかない場所で子育てしていたそうです。

ムクドリの子育てスポットはどこなのか?

気になる方はぜひ、放送を楽しみにご覧ください。

 

(放送後追記)ムクドリ特集の放送内容

冒頭にムクドリの大群が夕暮れを飛ぶ様子が映像で紹介されました。

最近、全国各地の大都市で目撃されるようになったとナレーションの紹介がありました。

群れを作る理由と群れを動かすメカニズムについて密着取材で明らかにしました。

きっかけは番組への手紙

今回の放送のきっかけは子どもからムクドリが群れでねぐらに帰る理由について問い合わせがあったためです。

ムクドリはスズメよりも大きい鳥で、黄色いクチバシが特徴的と紹介がありました。

夕方の日暮れにムクドリの群れが

ムクドリの群れが現れると情報があった場所で取材を行っていたところ、夕方5時ごろにどこからともなく、ムクドリが大群で出現しました。

推定2000羽ものムクドリが現れ、電線に止まるようになりました。

電線で同じ動きをする様子などが映像で捉えられました。

小さな群れが合流し、巨大な群れに

千葉県の松戸市では、夕方になると、ムクドリがの小さな群れが集まりはじめました。

小さなムクドリの群れが合流していき、最終的には推定5000羽もの巨大な群れになりました。

 

ムクドリの大群の中にオオタカが出現

ムクドリの群れの中にムクドリとは異なる鳥がいました。

それが猛禽類のオオタカです。

オオタカは狙いを定め、ムクドリの群れに突撃するも、うまく獲物を捕らえることができませんでした。

大きな群れには天敵対策の役割が

実は、このオオタカが狩りに失敗した理由に、ムクドリの大きな群れがあります。

ムクドリが群れで活動することで、オオタカは色々なムクドリが視界に入ってしまい、うまく獲物を捕らえることができませんでした。

また、予測不能な群れの動きがオオタカの襲撃を寄せ付けない役割も果たしています。

ねぐらに入る夕暮れの直前がムクドリにとって無防備な時間帯のため、大群になって天敵の攻撃を防いでいるとのことです。

ムクドリ対オオタカの戦いに変化が

ムクドリの群れとのオオタカの戦いにも変化が現れました。

オオタカはムクドリの群れを襲うことなく別の場所に移動していきました。

オオタカがいなくなったことでムクドリが安心してねぐらの駅近郊の街路樹に休んでいたところ、近くに潜んでいたオオタカが襲いかかります。

ねぐらで休んでいたムクドリたちはパニックのように飛び出していきましたが、1羽のムクドリがオオタカに捕らえられてしました。

かつては都市部にはいなかったオオタカですが、保護が進んだことで個体数が増加し、都市部に進出してきました。

昔からムクドリは都市に根付いていたそうですが、今まではいなかったオオタカなどの天敵に狙われるようになったそうです。

ムクドリの大群で騒音やフンの問題も

街に生活する人々にとってムクドリの大群は騒音やフンの被害を受けていると声があります。

ムクドリは群れの数が増えると、群れが分裂し、別の地域に移動します。

その結果、日本の各地でムクドリの騒音やフン害に悩む人達が増えてきており、どう人間と共存していくかが課題となっています。

ムクドリが家の戸袋に巣を作る?

それまでムクドリの群れを取材してきたムクドリが姿を見せなくなりました。

春になると、ムクドリは群れで生活せずになんと、家の戸袋の中で巣を作るとの情報が入ってきました。

お便りをくれたお子さんのお家で戸袋の中で

元々ムクドリは木の洞を巣穴として子育てを行っていました。

しかし、様々な鳥が都会に進出してきたことで、木の洞が取り合いになった結果、都市にある別の場所を巣穴として活用するようになりました。

家屋の戸袋の他にも倉庫や工場の通気口などが巣穴として利用されています。

なんとゴルフの練習場がムクドリの巣に人気ということでした。

ネットを張っているパイプの中を巣にしています。

ゴルフの練習場では芝生があり、食べ物となる虫も豊富なため、子育てする環境に最適ということで人気とのことです。

戸袋に巣を作ったムクドリも家の前に畑があったため、食べ物を得やすいメリットがあります。

戸袋で育ったヒナたちは無事巣立ちへ

戸袋で誕生した3羽のヒナたちは外敵に襲われることなく、すくすくと成長しました。

ある日、親鳥が巣に戻ってきますが、餌を与えることなく、ヒナたちに巣立ちを促します。

3羽のヒナたちが順番に戸袋から飛び出していき、無事巣立ちに成功しました。

今後は冒頭に紹介されたムクドリの大群に合流し、群れで行動するようになります。

猫のフンを巣穴に塗りつける行動が新発見

2019年にムクドリに関する新たな行動が発見されました。

なんと猫のフンを巣にこすりつける映像が撮影されたそうです。

この行為の意味としてはまだ正確には分かっていませんが、猫のフンをこすりつけることでネズミなどの天敵を寄せ付けない効果があるのではと仮説が紹介されました。

猫自体もムクドリにとって天敵ですが、その天敵のフンも利用する、ムクドリの驚きの行動です。

 

まとめ・終わりに

今回、2020年3月1日(日)19:30放送予定の「ダーウィンが来た」でムクドリが取り上げられることを紹介しました。

「大群こそ生きる道!ムクドリ」というタイトルで、ムクドリが大都市でなぜ大群で生活しているか、その謎に迫る放送内容です。

身近な鳥として見かける機会が増えてきた、ムクドリが気になる方はぜひ3/1のダーウィンが来たをご覧ください。

※事前の録画予約がオススメです。