【放送後追記】4月19日のダーウィンが来たはジェンツーペンギン!荒野をペンギンがなぜ走る?
2020年4月19日(日)のNHK・ダーウィンが来たは、ジェンツーペンギンが特集されます。
歩くイメージの強いペンギンですが、ジェンツーペンギンは高い運動能力をもち、荒野を走るという特徴を持っています。
ダーウィンが来た第640回の「なぜ?荒野を走るペンギン」の放送内容について紹介したいと思います。
※(2020年3月29日追記) ジェンツーペンギン特集の放送を受け、放送内容など記事を追記しました。
4月19日放送の「ダーウィンが来た!」概要
- タイトル:「なぜ?荒野を走るペンギン」
- 放送日:2020年4月19日(日)19:30~19:58
- 再放送:2020年4月21日(火)04:02~04:30
- 放送局:NHK総合
- 番組HP:ダーウィンが来た!(NHK)
ペンギンのイメージを覆すアスリートのようなペンギンがいる。ジェンツーペンギンだ。イルカのように高速で泳ぎ、仲間を飛び越すハイジャンプで上陸すると、なんと荒野を1.5kmも疾走!走りの最高速度は、時速10kmにもなる。自慢の俊足で天敵の攻撃を交わし、内陸で待つヒナに、食べ物を届ける。ヒナもアスリートを目指して猛特訓。親鳥が専属コーチとなって、急旋回や持久走など様々な「走り」を伝授する。
ジェンツーペンギンはまるでアスリート
ジェンツーペンギンは、アデリーペンギン属に分類され、フォークランド諸島や南極半島などの南極周辺の海域に生息しています。
目の上から頭頂部に向かって映えている白い帯模様の羽と、赤もしくは橙色のくちばしが特徴的なペンギンです。
ジェンツーペンギンの体長は51cm~90cmと、18種類存在しているペンギンの中で、コウテイペンギン、キングペンギンに次いで3番目の大きさを誇ります。
ジェンツーペンギンの特徴として挙げられるのは、その運動能力の高さです。
ダーウィンが来たの予告では「アスリート」という表現が使われましたが、泳ぐスピードも時速36kmほどで、ペンギンの中で最も速いと言われています。
さらに、ペタペタと歩く姿印象的なペンギンには珍しく、走ることも得意で、時速10kmにもなるそうです。
今回のダーウィンが来たでは、荒野を駆け抜ける映像も紹介され、従来のペンギンのイメージとは違った印象を感じます。
親ジェンツーペンギンがヒナに走りを伝授
ジェンツーペンギンが泳ぐ、走る、飛ぶといった高い運動能力を有するのは、子供の頃からのトレーニングにあるそうです。
ジェンツーペンギンの親は、ヒナの子ペンギンに対しても、そうした運動能力を身につけるためのトレーニングを行うとのことです。
小さいころから厳しいトレーニングを積むことで、ジェンツーペンギンはペンギンの中でも随一の運動能力を手に入れるようです。
「マヌールのゆうべ」にも大家として登場
次回予告の前に放送された「マヌールのゆうべ」のアニメーションにもジェンツーペンギンが登場しました。
ジェーン・ツーはスナック「マヌ~ル」の隣にあるペンギンクリーニングをオーナーであるとともに、実はマヌールのお店の大家さんという情報が紹介されます。
しかし大家のジェンツーペンギンからママに「マンションを立てるから立ち退いてくれる?」と衝撃の依頼が飛び出しました。
「怒涛の急展開。スナック・マヌールの明日はどっちだ!?」
というナレーションで締められ、今後の「マヌ~ルのゆうべ」の展開にも目が話せません。
(放送後追記)ジェンツーペンギン特集の放送内容
冒頭の映像で、荒野を何羽ものジェンツーペンギンが荒野を駆け抜ける映像が流れました。
さらに道なき道も走り続ける様子が紹介されました。
第1章はペンギン界のスーパーアスリート
南極圏に近い、フォークランド諸島が今回の舞台です。
フォークランド諸島では、イワトビペンギンやキングペンギン、マカロニペンギン、マゼランペンギンなどが生息しています。
実はフォークランド諸島にはもう1種ペンギンの常識を覆す種類のペンギンとして、ジェンツーペンギンがいます。
ペンギンとは思えない高い運動能力で、上陸の際には泳いだ状態から、ジャンプで見事上陸し、そのまま砂浜を駆け上がります。
アスリートならではの驚きの行動
ジェンツーペンギンは、海岸に上陸後、みんな一斉に荒野を走りはじめました。
足取りは実に軽快で、マラソンのようと形容されました。
ジェンツーペンギンはペンギン界最速のランナーで、10mの距離を3.4秒で走り、時速およそ10kmでした。
人の歩く速度に比べ、2倍近くの速度を持っています。
ジェンツーペンギンの速さの秘密は走る時の姿勢で、前傾姿勢を保ち、その分翼を後ろにやることでバランスを保っています。
ジェンツーペンギンの足の筋力はペンギン界随一と言います。
海からの距離が400メートルほど進んでも止まる気配がなく、どんどん道が険しくなります。
砂嵐などの猛烈な向かい風を受けても前進を続け、上り坂も頑張って登っていきます。
坂道を抜け、海から1.5km離れたようやくゴールであるジェンツーペンギンの繁殖地にたどり着きました。
繁殖地ではヒナたちが親鳥の帰りを待ちわびていて、親鳥が鳴くとヒナたちが駆けつけます。
親鳥が必死に走り続ける理由は、お腹を空かせたヒナにご飯を届けるためでした。
なぜ海の近くで子育てしない?
ここでヒゲじいから、なぜ海の近くで子育てしないのかと質問がありました。
これはフォークランド諸島の海域の特徴がありました。
フォークランド諸島の海域は海が荒れることが多く、海の近場だと波に襲われることがあります。
急いで戻る理由としては、繁殖地に残るヒナたちが天敵から襲われないようにとのことです。
先程の荒野の道は、実は人間などが整備しものではなく、ジェンツーペンギンの親鳥たちが日々歩き続けたことで道ができました。
高い運動能力は自衛の目的も
ジェンツーペンギンの高い運動能力は、ヒナのためだけでなく、自分の身を守るためでもあります。
ジェンツーペンギンが泳いでいると、オタリアというアシカの仲間が襲ってきました。
しかし、ジェンツーペンギンは高い運動能力でオタリアの狩りから必死に逃げ延びようとします。
放送では残念ながら逃げ遅れてしまったジェンツーペンギンがオタリアに捕らえられてしまいました…
第2章はアスリートを目指せ!ヒナの猛特訓
まだ薄暗い朝方に、ジェンツーペンギンの親鳥がエサを取りに行くために海に向かいます。
続々と海に飛び込んでいきますが、親鳥の行列は1時間以上続いています。
目指すのは沖合15kmのところで、ジェンツーペンギンは抜群の遊泳能力を生かして狩りに臨みます。
泳ぐ速度は時速約36kmで、1日に泳ぐ量は100kmに上るとも言われています。
2月上旬になり、ジェンツーペンギンのヒナたちは生後2ヶ月を迎えます。
ご飯を取ってきた親鳥の元にヒナが駆け寄りますが、親鳥はヒナから逃げようとします。
「呼び出し給餌」と呼ばれる特訓方法で、お腹が空いたヒナたちに走る特訓を施します。
ときにはお腹を空かせたよそのヒナもついてくる映像も流れました。
ある日同じように2羽のヒナに呼び出し給餌をしていると、1羽のヒナはついていけなくなり、親鳥の後を追いかけなくなりました。
しかし、親鳥は遅れたヒナを見捨てることはなく、追いつくのを待っています。
どんどんヒナは成長し、モコモコした羽が生え変わり、大人と変わらない容姿になっています。
そうした成長を見て、親鳥はヒナを海のほうへ呼んでいきます。
イワトビペンギンは単独で海に旅立ち
なお、同じフォークランド諸島で暮らすイワトビペンギンでは、ヒナはお腹を空かせたため自分たちで繁殖地から海に降りてきて、エサを取りに行きます。
このように殆どのペンギンはヒナが単独で海に旅立ちます。
しかし、ジェンツーペンギンは、海に入るのみ親鳥がヒナにトレーニングを行います。
1羽のヒナは入りましたが、もう一羽は入りませんでしたが、親鳥は諦めず、ご飯を与えながら海に入る訓練を行います。
厳しい海の自然環境で生き延びるため、入念なトレーニングが行われます。
数日後には親鳥が狩りに出かける際に、ヒナたちも海岸まで付いてきました。
波打ち際で、ヒナたちは泳ぎの自主練習を行っています。
その時、またしてもオタリアが現れ、無警戒なヒナが襲われてしまいました。
初めて見るオタリアの様子を見て、ヒナたちは怯えてしまいました。
その時、足を怪我した親鳥が、周囲を警戒しながら海に入ってきました。
その様子を見て、ヒナたちが再び自主練習を再開しました。
「ジェンツーペンギンが歩いていく道は、未来へ続いていく」というナレーションで締められました。
まとめ・終わりに
今回、2020年4月19日(日)に放送されるダーウィンが来た「なぜ?荒野を走るペンギン」で、ジェンツーペンギンが取り上げられることを紹介しました。
泳ぐ・走る・跳ぶといったペンギンの中では随一の能力を誇り、荒野を走り抜ける映像も放送されます。
歩く印象が強いペンギンが高い運動能力を持つ秘密に迫ります。
鳥好き、中でもペンギン好きの方はぜひ19時30分からの放送をご覧ください!
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