小鳥のことばを解読する東北大クラファン募集中!セキセイインコや文鳥も研究対象へ
小鳥の音声コミュニケーションを研究し、動物のことばを研究する東北大学のクラウドファンディングが行われています。
第1目標である200万円はクリアし、セキセイインコや文鳥も研究対象に含めるため、第2目標となる450万円を目指し、引き続き寄付を募集中です。
小鳥のことばを解読する東北大学のクラウドファンディング
2021年12月20日に東北大学生命科学研究科 脳機能発達分野の安部健太郎教授によるクラウドファンディングがスタートしました。
動物の「ことば」を解読する研究促進のため、実験機材購入にご支援を!(クラウドファンディング READYFOR)
安部健太郎教授の研究室では、「動物とヒトがコミュニケーションを取ることができる」夢の実現に向け、研究を行っています。
そんなコミュニケーションをとる動物の中から、安部教授は小鳥の音声コミュニケーションの研究を進められています。
今回のクラウドファンディングの研究では、ジュウシマツの鳴き声を調査対象にしています。
クラウドファンディングによって集められた寄付は、ジュウシマツの鳴き声を解読する実験をするための飼育環境や解析コンピュータなどの実験機材購入に当てられる予定です。
1月12日に第1目標の200万円を達成
2021年12月20日に公開されたクラウドファンディングですが、2022年1月12日に当初の目標であった200万を達成しました。
元々、2月28日が寄付募集締め切りだったので、かなりのハイペースでの目標達成でした。
これによってジュウシマツの音声コミュニケーションを実験するための実験機材を購入するための資金を獲得されています。
200万円によって記録機器8セットを購入することができ、複数のジュウシマツの音声解析が同時並行で解析可能です。
それによって、小鳥の「ことば」の理解し、解読する研究をスピーディーに進めることができます。
第2目標でセキセイインコや文鳥も研究対象に
当初設定した200万円という目標を早期に達成したため、第2目標が設定されました。
第2目標では、セキセイインコや文鳥など飼い鳥でおなじみの鳥も研究対象に含めるための資金獲得を目標としています。
セキセイインコは、おしゃべり上手なインコであるとも知られており、音声による高度なコミュニケーションを実施していると考えられます。
文鳥は江戸時代に日本にやってきて、古くから日本人が飼育している人気の鳥です。
セキセイインコのようにおしゃべりはしませんが、多彩な鳴き声を発し、どういったコミュニケーションの仕組みなのか、とても気になります。
第2目標では、以下を実施するために合計250万円が追加されました。
- セキセイインコや文鳥を飼育環境を整える資金として50万円
- 取得したさえずり情報をもとに、音声を小鳥がどのように認識し行動するのかの解析する実験装置の購入資金として200万円
そのため、クラウドファンディングのNEXT GOALが450万円に変更されています。
安部健太郎先生から愛鳥家へコメント
本クラウドファンディングを主催している東北大学の安部健太郎教授から連絡があり、愛鳥家の方々に向けたメッセージをいただくことができました。
皆様こんにちは。研究を実施している安部です。
今回,愛鳥家の皆様にご興味持っていただける機会になればと思いクラウドファンディングの形で我々が実施している研究をお知らせさせていただきます。
ニュースなどで確定した研究成果を一方的にお伝えするのでなく,日々実際に動物とコミュニケーションをとっておられる皆様から直接ご助言,コメントいただく機会を作りたいというのが今回の目的の1つです。
「こんな方法で意思疎通しています」,「我が子はこういう状況ではこうなります」などお聞かせください。
ぜひ,ご参加おねがいします。
通常の研究は学会発表や論文誌に掲載される形で公開されるため、一般の人々にまで届きづらい点があります。
しかし、クラウドファンディングの場合、日々の研究の途中経過の情報も目にすることができます。
さらに、研究者との接点ができ、愛鳥家がインコや文鳥と一緒に暮らしている中で感じていることも伝えることが可能です。
そうした点からクラウドファンディングに参加すれば、愛鳥家も研究に関わることができます。
NEXT GOALの450万円を目指して
第1目標であった200万円を2022年1月12日に達成したため、NEXT GOALとして+250万円の450万円が目標に立てられました。
なお、2022年1月18日現在で、寄付者は59人、そして寄附金額は307万円となっています。
残り41日間で143万円の寄付が集まり、第2目標も見事達成して、セキセイインコや文鳥も研究対象となることを願っています。
まとめ・終わりに
今回、2021年12月20日にスタートした東北大学の安部健太郎教授によるクラウドファンディング「動物の「ことば」を解読する研究促進」を紹介しました。
主に小鳥の音声コミュニケーションを研究されている安部健太郎教授の研究室では、ジュウシマツのことばを解読するための実験機材を購入するため、クラウドファンディングを立ち上げました。
見事目標となる200万円を達成し、現在はNEXT GOALで450万を設定し、研究対象をセキセイインコや文鳥に広げようとされています。
自分たちのインコや文鳥と意味を理解してコミュニケーションを取れるようになることは、愛鳥家の夢です。
そうした夢の実現に近づく研究のクラウドファンディングなので、ぜひご興味ある方は寄付による支援をしてみてください。
クラウドファンディングの寄付は下記リンクから↓
動物の「ことば」を解読する研究促進のため、実験機材購入にご支援を!(クラウドファンディング READYFOR)
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