【注意喚起】インコ・文鳥用SANKOのバードヒーターが焦げる故障事故!発火で火事の恐れも
文鳥を飼育されている愛鳥家が、SANKO(三晃商会)製のバードヒーターで故障が発生し黒く焦げてしまう事故が起きたことを、Twitterに投稿し拡散されています。
その後もインコを飼育している飼い主の方からも相次いで、SANKOのバードヒーターの不具合が報告されています。
中にはバードヒーターから煙が出て発火したとの投稿もあり、一歩間違えば火事になり愛鳥の命を落とすところでした。
同じ製品のバードヒーターを利用されている方は、機器の動作は問題ないか、設置方法は正しいか確認しましょう。
SNSでSANKOバードヒーターの事故報告
Twitterで文鳥を飼育されている方から、SANKO製のバードヒーターでの事故に関する情報提供が2022年1月16日にありました。
【情報提供】
SANKO E55サーモスタット付きのヒーターを使ってましたが匂いとともに焦げ跡が残りました。幸いうちの子は元気そうです。もし同じものを使用している方がいたら、こまめの確認と人がいない間の使用は避けた方がいいと思います。(補足あり) pic.twitter.com/Pe2rJZ6Nut— まいける@大福(文鳥)の飼い主 (@mikel10daihuku) January 16, 2022
(補足)使い方については、説明書のとおりケージの外で使用しており、燃えやすいものもなかったので原因は不明です。現在メーカーに問い合わせしています。Amazonの口コミに同様の事象があったようで、場合によっては発火のおそれもあると思い、情報提供しました。
— まいける@大福(文鳥)の飼い主 (@mikel10daihuku) January 16, 2022
幸いにも火事や火災などの事故につながることはなく、飼育されている文鳥さんたちは無事とのことでした。
バードヒーターは人気の保温グッズで古くから発売されていますが、投稿者の方は2021年4月に購入され、使用して1年も経過していませんでした。
また、説明書どおりにケージの外で使用しており、近くに燃えやすいものもなかったことに加え、Amazonの口コミで同じような事象が投稿されていたので、メーカー問い合わせをされているそうです。
相次いでバードヒーターが焦げる事象が報告
上記のSNSでの投稿以外にも、2022年にSANKO(三晃商会)のバードヒーターを使用していて黒く焦げたり、発火したという報告が相次ぎました。
インコを飼育している飼い主さんからも、「1度バードヒーターが黒く焦げてメーカーのSANKOに連絡し、新品に交換したにも関わらず再度同じように焦げる事象が起きた」との情報が情報をいただきました。
上記がちょうどSNSでバードヒーターの不具合が拡散された2022年1月に起きたものです。
飼い主さんはSANKOに連絡して故障したバードヒーターを新品に交換してもらいました。
しかし、交換したバードヒーターも焦げる事象が2022年11月に再発したとのことです。
黒く焦げているところは電源が入った状態のときには赤く発光していたとのことで、発火の一歩手前だったようです。
1年も経たないうちに交換したバードヒーターが故障したため、SANKOもおそらく原因が特定できずに交換したと推測されます。
バードヒーターの発火で火事のおそれも
上記で紹介してきたSANKOのバードヒーターの不具合は黒く焦げる事象でまだ発火には至っていません。
しかし、SNSの投稿ではバードヒーターから発火したとの投稿も確認されています。
そのため、飼い主さんが気づかずに使用し続けていれば、火事が起きたかもしれません。
事故商品は「SANKO外付け式バードヒーターE55」
事故が起きたのはSANKO(三晃商会)の「外付け式バードヒーターE55」です。
SANKOのバードヒーターE55は、ケージの外に取り付けるタイプの飼い鳥用の保温器具です。
ケージの外に設置するため、電源ケーブルをケージ内に通す必要もなく、ケーブルが愛鳥に噛まれてショートの事故が起きにくいです
さらに、バードヒーターは面で温めるタイプなので、若鳥と比べ、体温調整能力が落ちている老鳥用の保温対策におすすめです。
バードヒーター外側をカバー等で覆うのは非推奨
情報提供と注意喚起のツイートへの返信で、バードヒーターの外側にビニールカバーや布をかけて使用しているとのコメントがありました。
ただ、SANKOのバードヒーターE55の商品ページでは、ケージに向けるパネルの外側にある排熱口をふさがないよう注意書きがあります。
ケージ内を一定温度に保つため、保温性のあるビニールカバーを利用されている愛鳥家も多いので、排熱口を防がないように設置しなければなりません。
バードヒーターE55利用者は設置状況の確認を
もし、SANKOのバードヒーターE55(またはワイドヒーターE49を利用している愛鳥家の方は、設置状況を確認しましょう。
前述したようなバードヒーターの外側をカバーで覆っている場合は、排熱口を塞がない形に設置を変更する必要があります。
また、同じような故障事故が、他のバードヒーターでも起きるかもしれないので、動作に問題なさそうかチェックすることをオススメします。
バードヒーターE55とワイドヒーターE49は終売(2024年追記)
焦げる事象が相次いでいたバードヒーターE55に加え、同じ系統ラインナップのワイドヒーターE49は2023年11月に終売をSANKOが発表しました。
ただ非常に長期に渡って販売されていたため、Amazonや楽天市場などではまだバードヒーターE55が購入可能です。
すでに終売した商品についてはメーカー元であるSANKOからは保証やサポートが受けられない可能性があるため、購入は控えましょう。
後継品として新商品「SANKOスリムヒーター」発売(2024年追記)
バードヒーターE55とワイドヒーターE49が終売した代わりに、2023年9月にスリムヒーターが発売されました。
商品の見た目はあまり変わっていませんが、温度制御のあるPTCヒーターと電子温度制御の2つの温度制御を行うことで安全性を高めています。
さらに、保温できる温度はバードヒーターと同じで、消費ワット数を低くした省エネ設計となっています。
※スリムヒーターはまだ発売して時間が経っていないため、利用者の感想は少ないです。
まとめ・終わりに
今回、2022年1月16日にTwitterに投稿され、注意喚起が広まっているSANKOバードヒーターの故障事故を紹介しました。
SANKOのバードヒーターE55をケージの外で使用していて、黒く焦げてしまったそうです。
幸いケージにいた文鳥さんは無事で、家屋も火事になることはありませんでした。
投稿者の方は現在メーカーであるSANKOに問い合わせをし、回答を待っている状態とのことです。
何が原因だったか、続報がありましたら、記事に追記したいと思います。
それまではSANKOバードヒーターの利用者は使用を控える、または注意を払いながら使用しましょう。
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