【放送後追記】9月20日のダーウィンが来たはフラミンゴ特集!南米の赤い湖に何万羽が集結?

2020年9月19日鳥メディア

2020年9月20日のダーウィンが来たはフラミンゴ特集!南米の赤い湖に何万羽が集結?なんのために?

2020年9月20日にNHK総合のダーウィンが来たにてフラミンゴが取り上げられます。

「天空のフラミンゴ 謎の赤い湖に集結」というタイトルで、魚も住めない赤い湖にフラミンゴが大群で集まる理由に迫ります。

今回、ダーウィンが来たのフラミンゴ特集の放送内容をまとめたいと思います。

9月20日放送の「ダーウィンが来た」概要

  • タイトル:「天空のフラミンゴ 謎の赤い湖に集結」
  • 放送日:2020年9月20日(日)19:30~19:58
  • 再放送:2020年9月22日(火)04:30~04:58
  • 放送局:NHK総合
  • 番組HP:ダーウィンが来た!(NHK)

NHKダーウィンが来たの次回予告で、フラミンゴが飛び立とうとしている様子

米アンデスの高山に数万羽のフラミンゴが集結する不思議な赤い湖がある。夜は氷点下30度まで冷え込み、魚も住めない極限の環境。そこでかわいいヒナを育てる理由とは?

 

ピンク色が特徴的なフラミンゴ

9月20日の「ダーウィンが来た」で取り上げられるフラミンゴは、ピンク色の羽が特徴的な大型の鳥類です。

鮮やかなピンク色が特徴的なフラミンゴ2羽

その他の特徴として挙げられるのはその長い足と首です。

この長い足で片方は折りたたんだ状態で片足立ちした状態で睡眠などを行います。

フラミンゴの長い首には約20個もの骨があり、首の長いキリンの7個に比べ、かなり骨の数が多くなっています。

それゆえ、フラミンゴは首の可動域が広く、長い首を生かして餌を採取します。

今回の放送で紹介されるフラミンゴは、「コバシフラミンゴ」という種類です。

アンデス山脈が広がる地域に生息している全長90~92cm程度の大きさです。

 

南米アンデス山脈の標高4000mにある赤い湖

今回のダーウィンが来たの舞台となる真っ赤な湖というのは、南米のアンデス山脈中央部に存在しています。

乾燥した地域が多い中に突如目が冴えるような赤い色の湖が出現します。

2020年9月20日放送のダーウィンが来たのフラミンゴ特集で取り上げられるコロラダ湖は塩分が含まれた塩湖で真っ赤な色が特徴的

この湖はコロラダ湖と言い、真水ではなく塩が溶け込んでいる塩湖です。

塩分濃度は海水の6倍もあり、塩分濃度の高さから魚は一匹も住んでいません。

 

フラミンゴはもともとは白い鳥

ピンク色が特徴的なフラミンゴですが、もともとはピンク色ではなく孵化したヒナの時は白い羽です。

フラミンゴのヒナの羽の色は元々白い色。赤い藻類などの餌を摂取することで赤色の羽になります。

餌として食べているプランクトンや藻類に含まれているβカロテンなどの色素を摂取することであの美しいピンク色になります。

動物園などで通常の餌だけを与えていると、白い羽になるため、わざわざ着色した飼料を与えています。

ダーウィンが来たで登場するコロラダ湖の真っ赤な色とフラミンゴの羽の色と何か関係がありそうです。

 

フラミンゴはなぜ赤い湖で繁殖・子育て?

この赤いコロラダ湖に何万羽ものフラミンゴが集結し、繁殖活動を行います。

まずはオスとメスは求愛のダンスを行い、動きがぴったりな個体をパートナーに選びます。

大勢の群れでコロラダ湖に集結し、繁殖活動を行い求愛のダンスを行うフラミンゴ

それからこのコロラダ湖の塩湖に巣を作り、卵を産み、ヒナを育てます。

海水よりも塩分濃度が極めて高い塩湖という厳しい環境下でなぜフラミンゴは子育てを行うのか?

ダーウィンが来たではその秘密についても明らかにしてくれます。

 

NHKスペシャル「ホットスポット最後の楽園」でも紹介

南米アンデス山脈にあるコロラダ湖に生息するコバシフラミンゴですが、2020年2月22日(土)に放送されたNHKスペシャル「ホットスポット最後の楽園 Season3」でも紹介されています。

「砂漠と氷河のロストワールド ~南米 アンデス山脈~」から、フラミンゴが集まるコロラダ湖の映像がYoutubeにアップされています。

恐らく、今回のダーウィンが来たの放送は「ホットスポット最後の楽園」の映像を再編集したと推測されます。

 

(追記)放送内容を追記

冒頭に真っ赤な湖に鮮やかなフラミンゴが飛翔して登場しました。

この真っ赤な湖はアンデス山脈の4000mで富士山よりも高い位置にあり、夜になると-30℃と極寒な地になります。

どうしてこんな厳しい地で子育てまで行うのでしょうか?

天空の湖にフラミンゴ大集合

果てしなく続く乾燥地帯を車で走り抜けたあと、真っ赤な湖、コロラダ湖が現れました。

この湖に暮らすのが、コバシフラミンゴで、南米のアンデスの固有種です。

コバシフラミンゴの群れが首をすっと伸ばし皆同じ方向に歩き出しました。

この動きは実は求愛の儀式で、上空から見るとフラミンゴたちが渦を巻くように行進を続けています。

みんな同じように首をキョロキョロとしてながら、動き続けています。

この首や足の動きがぴったり合う個体をパートナーに選択するそうです。

この恋のダンスは、冬の終わりからスタートし、夏の始めごろまで続くとのことです。

コロラダ湖は乾ききった砂漠にある湖

コロラダ湖は、標高4000mを超える砂漠地帯にある湖です。

夜になると氷点下になり、-30℃近い温度まで下がります。

こんな環境下で、フラミンゴたちは群れで固まり、首を羽の中に入れて寒さを凌いでいます。

中には厳しい寒さに耐えきることができず命を落とすこともあるそうです。

なぜこんな厳しい環境にフラミンゴが生息?

なぜ、厳しい寒さのこんなコロラダ湖でフラミンゴが暮らしているのか?

それは、天敵と餌の2つが関係しています。

アンデス山脈にはキツネやピューマなどの天敵が多数います。

しかし、天敵はコロラダ湖までは来ることができないため、天敵から逃れることができます。

さらに、コロラダ湖には塩分濃度が高い塩湖で、塩分を好む赤い藻類のプランクトンが生息しています。

このプランクトンがコバシフラミンゴの主食となるため、食事にありつけ、さらに天敵からも逃れられるため、コロラダ湖で暮らしていくことができます。

実はコロラダ湖の一部は温泉が湧き出ている場所があり、こちらで飲水を確保し、また水浴びを行ったりします。

かわいいヒナの意外な敵

夏を迎えたコロラダ湖では、フラミンゴたちが集まって座り込み、卵を育てています。

泥を寄せ集め、巣を作り、その上で親鳥たちが卵を温めています。

小さなヒナたちは夏でも高山地帯の寒さに耐えられないため、親鳥の羽毛の中で過ごします。

生まれた時のフラミンゴのヒナは真っ白な羽色をしており、親鳥とは別の種類の鳥に見えます。

親鳥からはフラミンゴミルクと呼ばれるいわゆる母乳を与えられます。

実はこのフラミンゴミルクは雌鳥だけでなく、雄鳥も出すことができるそうです。

ある時、アンデスカモメが飛来し、ヒナを襲いはじめました。

撮影した年は湖の干上がりが激しかったため、巣の遠くまで餌を取りに行く必要があったため、留守になってしまい、アンデスカモメに狙われてしまいました。

フラミンゴの雛たちの大冒険

2月になると、ヒナたちも大きくなり、同じ雛たちで親がいる水辺まで走り始めました。

まだ大人のフラミンゴのように飛ぶことができないので、走って向かっていきます。

必死に前へ前へと歩き続けた結果、親たちがいる赤い水辺にたどり着きました。

水の中を探り、水の中にくちばしを突っ込みます。

まだくちばしの形状が整っていないので、上手く餌を取ることはできませんが、親鳥の動きを真似して、餌のとり方を練習していました。

「天空の赤い湖で命を繋ぐフラミンゴ。その美しい姿で極限の地で巧みに生き抜いているのです。」

というナレーションで締められました。

 

まとめ・終わりに

今回、2020年9月20日に放送予定のダーウィンが来たでフラミンゴが特集されることを紹介しました。

南米のアンデス山脈の標高4000mに出現した真っ赤な湖でフラミンゴは生活し、繁殖・子育てをします。

魚が1匹も生息していないような厳しい環境で、なぜフラミンゴは生息するのか?

ぜひ、9月20日19:30のダーウィンが来た!をご覧ください。