インコ用ペレット「ハリソン(HARRISON)」の特徴と種類!与え方や保管方法も紹介

ハリソンは獣医師が長年に渡り研究を重ねてきた、オーガニックなペレットです。
日本でも獣医師のオススメペレットの1つとしてよく取り上げられ、多くの愛鳥家が飼い鳥の健康のために与えています。
今回、ハリソン・バードフードのペレットについて紹介したいと思います。
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ハリソン(Harrison bird Foods)の歴史
ハリソンのペレットは、獣医師であるグレッグハリソン博士が開発しました。
1970年代にフロリダで鳥の動物病院を開設し、鳥の病気の多くは普段の食事から必要な栄養素を摂取できれば予防できることを指摘しました。
それを受け、鳥に必要な栄養素が配合された総合栄養食であるペレットの開発を行い、1980年半ばに鳥用フードを製造しました。
今でもハリソンでは鳥用ペレットに関するさらなる研究が続けられており、その有用性から世界中の鳥専門の獣医師から高い評価を得ています。
ハリソンのペレットの特徴
ハリソンのペレットは農薬、保存料、人工着色料、人工香料、甘味料などは一切使っておらず、オーガニックな素材のみを使用した有機な原料のみを使用して製造されています。
その原材料に厳しくこだわったHarrison’s Bird Foodは、アメリカ農務省の「USDAオーガニック」というオーガニック認証を受けています。
原材料にこだわっているため、値段は他のペレットに比べると高価になっていますが、高い品質のペレットで日本でも人気を集めています。
ハリソンの種類・商品ラインナップ
ハリソンのペレットのラインナップとして、合計4種類あります。
それぞれの種類の特徴や与える時期について紹介します。
1.アダルトライフタイム
アダルトライフタイムは4種類の中でオーソドックスなタイプで常食用として与えるペレットです。
日々の生活するために必要な栄養分が配合されており、鳥種・サイズに応じて粒の大きさが4種類あります。
成鳥のインコ・オウムにハリソンのペレットを与えてみようと思った際に、最初にアダルトライフタイムを選ぶのがオススメです。
2.ハイポテンシー
ハイポテンシ―は換羽期や繁殖期など、通常よりもエネルギーが必要となる時期に与えるペレットです。
アダルトライフタイムに比べ、たんぱく質や脂肪の割合が高くなっています。
羽が生え変わる換羽期や産卵する繁殖期では、羽や卵を作り出すためのたんぱく質と、それに伴うエネルギー源の脂肪が求められます。
換羽や繁殖のタイミングになったら、アダルトライフタイムからハイポテンシ―に切り替えるのがオススメです。
3.ペッパーライフタイム
ペッパーライフタイムは、原材料に有機栽培された赤唐辛子が使用されているペレットです。
栄養成分的にはアダルトライフタイムとほとんど同じなので、アダルトライフタイムの代わりに常食用として与えることができます。
ただ、ペッパーライフタイムの粒の大きさは約10mm(1cm)のサイコロ状のため、大型インコやオウム用サイズとなっています。
4.パワートリーツ
パワートリーツは果実オイルが配合されており、通常のハリソンのペレットよりも嗜好性が高まっています。
かなり高カロリーなペレットになっているので、常食用としてはパワートリーツはオススメできません。
シードからの切り替えや、他のペレットとの併用する形のサプリメントして、その他にも「バードブレッドミックス」という商品があります。
こちらはアダルトライフタイムのペレットとオーガニックなシードが原料となるおやつです。
ペレットの味に慣れさせる意味で、シードからペレットへの切り替えのタイミングで与えるとオススメです。
ハリソンの粒の大きさ
ハリソンのペレットの粒の大きさは以下の4種類があります。
- マッシュ(粉状)
- スーパーファイン(約2mmの粒)
- ファイン(約3mmの粒)
- コース(約10mmのサイコロ状)
マッシュ→スーパーファイン→ファイン→コースの順にペレットの粒の大きさが大きくなっていきます。
小型インコにはスーパーファイン、中型インコにはファイン、大型インコ・オウムにはコースを与えます。
鳥種ごとのハリソンのペレット与える量は?
ハリソンのペレットの与え方として、1日にどれぐらいの量を与えるとよいのでしょうか?
実はハリソンの各種ペレットのパッケージの裏に、与える量の目安が書かれています。
表の与える量の単位として書かれているtspというのは、日本でいうところの小さじ1杯分に相当します。
カッコ書きでグラム表記でも書かれていますが、鳥種ごとに推奨量が定められています。
- オカメインコ、ラブバード:2~5g
- オキナインコ:3-7g
- コニュア:5~9g
- ハト:5~15g
ハリソンのペレットの保管方法について
一般的なペレットの場合、パッケージを開封した後は密閉性の高い容器やタッパーに中身を移して保管するケースが多いです。
しかし、ハリソンのペレットについては容器への移し替えは推奨しておらず、販売されているパッケージのままでの保管が推奨されています。
その理由として、ハリソンのペレットが封入されているパッケージの裏面はアルミニウム素材でできています。
内側のアルミニウムが酸素や光の透過を防き、ペレットの品質が低下するのを防止しています。
そのため、ハリソンのペレットは購入したパッケージのまま保管するのがオススメです。
インコへの給餌で使い終わった後には、できるだけ空気を抜いて封することで品質低下を防げます。
まとめ・終わりに
今回、愛鳥家に人気のペレット「Harrison’s Bird Foods」を紹介しました。
ハリソンのペレットは歴史が古く、鳥の必要な栄養価を満たすように研究開発され誕生しました。
原材料もオーガニックにこだわり、USDAの認証も受けている高い品質のペレットのため、世界中の獣医師から総合栄養食として高い評価を受けています。
日本でも多くの愛鳥家がハリソンのペレットを自分のインコに与えています。
ぜひ、インコに与えるペレットの1つにハリソンのペレットを検討してみてください。
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