インコにパンや炊いたご飯を与えてはいけない!そのうに悪影響も。バードブレッドは?
今回はインコに与えてはいけない食べ物として、パンとごはんについて紹介します。
人間の食べ物である炊いたごはんやパンは有毒性はありませんが、そのうなどの消化器官に悪影響と言われています。
ごはん/パンを飼い鳥が食べてはいけない理由について解説したいと思います。
飼い鳥がパン/ごはんを食べてはいけない理由
人間の食べ物であるパンやごはんは、アボカドやネギ類などのように毒性があるわけではありません。
しかし、パンやごはんは調理されたことで、デンプンが加熱された状態となっています。
インコなどは食べた食べ物を「そのう」と呼ばれる消化器官に一時的に蓄積します。
パン/ごはんの加熱したデンプンがそのうの中で腐ったり、カビが生えてしまいやすいと言われています。
こうしたカビがインコの体内にできてしまう可能性があり、さらに栄養的に優れているものでもないため、パンやごはんを与えるのは控えたほうがよいです。
飼育本ではNGな食材で紹介
多くのインコ飼育本では、パンやごはんはインコに与えてはいけない食材として紹介されています。
また、2020年9月に発売された愛鳥雑誌「鳥ぐらしVol2」でもNGごはんリストとして紹介されています。
※鳥ぐらしVol2の紹介記事はこちら↓
基本的に人間が食べている加工食品はインコやオウムには与えるべきではありません。
パンや炊いたご飯を食べてしまったら?
もし人間が食べていたパンや炊いたごはんをインコが誤って食べてしまった場合はどうすればよいのでしょうか?
人間の食べ物であるパンやごはんには有毒性はなく、緊急対応が必要なものではありません。
加熱されたデンプンを摂取したことで、そのうなどの消化器官でカビが生える恐れがあるというレベルの危険性です。
そのため、大量に食べてしまったなどでなければ、そのまま消化されるのを待ちます。
ただ、愛鳥がパンやごはんを誤って食べたことが心配な場合は、かかりつけ医に相談してみましょう。
バードブレッドは与えても大丈夫?
最近ではバードブレッドと呼ばれるものが広まっており、こちらをインコやオウムに与える方も増えています。
パンが与えてはいけないのに、バードブレッドは問題ないのでしょうか。
バードブレッドについては、そもそもの原料が普通のパンと異なります。
バードブレッドの原料は鳥用の総合栄養食であるペレットで、それを粉末化したものを使いバードブレッドを作ります。
バードブレッドの原料は、ペレットメーカーのハリソン社が「バードブレッドミックス」を販売しています。
このようにきちんと愛鳥用のオーガニックな、バードブレッドについては与えることができます。
ただしバードブレッドは調理を伴いますので、与える場合は必ず調理方法が問題ないか確認した上で与えましょう。
まとめ・終わりに
今回、人間が主食として食べているパンや炊いたごはんをインコに与えてはいけない理由を紹介しました。
パンやごはんは食べ物を蓄積するそのうの中で、腐りやすくなり、負担をかけると言われています。
ただ、中毒性はないため、少し口にしてしまったからといって、危険性は少ないです。
やはり鳥には鳥用の食べ物をメインで与えるのがベストなので、パンやごはんを与えるのは控えましょう。
※インコに与えてはいけない食べ物について以下の記事でまとめています。
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