鳥用ケージの選び方・メーカー編―代表的な3つのメーカーの特徴をまとめてみました。

インコお世話

ケージを選ぶ際に気を付けるべき点について、「ケージの選び方ー注意すべき5つのポイント」で紹介しました。

最も大切なポイントは、その大きさ、サイズですインコによって求められるケージのサイズが異なるため、飼うインコに応じたサイズのケージが必要です。そのほかにも、形や安全性、脱走対策やお世話のしやすさなどを考慮すべき注意点として紹介しました。

これらの注意点を考えるうえで、重要なのがケージのメーカーです。メーカーによって設計思想が異なります。そのためメーカーによって、ケージの特徴に差異が発生します。どのメーカーのケージがベストだというものはありません。選び方としては、インコによってケージで生活する際の注意点を洗い出して、注意点に考慮した機能を持つケージを選ぶのがよいです

今回、日本において代表的な鳥用のケージを作っているメーカーの製品の特長についてまとめてみました。まず、代表的なケージメーカーですが、3つの有名な国内メーカーがあります。

HOEI
SANKO
マルカン

鳥用のケージをネットで探そうとすると、必ずこの3社が出てきます。それぞれのメーカーの特徴をまとめ、比較してお伝えします。

HOEI

HOEIケージ_465パラキート
鳥用のケージをメインで作ってきた唯一のメーカーです。そのため、ペットショップでは最も多くケージをみかけます。
インコ用のケージのサイズバリエーションは一番豊富です。大型のオウムやインコを飼いたい場合は、HOEI一択です
通常、ケージの網は縦網が一般的な中、横網を採用しています。横網のメリットとして、インコが羽を拡げた時に、網で挟まりにくいといった特徴が挙げられます。材質的に一番安全なステンレスケージもサイズに合わせた商品ラインナップが揃えられています。

 

SANKO

SANKO_クリアバード40
小動物用商品に定評がある会社です。鳥用ケージ以外にも、ウサギやフェレット用のケージを販売しています。
小型インコ~中型インコまでをターゲットにしたケージのラインナップで、鳥用ケージの特徴としては、クリアバードなど、他の2社にくらべ、ケージのデザイン性が高いです。特にクリアバード40はデザイン性・機能性・メンテナンス性が優れています。
前面と背面がプラスチックのため、エサや埃がケージの外に飛びにくい、入り口は中からは絶対に開けられない、引き出し部分が高さが確保されているため、掃除がしやすいというメリットもあります。

 

マルカン

マルカンのケージ_バードパレスクリーン
犬や猫の取り扱いが中心ですが、鳥用の飼育用品も取扱いしています。小型インコ~中型インコまでをターゲットにしたケージのラインナップで、ケージの特徴としては、かわいらしいデザインのケージがあります。しかし、反面、すこしおもちゃのように見える面があります。しかし、同じサイズで比較した場合に、他のメーカーよりもコストパフォーマンスに優れています。それでいて、ケージとしての機能は十分備わっているので、選択肢に含まれます。ただ、鳥用ケージの「バードパレス」シリーズには残念ながらステンレス製はありません。

 

上記で紹介したケージのメーカー以外にもまたその他、圧倒的なデザイン性を誇るイタリアのFaprast社があります。こちらはヨーロッパ製ということあり、SANKO,HOEIマルカンとは比較できないくらい、オシャレです。ただし、その分価格も高いです。

どのケージにするかは、インコを飼うにあたり、最初の第一歩となります。

そこで、適切でないケージを選んでしまった場合、新しいケージをまた購入してお金がかかりますし、引っ越しはインコにもストレスになりますどうしても値段でケージを選択してしまいがちですが、しっかり家族の鳥のサイズ・性質に合わせたケージを用意してあげましょう。

 

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