インコにお留守番してもらう際の条件・注意点まとめ~寂しさ・退屈対策にテレビやラジオも

2018年8月17日インコお世話

インコにお留守番してもらう際の条件・注意点まとめ

愛鳥家が旅行や外出などで1日程度、家を空ける場合、インコにお家でお留守番してもらうことがあると思います。しかし、インコだけでお留守番できるか、インコの年齢や体調などの条件があります。さらに、留守番の際の注意点がいくつかあります。そこで、今回、お家のインコにお留守番してもらう際の条件と注意点をまとめてみました。

 

お留守番できる日数は1泊が限度

前回紹介した「インコの留守番は何日まで(1泊・2泊)?飼い主が旅行や外出でお出かけできる期間」で、インコだけでお留守番できるのは、1泊が限度と紹介しました。

インコの留守番は何日まで(1泊・2泊)?飼い主が旅行や外出でお出かけできる期間

ペレットやシードなどの食事やお水は1日で傷み、状態が悪くなります。そのため、2泊以上の旅行や外出の場合は、ペットホテルや友人に預ける必要があります。

 

お留守番できるインコの条件

1泊までならインコだけでお留守番できると紹介しましたが、それには条件があります。お留守番できるインコの条件は以下の2点です。

  1. 成鳥であること
  2. 健康で体調面に問題ないこと

成鳥であること

幼鳥や老鳥のインコは、成鳥に比べると体調を崩しやすい傾向にあります。そのため、1泊の留守番といえど、その間に体調が悪化し、落鳥してしまう恐れがあります。もし、それでも留守番が必要な場合は、カメラなどをセットして様子を確認できる環境を用意しましょう。

また、ヒナに至っては一定間隔で給餌が必要なため、絶対にNGです。

健康で体調面に問題ないこと

体調不良になっているインコをおいて、留守番することはできません。少し元気がない場合も、急変することが十分に考えられるので、健康で元気な状態が条件になります。

 

インコが留守番するときの注意点

インコに留守番してもらう際の注意点は以下の通りです。

  1. 出発直前にごはんや水などのお世話を
  2. シードやペレットが空にならないよう、普段より多めに
  3. ケージにおやすみカバーはかけない
  4. エアコンなどで適切な温度管理を行う
  5. 寂しさを紛らわすためのおもちゃ、テレビやラジオの活用も

インコが留守番できるのは何泊まで?

出発直前にごはんや水などのお世話を行う

インコのごはんや水などの食事は、時間が経過するごとにどんどん傷んでいきます。そのため、1泊した翌日も食べられるように、できるだけ出発直前にごはんやお水を与えるようにしましょう。また、ケージの清掃も出発前に行うことで、留守番の間、きれいなケージで過ごすことができます。

シードやペレットが空にならないよう普段より多めに

1泊の間、家を空けるため、食事がなくなってしまうと、インコがお腹をすかせてしまいます。通常の与えている量では、食べ切ってしまう可能性もあります。そのため、普段よりもシードやペレットは普段よりも多く与えるようにしましょう。

インコを留守番させるときは十分なごはんとお水を用意する

インコの中には、シードやペレットをこぼしやすい子もいます。そうした場合は、フン切り網を外しておくと、エサ入れからこぼれたシードやペレットを食べることができます。

ケージにおやすみカバーはかけない

インコは留守番の間、ずっとケージの中で過ごします。おやすみカバーをかけるとケージの中は真っ暗な状態です。

インコがお留守番の際はおやすみカバーをかけない

もし、飼い主などの家族がいない状態で、真っ暗な状態でいると、インコがパニックになる恐れがあります。そのため、おやすみカバーをかけないようにしましょう。日照の変化を感じられる、窓がある部屋にケージをおいてあげるのがオススメです。

エアコンなどで適切な温度管理を行う

夏場の気温はインコにも暑く、熱中症にもなりかねません。そのため、エアコンで適切な温度に保てるように、温度管理を徹底しましょう。

また、逆に冬場は寒くなります。寒さに弱いインコが多いので、こちらもできるだけインコが快適な温度に保ちましょう。ただ、エアコンだけでは十分ではない場合があります。その場合は、保温電球+サーモスタットや、パネルヒーターなどでケージを保温してあげるようにしましょう。

寂しさを紛らわすためのおもちゃ、テレビやラジオの活用も

飼い主がいないと、インコは寂しいと感じます。そのため、留守番の寂しさや退屈を解消してあげる必要があります。お留守番中は、インコが好きなおもちゃなどをケージに設置してあげましょう。ただし、おもちゃの設置しすぎはケガにつながるため、ケージのサイズに応じた適切な個数を取り付けましょう。

また、飼い主がいない寂しさを和らげるため、テレビやラジオを活用する方法があります。

インコの寂しさを和らげるため、テレビやラジオを付ける

ラジオやテレビを流すことで音が出るので、インコの寂しさを紛らわすことができます。付ける際はタイマー機能などで、一定の間隔でテレビやラジオをONするようにしましょう。

 

ネットワークカメラで外出先でも様子を確認

インコにお留守番してもらう際に、オススメしたいのがネットワークカメラの設置です。

インコのお留守番の様子を確認できるネットワークカメラ

家庭内の無線LAN(wifi)に接続したカメラをケージの前に設置しておくと、外出先のスマホなどで愛鳥が留守番している様子を確認することができます。

インコがケガや体調不良になってないか心配な飼い主の方にオススメです。また、留守番の時に愛鳥がどんなことをしているか、愛鳥の知らない一面を知ることもできます。

 

まとめ・終わりに

今回、インコにお留守番してもらうために、お留守番できるインコの条件と、お留守番の際の注意点を紹介しました。

お留守番できるのは、成長して大人になった成鳥のインコです。幼鳥や老鳥の場合、急な体調変化があるため、お留守番させるのはオススメできません。また、体調が思わしくない子をお留守番させるのも控えましょう。

実際にお留守番させる際に気を付ける注意点についても紹介しました。外出中は何が起きるか分からないので、しっかり万全の準備を行いましょう。留守番の様子を確認するためにネットワークカメラを設置するのもオススメです。

お留守番させる際は、自分の愛鳥がしっかりお留守番できるか検討し、飼い主がいない状態でも過ごせるよう、準備を行ってあげましょう。