ホーム・アローン3に登場するオウムの種類は?実はオウムではなくインコだった!
先日12月6日の金曜ロードショーで「ホーム・アローン3」が放送されました。
これまでと異なり、寺田心くんが主人公の声優を務め話題になりましたが、ホーム・アローン3ではオウムも登場し、大活躍を行いました。
今回、ホーム・アローン3に登場したオウムの種類を解説したいと思います。実はオウムではなく、インコだったのです!
※アイキャッチ画像はホーム・アローン3の映画のワンシーンより
ホーム・アローン3は名作コメディ映画
ホーム・アローンはアメリカのコメディ映画の名作シリーズです。
自宅などに侵入しようとする犯人に対し、主人公が仕掛ける様々ないたずらを駆使して撃退するストーリーです。
ホーム・アローンは1990年に公開された初代から、完結作のホーム・アローン5までの合計5作品が公開されています。
シリーズの中でも1997年に公開されたホーム・アローン3は、作中で主人公が犯人に仕掛けるいたずらのクオリティが史上最高と言われています。
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2019年12月6日(金)の金曜ロードショーで放送された際には主人公のアレックスの日本語吹き替え役に、子役として有名な寺田心くんが起用されて話題になりました。
金曜ロードショー放送後、SNSでは寺田心くんの吹き替えの演技を高評価するコメントが相次ぎました。
作中ではオウムが主人公に匹敵する活躍!
ホーム・アローン3では主人公はもちろんですが、オウムも映画の中で大活躍します。
FBIの捜査官が7年間捕まえることができなかった犯人グループの1人を、オウムの働きぶりで逮捕に導きました。
オウム目の特徴的な足である「対趾足(ついしそく)」を活かした「2枚よこせ」は名ゼリフとして、映画好きに知られています。
金曜ロードショーでの放送では、オウム役の声優が岩崎ひろしさんから矢島晶子さんに変わりました。
元々矢島晶子さんは主人公のアレックス役を担当されていたのですが、主人公→オウムへのキャスト変更も話題になりました。
実はオウムではなく、ボウシインコというインコ
ただ、ホーム・アローン3のキャストとして紹介されているオウムは、実は厳密にはオウムでなく、インコに分類されます。
種類はボウシインコで、見た目の様子や首の後ろの黄色い羽の色合いから「キエリボウシインコ」の可能性が高いです。
キエリボウシインコは、ボウシインコの仲間です。
ただ、キエリボウシインコは野生の個体数が減少しており、絶滅危惧種に分類されています。
絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引を規制するワシントン条約の中でも、最も希少性が高いとされる附属書Ⅰにリストアップされています。
野生動物の国際取引を規制するワシントン条約(CITES)の解説記事はこちら↓
オウムとインコの見分け方
オウムとインコは、分類学上もオウム科とインコ科に分かれて分類されています。
「サイズが大きいとオウム、小さいとインコ」と考えている方も多いですが、実は誤りです。
見分ける方法は頭の上にある「冠羽」と呼ばれる羽の有無です。
- オウム:冠羽あり
- インコ:冠羽なし
オウムとインコの違いについて、こちらの記事で鳥ビアとして紹介しています。
まとめ・終わりに
今回、ホーム・アローン3に登場するオウムは、実はボウシインコであるという紹介を行いました。
羽の見た目からキエリボウシインコである可能性が高いです。
かつては大型のインコはオウムと言われることが多かったですが、オウムとインコには明確に分類の基準があります。
鳥の種類がインコであるとわかると、名ゼリフ「2枚よこせ」がインコの対趾足から生まれたことも理解できます。
ぜひ、色々な角度から名作コメディであるホーム・アローン3をお楽しみ下さい!
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